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結婚しない 2話 感想 [結婚しない]

結婚しない第2話「結婚したい!!でも、譲れない条件とは!?」の感想(あらすじネタバレ含む)です
今回は千春(菅野美穂)のお見合いストーリーがメイン
千春は母の紀子(市毛良枝)から半ば強引に見合いをセッティングされ渋々了承
お相手は40歳初婚年収700万の浅井隆史(池内万作)なる人物
しかも相手の年齢を全く気にしないということで紀子はノリノリでこの相手との結婚を期待しています


もちろんね・・・
視聴者はわかってる
2話の段階で見合いがまとまって結婚なんて流れになるわきゃねーと
だから「どーせ何か問題が起きて破談になるんだろ」と思いつつも見てしまうドラマ好きの性
どんな「オチ」が待ってるかを期待しているのかもしれない


見合い相手・浅井を演じるのは父に伊丹十三、母に宮本信子を持つ「サラブレッド」の池内万作
とにかくめちゃくちゃ不器用で奥手なイメージのある典型的な「見合い結婚相手」
レストランで周囲の目を気にせず必死に千春の趣味であるヨガのポーズを取ろうとする浅井
そんな浅井の挙動不審ながらも一生懸命な姿に千春は誠実さを感じて心ときめかされちまいます
そして次は美術館デートを自分から誘っちまうほどです


千春と春子(天海祐希)の半ば押しかけ的な共同生活は順調な様子
寝坊して遅れそうになる千春を頼まれてもいないのにバイクで送ってあげる春子
マンガに出てきそうなほど「超」が付くほどのお人よしなはるちゃんです


そんなはるちゃんが左遷された生花店「メゾン・フローラル」に遊びに来た千春
そこで先日袴田にボロボロにされコケて泣きそうになってた千春を助けた工藤(玉木宏)と再会
世間は狭い
ドラマの登場人物の世間はさらに狭い


千春は前回工藤ちゃんからもらったガーベラ(花言葉は「一歩」)が胸にときめいていた
やはり見合い相手の浅井に対するときめきとは違うんだろう
意識していないが既に無意識に工藤ちゃんに惹かれつつある千春の様子が描かれる


工藤は本当に思慮深い性格
千春に対しての対処もそうだったし、
春子が本社のデザイナーから左遷され店長になった事を気まずそうにしているのを察し、
すぐに話を切り替えるなど本当に思いやり溢れる男性として描かれている


千春は浅井とこのまま結婚に突き進んで良いのか、
浅井に対する思いは何なのかでいろいろ悩む
誠実だし条件も良い浅井だが、何か「プラスα」が足りないのだ


そんな時春子は浅井の婚活ブログを知り、
そこでかつて見合いした20代女性へ想いが断ち切れない辛さや、
春子で「妥協」するという内容の文面、
さらには妻帯者が条件であるドイツ出張についてきてもらえるなら誰でも良い的な実情まで判明
普段は奥手なくせにネット上では本名フルネームでしかもこんなあからさまなブログを展開している浅井


当然、大のおせっかい焼きの春子は千春にそのことを告げる
千春が浅井に傾きつつあっただけに言い辛い状況ではあったが・・・
千春はショックを受けつつも、自分も大してトキメキがなかったことを認める
しかしやっぱり女性にとって不快な内容であり気分が悪い千春
心配した春子に居候の分際で八つ当たりして「同情なんていらねーよ」的に噛み付いちまいます


千春と春子は毎回1回はこんな感じで今後も衝突していくんでしょうね
これまではどっちも千春が一方的に噛み付くばかりでしたが・・・


傷心の千春は同い年の既婚者友達の家にお呼ばれする
豪邸にイケメンのダンナをゲットしてハピネス前回に思えた友人の由香里(西山繭子)
しかしそのダンナの会社も倒産寸前のようでゆかりんは密かにパン屋さんでパート勤めをしていた
ゆかりんは「でもこういう状況になって私は金目当てじゃなく、本当にダンナが好きで結婚しただと再認識できて今とても幸せなの。強がりじゃないわ。」的な世の男性が聞いたら泣いて喜びそうなセリフをサラッと吐き、
その言葉に素直に羨ましいと思えた千春


これで千春は自分が恋をしたいんだということに気がついたのである
相手の条件とか家族や職場などに押されて流されて結婚するんじゃなく、
相手を好きになり、そして相手にも自分を好きになってもらって結婚したいんだと気づいたのである
そんなことは35歳になるまで気づかないようなことなのか疑問だが、
ただ35歳で千春(と、言うか菅野)ほど若い容姿はなかなかいないだろうしミニスカートはきまくりだし浅井がブログで千春の事を「やはり年齢を感じた」という言い方はどうかとは思う


そんな思いやりのない浅井に千春はキッパリ断りを入れる
浅井も浅井で出世には不可欠なドイツ出張を是が非でも勝ち取りたくその為に結婚に必死だった
そこには愛情もなにもあったもんじゃない
オレには女性心理はわからないけど、こんな相手と結婚したいと思う女性がいるのかなと考えてしまった
でも条件だけは良いからそれだけの為に結婚を選択する女性もいるのなぁ


とにかくこれで千春と浅井はおさらば
千春はまたコンビニであれこれ買い込んで「春子プロデュース」の噴水公園へ
するとそこに天文学的確率のタイミングで工藤ちゃんもやってくる
世間は狭い
ドラマ登場人物の世間はさらに狭い


工藤に春子とケンカしちまったことを告る千春
工藤は「こんな時こそとっとと帰れ」と優しく諭す
そして言われた通りにノコノコとマンションに戻ると春子が外で待っていた
な~んと工藤が「今から店長に会いたがってる人が行きますから外で待っててください」と電話を入れたのだ
どんだけいい奴なんだ工藤ちゃん!!


そして部屋に戻り、先日工藤の前で買った花を眺める千春&春子
その花はアスター
花言葉は「信じる恋」
それを眺めながら工藤に対する恋心を信じる春子でありました

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千春にとっては最悪な見合いだったけど、自分にとって何より大切なモノを気づかせてくれたね
自分の弱さを知らないくせに強がりの汽車を走らせていた千春
でもやっぱり1人は寂しい、そして「恋愛結婚」がしたい
それに気づいた千春の「35歳の成長」が描かれたストーリーでしたね
千春の「譲れない条件」こそが「恋愛から発展する結婚」だということがハッキリしたのです


とにかく工藤ちゃんが32歳フリーターということを除けば完璧な人物として描かれている
イケメンだし思慮深い
でも絵画に関する挫折感や葛藤なども描かれていましたね
これまでは千春を励ます側だった工藤だけど、
今後は工藤を励ます千春の姿や、そんな千春に惹かれ始める工藤も描かれるかも?


これまで「点」であった千春と春子と工藤
これが「ドラマの登場人物の世間」の狭さで全員顔見知りということで「点」から「線」へと繋がった
この「線」が三角を描けば三角関係になる
春子は工藤を愛するのか
それとももう春子は恋愛拒否症なんだろうか??


春子にとっては今の自分や自分の生活を変えない相手であることが絶対条件
多分こーゆータイプの人って現実にも多いんだろうなと思う
自分の時間を大切にしたいから結婚を否定するという考えも晩婚化の一因だし
ただ春子は上司の樋口(石橋凌)との長い不倫で婚期を逃ししまった過去もある
やっぱり樋口との関係はある意味トラウマ的になっているのではないだろうか


次回は千春の元カレ・小島 圭介(中村俊介)が再登場する
婚約相手と破談になったという設定だ
そして千春にホテルみたいなとこでキスを迫っていたが・・・


以上、結婚しない第2話「結婚したい!!でも、譲れない条件とは!?」の感想(あらすじネタバレ含む)でした
第2話の視聴率は13.6%で1話よりもUPしました
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