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カレ、夫、男友達 最終回 感想 [カレ、夫、男友達]

カレ、夫、男友達 最終回(8話)「愛という名の不思議」(視聴率8.1%)の感想レビューです
あらすじをネタバレしますからまだ見てない方はご注意くださいね

前回のラストで邦一(ユースケ・サンタマリア)と麻子(木村多江)は練炭心中自殺を図ります
ギリギリの所で気づいた治子(真木よう子)と育子(夏帆)が助け二人は一命をとりとめます
麻子は邦一より先に意識を取戻します
真っ先に邦一の事を聞く麻子に呆れる治子
麻子はどんだけ邦一のことが好きなんでしょうか・・・


一方邦一はなかなか意識が戻りませんでしたがついに戻ります
しかし記憶喪失状態です
記憶を失った邦一はとてもピュアな青年になっていました
そんな純粋な邦一にさらに惚れ直してしまう麻子
もう邦一にベタ惚れ状態です

それにしても木村多江って本当に美しい
幸薄い役ばかり演じてるからルックス気にしてなかったけどこのドラマの出演者では最強かと
思わず見とれてしうまうほどの美しさです

結局邦一と麻子は修司 (長塚京三)が強引に別れさせてしまいます
邦一との別に涙する麻子
結局この二人はどうやって結婚に至ったのかわからないままでしたね
麻子がなぜ邦一をここまで不自然なほどに愛してるのかも謎のままで終ってしまい超消化不良・・・
この最終回はちょっと急ぎ足で飛ばしすぎた気がしますね

育子は岸(三浦貴大)の子を妊娠します
岸にそれを伝えるとあっさり結婚
育子は初めて真実の愛に目覚めます

そして久々登場の島尾(森本レオ)
育子に結婚の報告をされ育子は「今度紹介するね」と紹介の約束まで・・・
育子は岸にホームレスと初体験をしたということまで明かす気なんでしょうか

その現場に「強引過ぎる偶然」で通りがかった修司
育子がホームレスと初体験をしたことを知っている修司は島尾がその相手だと直感
「娘から離れろ!」とケンカを吹っかけます
さらに育子が確信犯としか思えないタイミングで「実は私おなかに赤ちゃんがいるの」と続けます
さらに激昂して島尾を押し倒す修司

結局勘違いということで終りますが、なぜか育子は怒って帰ってしまいます
しかも島尾はこれでもう登場せず終り
まともな会話なにもなし
これも唐突でしたね
ちょっとこの最終回は飛ばしすぎましたね

そして洋子(高畑淳子)
あまりにも挑発的な略奪相手の雅美(片岡礼子)に挑発されまくりです
洋子は「物の怪」状態の表情になり雅美を睨みます
8日8晩滝に撃たれて修司への未練を全て絶ったつもりでしたがやはり断ち切れていないんです
今回の洋子は明らかに「憎悪」の感情が戻っていました

いよいよ雅美が出産となり待合室で待つ修司・治子・洋子の3人
修司の手を握っている洋子
しかし赤ちゃんが生まれた瞬間に修司が手を振りほどき部屋に駆け込みます
この最終回のクライマックスと言っても良い象徴的シーンでした
愛が完全に終った瞬間・・・

雅美はどこまでも挑発的かつ非常識
生まれた赤ちゃんを抱いてくれと洋子に願います
洋子は涙を流しながら抱きます
「子供が生まれることが嬉しいのよ」と言いながら泣く洋子
涙の理由の真意は明らかに違うでしょう・・・

熊木(徳井義実/チュートリアル)はアフガニスタンの野営地から治子にメールをします
「またやり直したい」ではなく「また出会いたい」と
わがままでまっすぐで甘えんぼな治子が好きだと
治子は「私も」と返信しかけます
しかし思いとどまって「もう付きまとわないで。未練がましい男は大嫌い」と返信し熊木への思いを断ち切ります

そして半年後
育子の結婚式
修司に「今までごめんなさい。私ああしてパパに甘えていたのかも」と言って素直に抱きつく育子
これもずいぶん唐突な展開
ちょっとこの最終回は飛ばしすぎですね

ただ修司も決して良い父親ではないよなぁ
妻子を捨てたこと以外にもいろいろと・・・
典型的な「優しい良いパパ」ではないですよね
なんだかんだで身勝手な言動が目立ちますし
洋子への配慮も全編通じてなさすぎる

そういえば最終回なのに八木(平岳大)は登場しませんでした
この人物のおかげで話がこじれたわけなんですけどねぇ
平幹二朗と佐久間良子の息子である平岳大
三浦友和と昭和の大スター山口百恵の息子である三浦貴大との「サラブレット共演」ならず
どっちも同じ苗字名乗っているにも関わらず意外と親のこと知られてないですよね

そしていよいよラストシーン
結婚式に遅れてアフガンから戻ってきた熊木
「強引過ぎる偶然」で治子とバッタリ遭遇
「あのメールで言ったこともう一度オレの顔を見て言ってみろよ」と最高にカッコいいセリフを吐く熊木
ヒゲも剃ってめっちゃ端正な顔で玉木宏ソックリ!!
とにかくこのシーンのクマちゃんはいろんな意味でカッコ良すぎました
もう芸人の演技じゃないよあれ
カッコ良すぎ(>_<)

そんなクマちゃんにもうメロメロの治子
泣きながら「もう付きまとわないで。未練がましい男は大嫌い」と無理しながら言い切ります
それでもくまちゃんは「そこまで言われてもオレ治子のこと嫌いになれないんだよ」と言います
ここで名曲「輝かしき日々」が流れます
安藤裕子によるこの曲は本当に良い曲です
個人的に今年のベストソング!!
今回は冒頭にこの曲を流しませんでしたからね
この曲をバックに抱き合う二人
そしてドラマはその後の展開を全く描かずに何もかも曖昧なまま終っちまいました・・・

とにかくはしょりまくった最終回でしたね
治子と久美(高橋かおり)の仲直りの経緯とか全くなかったし
そもそも育子達は大学院生なのにどうやって生活していくのか
ついでに言えば麻子だってそう
みんな洋子が面倒見るのかな
金持ちはいいね
いざとなったらいつでも戻れば養ってもらえる「実家」があるんだから

それにしてもこのドラマ続編あるんじゃないでしょうか
邦一だって記憶が戻るかもしれない
育子たちの結婚生活もそう簡単に順風満帆でいくわけがない
現に洋子が「これからよ育子の本当の幸せも悲しみも」と暗に波乱の展開をほのめかしてますし
結構反響あったみたいだし続編あれば面白そうですね
治子だってあれほど強く断ち切った熊木への思いを簡単に戻すとも思えないしなぁ
でも抱きついちゃったし・・・
どうするんだろう
結婚する気もない治子
でも育子の結婚を見ていてなんとなく自分もしたいような表情してたんですよね・・・

それにしてもこういう「あとはご想像におまかせします」的な終わり方させるドラマ多いなぁ最近
結末やその後どうなったかをしっかり描いてくれるドラマの方が個人的には好きです

「思いわずらうことなく愉しく生きよ」を最後にクローズアップさせてきましたね
言わずと知れた江國香織によるこのドラマの原作ですよ
結局人間誰もがこの言葉に尽きるのかもしれませんね・・・

以上、カレ、夫、男友達 最終回(8話)「愛という名の不思議」の感想レビューでした
実におもしろいドラマでした!
続編期待します!


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