代償 1話 感想 [代償]
Huluドラマ、代償・第1話 「過去」 感想(ストーリーあらすじネタバレ含む)
子供の頃に付き合った友達はその後の人生や人格形成に大きな影響を及ぼすものだ
意識が高くポジティブで上昇志向が高い友達を持てばその友達に引っ張られて自分も上昇・常勝人生を歩める
逆に刹那的で享楽的で計画性皆無な友人を持てば自分もその友人に引っ張られ自分の成長の妨げとなる
このドラマを見ていてそのことを強く再認識させられた
やはり幼少期の友人って良くも悪くもその後の人生に与える影響力が絶大なんだなと
徐々に「名優」の貫禄が漂い始めてきた小栗旬にとって今回は初の弁護士役となる
そして心に闇を持ち暗い過去を抱えた人物の破滅型ストーリーを演じる初の新境地という触れ込みだ
だが既に昨年のドラマ「ウロボロス」でそのような人物は演じているとは思うんだけど・・・
小栗旬演じる奥山圭輔は誰もが一目置く実力派若手弁護士
美しい婚約者・真琴(高梨臨)を持ち、その父親は所属する大手弁護士事務所の所長であり玉の輿も目前
一見、誰もが羨む(実際同僚の弁護士に目の敵にされてもいる)輝かしい未来が約束されたかのような人物
ドラマならではの典型的リア充サクセスストーリーバク進中という設定のキャラである
ついでに長身・イケメンだ
もう何も言うことはねぇ・・・何も言えねぇ・・・(小栗と北島は同い年)
しかし、そんな圭輔は人に婚約者の真琴にも言えない凄惨な過去を持っていた
子供の頃に数奇な運命で付き合うことになってしまった友人の安藤達也によって両親を殺された
その後はその達也の母親に引き取られたがそこで虐待を受け強迫性障害を患っている
そしてその達也が殺人事件の容疑者として警察に逮捕されその弁護を依頼されたという経緯だ
自らが目を背けてきた凄惨な「過去」とモロに向き合わなければならなくなった
二度と顔も見たくなかった達也との17年ぶりの再会によって・・・
この1話冒頭で倒置的にラストストーリーの部分が描かれているが、結局圭輔は弁護士の職も将来も婚約者も失い、さらには容疑者となって警察に追われる身となっている
そしてどこかの廃墟ビルの中で対峙した達也を殺そうとする・・・
余程のどんでん返しがない限りは完全な破滅型ストーリーのようだ
まだこの1話の時点ではこの安藤達也という人物描写がはっきりしていない部分も多い
まずこの殺人事件は達也が起こしたものではないがなぜかその犯人の男に容疑者として出頭させられている
それを拒むこともできない何らかの事情があるらしい
そして子供の頃に圭輔の両親が火事で焼死した事件
今のところこれは達也が両親を殺したというストーリー展開になっているがこれは「真相」がありそうな気がする
確かに達也は睡眠薬を圭輔の両親に盛った
だがそれは圭輔の母親に対する性的好奇心の為だったように思える
そして火事が発生した後は圭輔を必死に助けようとしているのだ
わざわざ放火する意味もないように思える
だが別の友達の仕業として少女をビルから突き落として転落死させた描写がはっきり描かれている
やはり達也は「サイコパス」ということなんだろう
さらに冒頭の対峙のシーンで他に何人も子供の頃に殺していることが示唆されてもいる
キャラ設定も天才的な犯罪教唆能力を持っているとされている
だが完全な「悪」とも考えにくいフシもある
このあたりがまだ1話の時点でははっきりしない
圭輔は達也の弁護依頼を徹底して拒んでいたが、婚約者の真琴がその依頼を代わりに引き受けようとしたことで、自ら受けることになる
そしておそらくわざと裁判で負けて有罪にさせる狙いなんだろう
「あのモンスターを世に放つわけにはいかない」と口にしている事から
その達也の母・道子が相当な悪党のようで、圭輔のトラウマにも大きく関与しているらしい
演じるのは片岡礼子だがまだ44才の彼女が38才の高橋努の母親役ってムリありすぎるだろ!
他にいなかったのかよ(笑)
まー役柄上は達也は30前くらいの設定で道子も見た感じ10代で達也を産んだっぽいキャラだけどさ
そして圭輔を父親代わりのように温かく接している吉田肇(平田満)だが、圭輔との関係性がよくわからない
公式で「義理の父親」となっているが、当然血縁関係もなく未婚の圭輔だけに配偶者の父でもない
どこで「赤の他人」の圭輔の「父親代わり」となったのかがこの1話でははっきりしない
だが圭輔は当初達也の家に引き取られたが母親の道子の虐待で苦しめられたシーンが描かれている
とてもじゃないがあんな環境で生活していたんじゃ弁護士になれるわけがない
その後圭輔を引き取ったのがこの肇であり、この肇の庇護の元で弁護士になれたのだろう
それにしても小栗旬の子供時代を演じる小林喜日くんだが、彼は「ウロボロス」でも子供時代の小栗旬を演じていて、今回再び演じることになる
あの時もそうだったが本当に小栗旬に顔がそっくりだ
小栗旬の子供の頃はこんな感じの顔だったんだろうなぁって容易に想像ができてしまうほどに
それにしても子供の頃(特に小学校時代)の友人ってホント影響力強いよね
小学生時代にどんな友達と付き合うかで一生が決まると言っても過言じゃないかもしれない
とくに男子の場合は尚更ね
女子の事はよくわからない
オレは女子でも女性でもオカマでもないんだから
オレは・・・このオレは男の中の男なんだから・・・嘘です調子乗りましたごめんなさい
そして子供は友達を選べない
親の仕事によって住む地域・学校を決められそそこの相手と強制的に付き合わなければならなくなることもある
学校の中でも所属するクラスによって人生が左右されることも大いにありうる
良いクラスメートに恵まれればその後良い人生が歩めるだろう
だが悪い影響を与えるようなクラスメートが多いクラスに入ってしまえば・・・
イジメ体質の生徒が多いクラスに入ってイジメの対象に入ってしまえば・・・
そう考えるとクラス替えというものは人間にとって人生で最初に迎える「分岐点」と考える事もできる
それくらいどのクラスに所属するかはシビアだ
どんなクラスメートと一緒になるか?
そしてそれを担当する担任教師の管理能力
つくづく子供は自分で友達を選べない
どのような親の元に生まれ、どのような学校・クラスに所属するか・・・これはもう天運・天命の領域なんだろう
今回のストーリーはまさにそれだった
利発な圭輔は達也に不気味かつ危険なものを敏感に察知して達也と付き合うのを拒んだ
しかし両親が「なぜ仲良くできないの!」と強制的に達也と友達付き合いすることを求めた
達也も達也で圭輔の両親に取り入るのが上手かったというのもあるが
だがあんな露骨に「いい子」ぶったり突然抱き着いてくる他所の子供がいたら大抵の母親は気持ち悪がるだろう
しかももう小学校高学年(12歳?)くらいで体も大きいのに着替えの最中に入ってこられても平然としてるし
とにかく不気味な達也の少年時代
そもそも子供が睡眠薬なんてどうやって入手したんだか
だが達也に「汚い金」を稼がせる道子にも当然問題があるし
達也も達也で闇は深そうである
達也にとっては圭輔が唯一の「親友」だったのかもしれない
結局悪事に走ってしまう人間は突き詰めれば「愛情」に飢えていた結果なのである
幼い頃満足に親の愛情を受けてこなかった・・・
思春期に友情や恋愛で上手くいかないことが多かった・・・
やっぱり10代や子供の頃にどれだけ愛情を受けてきたかもとても大事なんだと思う
子供の時に誰と付き合っていたかとどれだけ愛情を受けたかは人格形成に決定的な影響を及ぼすのである
子供の頃に付き合った友達はその後の人生や人格形成に大きな影響を及ぼすものだ
意識が高くポジティブで上昇志向が高い友達を持てばその友達に引っ張られて自分も上昇・常勝人生を歩める
逆に刹那的で享楽的で計画性皆無な友人を持てば自分もその友人に引っ張られ自分の成長の妨げとなる
このドラマを見ていてそのことを強く再認識させられた
やはり幼少期の友人って良くも悪くもその後の人生に与える影響力が絶大なんだなと
徐々に「名優」の貫禄が漂い始めてきた小栗旬にとって今回は初の弁護士役となる
そして心に闇を持ち暗い過去を抱えた人物の破滅型ストーリーを演じる初の新境地という触れ込みだ
だが既に昨年のドラマ「ウロボロス」でそのような人物は演じているとは思うんだけど・・・
小栗旬演じる奥山圭輔は誰もが一目置く実力派若手弁護士
美しい婚約者・真琴(高梨臨)を持ち、その父親は所属する大手弁護士事務所の所長であり玉の輿も目前
一見、誰もが羨む(実際同僚の弁護士に目の敵にされてもいる)輝かしい未来が約束されたかのような人物
ドラマならではの典型的リア充サクセスストーリーバク進中という設定のキャラである
ついでに長身・イケメンだ
もう何も言うことはねぇ・・・何も言えねぇ・・・(小栗と北島は同い年)
しかし、そんな圭輔は人に婚約者の真琴にも言えない凄惨な過去を持っていた
子供の頃に数奇な運命で付き合うことになってしまった友人の安藤達也によって両親を殺された
その後はその達也の母親に引き取られたがそこで虐待を受け強迫性障害を患っている
そしてその達也が殺人事件の容疑者として警察に逮捕されその弁護を依頼されたという経緯だ
自らが目を背けてきた凄惨な「過去」とモロに向き合わなければならなくなった
二度と顔も見たくなかった達也との17年ぶりの再会によって・・・
この1話冒頭で倒置的にラストストーリーの部分が描かれているが、結局圭輔は弁護士の職も将来も婚約者も失い、さらには容疑者となって警察に追われる身となっている
そしてどこかの廃墟ビルの中で対峙した達也を殺そうとする・・・
余程のどんでん返しがない限りは完全な破滅型ストーリーのようだ
まだこの1話の時点ではこの安藤達也という人物描写がはっきりしていない部分も多い
まずこの殺人事件は達也が起こしたものではないがなぜかその犯人の男に容疑者として出頭させられている
それを拒むこともできない何らかの事情があるらしい
そして子供の頃に圭輔の両親が火事で焼死した事件
今のところこれは達也が両親を殺したというストーリー展開になっているがこれは「真相」がありそうな気がする
確かに達也は睡眠薬を圭輔の両親に盛った
だがそれは圭輔の母親に対する性的好奇心の為だったように思える
そして火事が発生した後は圭輔を必死に助けようとしているのだ
わざわざ放火する意味もないように思える
だが別の友達の仕業として少女をビルから突き落として転落死させた描写がはっきり描かれている
やはり達也は「サイコパス」ということなんだろう
さらに冒頭の対峙のシーンで他に何人も子供の頃に殺していることが示唆されてもいる
キャラ設定も天才的な犯罪教唆能力を持っているとされている
だが完全な「悪」とも考えにくいフシもある
このあたりがまだ1話の時点でははっきりしない
圭輔は達也の弁護依頼を徹底して拒んでいたが、婚約者の真琴がその依頼を代わりに引き受けようとしたことで、自ら受けることになる
そしておそらくわざと裁判で負けて有罪にさせる狙いなんだろう
「あのモンスターを世に放つわけにはいかない」と口にしている事から
その達也の母・道子が相当な悪党のようで、圭輔のトラウマにも大きく関与しているらしい
演じるのは片岡礼子だがまだ44才の彼女が38才の高橋努の母親役ってムリありすぎるだろ!
他にいなかったのかよ(笑)
まー役柄上は達也は30前くらいの設定で道子も見た感じ10代で達也を産んだっぽいキャラだけどさ
そして圭輔を父親代わりのように温かく接している吉田肇(平田満)だが、圭輔との関係性がよくわからない
公式で「義理の父親」となっているが、当然血縁関係もなく未婚の圭輔だけに配偶者の父でもない
どこで「赤の他人」の圭輔の「父親代わり」となったのかがこの1話でははっきりしない
だが圭輔は当初達也の家に引き取られたが母親の道子の虐待で苦しめられたシーンが描かれている
とてもじゃないがあんな環境で生活していたんじゃ弁護士になれるわけがない
その後圭輔を引き取ったのがこの肇であり、この肇の庇護の元で弁護士になれたのだろう
それにしても小栗旬の子供時代を演じる小林喜日くんだが、彼は「ウロボロス」でも子供時代の小栗旬を演じていて、今回再び演じることになる
あの時もそうだったが本当に小栗旬に顔がそっくりだ
小栗旬の子供の頃はこんな感じの顔だったんだろうなぁって容易に想像ができてしまうほどに
それにしても子供の頃(特に小学校時代)の友人ってホント影響力強いよね
小学生時代にどんな友達と付き合うかで一生が決まると言っても過言じゃないかもしれない
とくに男子の場合は尚更ね
女子の事はよくわからない
オレは女子でも女性でもオカマでもないんだから
オレは・・・このオレは男の中の男なんだから・・・嘘です調子乗りましたごめんなさい
そして子供は友達を選べない
親の仕事によって住む地域・学校を決められそそこの相手と強制的に付き合わなければならなくなることもある
学校の中でも所属するクラスによって人生が左右されることも大いにありうる
良いクラスメートに恵まれればその後良い人生が歩めるだろう
だが悪い影響を与えるようなクラスメートが多いクラスに入ってしまえば・・・
イジメ体質の生徒が多いクラスに入ってイジメの対象に入ってしまえば・・・
そう考えるとクラス替えというものは人間にとって人生で最初に迎える「分岐点」と考える事もできる
それくらいどのクラスに所属するかはシビアだ
どんなクラスメートと一緒になるか?
そしてそれを担当する担任教師の管理能力
つくづく子供は自分で友達を選べない
どのような親の元に生まれ、どのような学校・クラスに所属するか・・・これはもう天運・天命の領域なんだろう
今回のストーリーはまさにそれだった
利発な圭輔は達也に不気味かつ危険なものを敏感に察知して達也と付き合うのを拒んだ
しかし両親が「なぜ仲良くできないの!」と強制的に達也と友達付き合いすることを求めた
達也も達也で圭輔の両親に取り入るのが上手かったというのもあるが
だがあんな露骨に「いい子」ぶったり突然抱き着いてくる他所の子供がいたら大抵の母親は気持ち悪がるだろう
しかももう小学校高学年(12歳?)くらいで体も大きいのに着替えの最中に入ってこられても平然としてるし
とにかく不気味な達也の少年時代
そもそも子供が睡眠薬なんてどうやって入手したんだか
だが達也に「汚い金」を稼がせる道子にも当然問題があるし
達也も達也で闇は深そうである
達也にとっては圭輔が唯一の「親友」だったのかもしれない
結局悪事に走ってしまう人間は突き詰めれば「愛情」に飢えていた結果なのである
幼い頃満足に親の愛情を受けてこなかった・・・
思春期に友情や恋愛で上手くいかないことが多かった・・・
やっぱり10代や子供の頃にどれだけ愛情を受けてきたかもとても大事なんだと思う
子供の時に誰と付き合っていたかとどれだけ愛情を受けたかは人格形成に決定的な影響を及ぼすのである