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リッチマンプアウーマン スペシャル ネタバレ [リッチマン、プアウーマン]

リッチマン、プアウーマン スペシャル 「リッチマン,プアウーマン in ニューヨーク」のネタバレ(あらすじ感想含む)です
昨年の夏に放送され好評だったリチプアですがこのSP版も素晴らしいクオリティをキープしてました
大抵スペシャル版は連続ドラマの頃よりテンションが落ちるような内容が多いですが、
このドラマに関してはそんなことは全くなく寧ろさらに洗練され昇華したと言っても良いのでは?




まず時系列ですが、連続ドラマ版の最終回の空港でのシーンから、
その後「1年9ヵ月後」の朝比奈恒介(井浦新/ARATA)の「NEXT INNOVATION」復帰までの間のストーリーということのようですね
僕は最初完全に勘違いして全て最終回の後の話だと思いこんで見てしまっていました(笑)
ただそれなら場面が変わる際のカットインに地名だけでなく西暦と月も入れてほしかったなぁ


まずは冒頭5分くらい使って連続ドラマ版のダイジェストが流れました
日向徹(小栗旬)と夏井真琴(石原さとみ)の「愛のメモリー」です
連続ドラマ版の最終回で遠距離恋愛という選択肢を選んだ2人
最終回の空港のシーンまで流し、そこから続くストーリーへと突入します


夏の空港シーンで真琴と愛を誓い合った徹は、その翌年の冬(?)にNYの工場に踏み込みます
「NEXT INNOVATION」が手がける国民全員の一元管理情報ファイルである「パーソナルファイル」は当然管理システムに膨大な記憶容量が必要になります
そのためHDDの調達にNYまで飛んできた王子様(徹)
タブレットの翻訳機能を駆使して現地の担当者と交渉を始めます


ここで話が一週間前に遡り徹がパーソナルファイルにマイストレージ機能も付与したいと社員に提案します
個人個人のこれまでの恥ずかしい写真や恥ずかしいメール履歴や恥ずかしい趣味なども含めこれまでの人生全てのあらゆる「最上級プライバシー」情報を記憶管理するという(悪)夢のような企画です
しかし、スタッフたちは膨大な作業量が増える事で反発
これまでの作業がやり直しになる上に連日徹夜の日々になると思えば無理もない事かもしれません


とにかく徹は今は雑多に保管されている1人1人のこれまでの生きてきた全ての記録をパーソナルファイルにまとめて保管したいと考えたわけです
他人からしたらどうでも良いような「ガラクタ」な記録データを押し込む自分だけの押入れのようなスペースだと
そしてプロジェクト名も「押入れ」と独断で一方的に決めてしまった
しかしパーソナルファイルは既に9割型完成している状態だけに社員は乗ってこない


マイストレージ機能搭載でますます膨大な記憶媒体が必要になり、
徹は社員達を納得させる意味も込めてNYの工場に直接交渉に乗り出したわけです
工場内のHDDを全て買いたいと要求する徹
そして1平方インチあたり1.5テラの処理速度を持つHDDの開発を求める


しかし「翻訳機」を介してのコミュニケーションの不味さもあってか相手は全く乗ってこない
1年も経てば日本はそれくらいのスペックのHDDを開発するぞと脅す
しかし担当者には「日本の技術力などもう脅威ではない」とコケにされます
まるで先日NHKで放送されたドラマ「メイドインジャパン」のような展開です


真琴の方はエステル製薬社員として順調にキャリアを形成し始めているようで、
新薬開発プロジェクトのプレゼンまで任されるほどになっていました
真琴は恋人の徹同様プレゼン好きなんでしょうか
持ち前の超人的記憶力を駆使してか英会話も完全にマスターしたようで「デキる女」に変貌
もう「プアウーマン」の片鱗もなく「リッチマン、リッチウーマン」にドラマ名も変更の必要があるほど?


そして発表会の場であったNYで(HDD調達が上手く行かず失意の)徹と合流する真琴
再会のシーンもいちいちカッコ良く、挙句には「バーン」と撃つキザなしぐさまで付与されるスペシャルバージョン
そして必殺の「小栗スマイル」に女性視聴者の瞬間視聴率は急上昇?
イケメンはいいですよね、こんなキザなしぐさをしてもカッコいいと思われてしまうんだから
こんなことオレがやった日にゃ・・・ドン引きされるシーンが目に浮かぶぜ(+_+)
うらやましいなぁ・・・
オレもあんな風になりたいなぁ・・・( ´△`)


そして2人はNYで楽しくデートをおっぱじめます
そして徹は「何か違うな・・・一人前に見える」と真琴を褒めます
とても嬉しそうな真琴
しかしこのデートシーンはあまりのLOVE×2ぶりに見てるこっちが恥かしくなるほどです
背中に毛虫を入れられたようなむずがゆさが全身を襲います


しかし遠距離恋愛の為にほとんど会えていなかったのか未だに真琴は半分敬語で、
呼び方も「日向さん」と「お前」の関係のままでお手手繋いでいるもののどこかぎこちない
せめて「徹さん」と呼べばいいのに


そして忙しい徹は楽しい時間もそこそこに次の交渉の地であるボストンへ向う
ちょっぴり寂しそうなお人形さんみたいな顔した石原さとみが可愛すぎ
だけど美男美女カップルってなんだか別世界すぎて見てるだけでも疲れるのはなぜだろう(笑)


数週間後東京で女性で運営する会社(?)の「運命の彼氏」的なアプリ開発にも携ったのか完成パーティーに呼ばれ女性たちに露骨なラブビームを浴びまくる徹
女好きになったのかちょっとデレデレしてる雰囲気もある
しかしそこに貞子のような雰囲気で登場した真琴に女性たちは怖がって一斉に逃げ出す
さすが石原さとみは映画「貞子3D」に主演しただけのことはあります


真琴はブラジルの研究所が「リオのカーニバル休暇」になったのと、日本の本社から呼び出しをくらっていたのもあり1週間の休暇で日本に戻ってきていたのでした
そしてそのアプリ会社の女性社員のブログかSNSで徹が浮気ハーレムパーティーに参加するのを知り、それをブチ壊しにやってきたというわけです
でもこれくらい素直にヤキモチ妬いてくれたほうが女性は可愛いと思います


それにしてもお互いの行動がブログやSNSやGPSで筒抜けというのも良いのか悪いのか・・・
便利すぎるのも考え物かもしれませんね


そして真琴は日本滞在中は徹の部屋にご厄介になることに
つまり「毎日がお泊まり」状態です
1週間の「ひとつ屋根の下」共同生活がスタートします


しかし、徹の部屋のあまりに生活観のなさに愕然とする真琴
とにかく徹の部屋にはテレビもベッドも布団もありません
さらに言えば戦争も国境もありません
ただ静寂とした空間が広がってるだけ・・・
あまりにも「自由空間」すぎます!!


しかもトイレやバスルームは全透明で完全に内部がつつぬけです!
これはもう完全に変態です!
結局部屋にあるのはお気に入りのソファーと酒しか入っていないお気に入りの冷蔵庫のみ
これは「今、そこにある危機」って感じ?
しかもこれらを買うかどうか決めるのにも半年かかったようです!
でもテーブルを買うのに2年悩んでた頃に比べれば「成長」したようで
まさに「変人・日向徹」らしい完璧な変態の館と化していて真人間の真琴にはキツいです・・・


それにしても外から丸見えのバスルームやトイレというものはそんなに良いものなんでしょうか
デザイン・設計を担当した人物の感性にちょっと僕はついていけませんが、
金持ちにはそんな部屋がたまらないのでしょう


夜は布団がない為真琴が「みのむし」みたいに寝袋から顔だけ出して寝ることになりました
徹はいつもソファーの上で何もかけないで寝ているとのこと
冬場はどうしてるんだろう・・・
しかし真琴は寝付けず徹がソファーを譲り徹は「慣れているから」と床の上で何もかけずに枕もなしで寝ます
ますます冬場はどうしてるんだろう・・・


ここで妙に目がキラキラ輝く真琴が寝袋の前を空けてと徹におねだりします
「なんでだこのやろー」的に問う徹
まこっちゃんは目に涙を溜めてるのかますます目をキラキラに輝かせて「あなたが側にいることを手で触れ感じたい」と甘く切ないお言葉・・・
そんなこと言われたら・・・ボクは・・・もう・・・


徹も同じように思ったのか、みのむしの真琴を起して前のチャックを開いてあげます
まこちゃんは手で徹の頬をさわり「冷たい・・・布団買った方がいいよ」と急にタメ口です
徹も顔を触り返して、そして額を合わせ優しく抱きしめます
もうあまりのLOVELOVESHOWぶりに見てるこっちが恥かしくなるほどです
背中にクワガタを入れられたようなむずがゆさが全身を襲います


翌朝、徹が目を覚ますと真琴が新妻気取で(?)徹の朝ごはんを作ってあげてました
料理はあんま上手じゃなさそうですがその一生懸命さだけでも男は嬉しい
しかし、家具に異常なほど厳しいこだわりを持つ「変人」日向徹はフライパンや炊飯器にダメ出しをして、タオルをタオルかけにかけたこと、歯ブラシを洗面台に立てたこと、くまちゃんのタオルを使ったことなど目を血走らせながら叱責します


さすがにキレた真琴も反論
特にタオルかけにタオルをかけることは譲れないようで・・・
二人の共同生活は前途多難のようです
でもここでの真琴の必死な説得が面白くて可愛かった(笑)
ただでさえ大きい目をさらにクリクリさせて「わ~便利」とか言っちゃって(笑)


そんなある日、出所後の恒介はコンビニでメシを買っていました
冴えない表情で淡々と仕事をする恒介
なんか・・・サーバー監視業務ですかねこれは・・・そんな感じの仕事を細々と無気力にやっています


サーバー監視業務は僕もバイト的にやったことはあります
夜勤だけどラクな仕事だと言うから大学の時に
でもこれサーバー監視業務ともちょっと違うような・・・
とりあえず、オレの配置された部署は全然ラクな仕事じゃありませんでした(泣)
もう1人の夜勤の奴とケンカもいっぱいしました(>_<)
現場の社員にいっぱい怒られました(>_<)
すぐに・・・辞めちまいました(>_<)


これまでの高級マンション生活から一転し、家賃数万円台っぽい安アパートでコンビニ飯で生活する恒介
ノラ猫と戯れる姿に凋落ぶりが現れるようで
妹の燿子(相武紗季)にも居場所は伝えていなかったようですが、
耀子はネット掲示板から情報を集めて居場所を突き止めやってきました


Next Innovationに戻るか実家に戻れと忠告する耀子
「こーゆー暮らしもラクでいいんだ」よと交わす恒介
そして「お前もたまには遊びに来いよ」と部屋に入ってさっさとドアを閉めちまいます
いや・・・だから今遊びに来たんじゃないの?
ここで「ガチャッ」とカギまでかけてたら最悪でしたね(笑)


一方、業務提携企業でありスポンサーでもある「JIテック」の取締役会で徹の提案が一蹴されます
パーソナルファイルは各市町村の役所・郵便局・コンビニ等に専用端末「P-BOX」を設置し、
そこからのみアクセスできるようにすると経営陣が勝手に決めちまいました
確かに設置台数分の売上プラスその後のメンテナンス料だけでも年間数千億規模の「定期収入」が見込めます
極めて手堅い公共事業であり企業からすれば喉から両腕両足が出てきそうなほど理想のビジネスモデルです


しかし、徹はあらゆる個人端末からアクセスできるようにすべきだと主張する
しかし、当然のことながらセキュリティ面のリスクや負担が絶大で、
作業量も膨大になり、必要なサーバー容量も天文学的数値になるわけで役員どもは大反発
「手堅い安定収入」を求めたがる企業としての考えもあるでしょう
まー、確かにかなり大変な作業なのは事実だしこれも無理はない主張・・・


会社でも社員達は「安易で無難な」P-BOXに皆賛同しています
「9割型完成していたものをまたやり直し」と「膨大な作業量」がネックなんでしょう
徹は「大変だからやらないのか?それでユーザーが不便を強いられてもいいのか?」と引かない
「例え無理難題でも解決法を見つけてJIテックを説得するような人間はいないのか?」と主張
「僕はそういう人間を一人だけ知っているぞ、朝比奈恒介だ」とついに恒介の名前を出す


ついに徹は恒介のNext Innovation復帰を独断で発表してしまう
株主から猛反発をくらい株価は20%も下落してしまう
それを新聞記事で見て愕然とする恒介
そこに背後から徹が現れる
「また二人でやらないか?」と問いかける徹


予想通り断る恒介
徹は「大変だからやらない」という社員ばかりであることを嘆く
「一度面白いと思ったら寝ないで休まないでやる。それがNext Innovationじゃないのか」と主張
しかしそんな無茶に付き合ってくれる人間は現実にはほとんどいないでしょうね
皆「ほどほど」に生きたがる世の中ですから


あんだけ苦労して立て直したNext Innovationをまたも捨てると言い出す徹
また2人でこのボロアパートからでもいいから始めようと言い出す
「お前とならやりたいことができる」とまで言い切り完全に恒介にべったりな徹
しかし恒介は「お前もう一人でやれよ」と突き放す
「オレと一緒にやってももうつまらないだろ」と続ける


恒介は「仕事のスピードもビジョンも違う人間が集まるのは成熟した企業なら当たり前だ」と尤もな理屈を述べる
Next Innovationはそれだけデカくなったし、デカくなったからこそできることがあると続ける
そして「見たことのない景色を見るのが怖いのか?」と問いかける
「世界を変えてやると本気で思ってたんじゃないのか?今のお前はそれができる位置にいる」と説得
「だったらやれよ、ラクな方に行かずに闘えよ」と熱い眼差しで熱く説き伏せます


徹は「お前が戻ってきたいと思えるような闘い方をしてやるよ」と恒介に熱い眼差しで返します
そして「逃げてラクしてるのはお前だろ」と言葉を残し・・・
図星を突かれてしまった恒介・・・


一方、真琴はエステル製薬本社で来月にアメリカの大手製薬会社「ラングレンラボ」に買収されると告げられる
先方の傘下に入りアメリカ勤務となれば日本にもほとんど帰れなくなる決断を迫られちまいます
めちゃくちゃ苦労した就職活動の末やっと見つけた仕事だけにどうしても辞めたくない真琴・・・
それに退職したらもう新卒じゃなくなるから一気に条件厳しくなっちゃうのが日本の就活の現状ですからね
いくら東大卒でも新卒で掴んだ仕事でないと本当に不安定な世の中です
いつ解雇されるかもわからない上に条件も悪い「足元見られた」仕事に就くのがオチです
それじゃもうドラマ名も「リッチマン、ワーキングプアウーマン」になっちまいます(´~`)


徹との「愛の巣」に戻り徹の帰りを待つ真琴
帰宅した徹が顔を洗い無意識にタオルかけにかけてあるくまちゃんのタオルで顔を拭いてしまいます
うれしそうな真琴
徹は「仕事の事であたまいっぱいだった」と言い訳
徐々に真琴に感化されてきている徹


そして安岡(浅利陽介)と立石(舞川あいく)の結婚式に着ていく服を選んでほしいとおねだり
徹は「もう寝る」と一度は突っぱねるものの結局真琴のお願いを断れず・・・
ただ激務を抱え徹夜明けで寝かせてあげる必要がある徹にこのお願いは流石に酷だとも思うが・・・


それはドラマの事情として割り切ってまた石原さとみのファッションショー状態
徹が真琴にいろいろ着せて服を選ぶシーンは連続ドラマ版でもありましたね
しかし・・・つくづくお人形さんみたいな石原さとみ
どうやったらあんな可愛らしく生まれることができるんだろうか・・・
オレもあんな風になりたいなぁ・・・( ´△`)
・・・!?(゜o゜)
・・・そしてなんだかんだで真剣に服を選ぶ徹の姿に嬉しそうな真琴でした


そしてピンクとオレンジの中間みたいな色のツナギ(って言うもんなの?あれって)を着た真琴に目を奪われる徹
大して気に入ったようには見せないそぶりをしますが完全に見とれてます(笑)
そしてこれでいいと決めると真琴もめちゃ嬉しそう
女性はやっぱり嬉しいんでしょうねぇこーゆーの
こんな場面に関わったことないんで僕は(笑)


そして部屋に戻って服を着て嬉しそうに窓に映す真琴
それに飽きたのか徹の寝顔を嬉しそうに見つめる真琴
さらに徹の鼻をつんつんしたりします
もうあまりのラブラブファイアーぶりに見てるこっちが恥かしくなるほどです
背中にサソリを入れられたようなむずかゆさが全身を襲います


そして真琴はそのまま徹の鼻をつまんで窒息させようとします
しかしその瞬間に職場の先輩女性から電話が入り、その先輩は徹の命の恩人となりました
先輩に「どうするか決めた?コノヤロー」的に聞かれて、
真琴は「日本に戻ります(エステル製薬を辞めます)」と告げます
厳しい就職活動に再度突入する事になっても徹の側にいたいと決めた真琴
やっぱり女性は愛に生きる生き物なんでしょうか?
これでついに本当に「リッチマン、ワーキングプアウーマン」に突入??


そんな二人の愛はMAX状態という感じでしたが、早くも暗転の兆しが
翌朝早朝から社員全員に呼び出しをくらった徹
社員達は今の労働状況が続くなら安岡の経営する「WONDER WALL」に全員移籍すると告げます
挙句に山上(佐野史郎)からも皆に同調する意見を告げられる
「ウチはいつから・・・こんなにつまらない会社になったんだ」と誰もいなくなった会議室で呟く徹
資料を払いのけて荒れ狂います
自分の考えを従業員に理解してもらえない苦悩はどんな経営者にもあることですよね・・・


一方、真琴も本社の雇用継続面接会場の面談の場で「今なら他の仕事に転職もできるし・・・」と辞意を告げる
全身の成分が嫌味と悪意で80%以上形成されているような人事部長に「たかが1年かそこらで一流の研究者気取ですか?調子こいてますね~」的にコケにされまくります
しかし真琴も「私何を思いあがっていたんだろう」と反省はしているようです


「愛の巣」に戻ると荒れている徹がやって来ます
露骨に苦悩に満ちた徹の表情を察して元気付けようとする真琴
しかし明らかにKYなテンションで魚をおまけしてもらえたとか、
「例えば私が海外ずっと働くことになったらやっぱり寂しい?」など、
徹の神経を逆撫でするような明るいノリであれこれ語りかけ露骨すぎるほどにケンカの伏線を張ってます(笑)


徹は怒りをかみ殺しながら「そんなことはどうでもいい。喋るな」的に突き放します
真琴は「そっちがあからさまにピンチな顔してるからこっちは明るく・・・」と言うと、
徹はそれを冴えきるように「だとしたら逆効果だ」とこれは確かに尤もな意見
こんな状況の時は黙ってそっとしておくのがベスト
一方的に喋っちゃダメよ?


真琴は「そっちだけが大変だと思ってます?こっちだって会社でいろいろあるんですから」と言うと、
徹は「雇われている人間が会社を語るな。給料貰って働いてる奴はどうせ自分の利益と感情しか考えていないんだ。基本のん気でいられるんだからラクでいいじゃないか」とまくしたてます
「何それ?そんなふうに社員を見下してるの?」と真琴
「見下してはいない!そのバカさ加減を猛烈に嘆いているんだ!」と怒鳴る徹


「みんな、やっとの思いで就職してコツコツ頑張ってるんです。それを会社の事情で急にひっくり返されたら・・・」と語る真琴
それをまた遮って「例えひっくり返されたとしても従うのが当然だ。仕事と金をもらう代わりに主人に従うのが無能な人間の義務だろ!」とついに「NGワード」までほざいちまいます


「親友に裏切られて少しは成長したかと思ったのにあなた何も変わってない!」と真琴
「もういいわかった。頼むから一人にしてくれ。ここは僕の家だ」とまたもNGワードを口にする徹
「ずっとそう思ってた?私がここにいるのずっと嫌だったんだ?日向さんは家でも職場でも全部自分の思い通りにならない時がすまない・・・」と真琴
またそれを遮り「あぁそうだ!僕は誰かに自分のやることを乱されるのは我慢できない!」と激昂


ついに真琴も「でしょうね・・・人と暮らすことに慣れてないですもんね」とこっちも負けずにNGワードを言っちまいます・・・
徹は2つ、まこっちは1つずつNGワードを口にしちまいました・・・
スコアは2-1です
もう雰囲気最悪・・・


ついに徹が「離れていたほうがよかったな・・・お前とはちょっと離れてるくらいがちょうど良かった・・・お前といると僕は僕らしくいられない・・・」と別れを示唆したような言葉を口にしてしまいます
真琴は部屋を出ていこうとします


すると徹は追い討ちをかけるように真琴の為に選んだピンクとオレンジの中間みたいな色のツナギ(って言うの?あれ)を投げつける最低な愚行に及びます
これはさすがに酷い
真琴可哀想だ
いくらなんでもやっちゃいけないことってもんがあるんだぜ?


真琴は「誰かに洋服選んでもらって嬉しいの!それが自分の思った以上に似合ってたら嬉しいの。自分でも気づかない良い所に気づくから。それをわかっててくれるから。」と泣きながら徹に訴える
さらに「でも日向さんは・・・人の意見なんていらないんでしょうね」と言って部屋を出ていってしまいます・・・


放心状態で街を放浪する真琴
インターネットカフェ「自由空間」を目にする真琴
しかしサイフがない!
そしてわかりやすいチンピラ二人組に絡まれるドラマによくありがちな設定
そこをドラマならではの遭遇率で真琴に気づく恒介
しかも後姿しか見えないのに真琴だと気づくほどの眼力
チンピラ二人から真琴を颯爽と救いネットカフェの中で話を聞く恒介・・・


徹がNYのHDD生産工場でHDD購入を断られた時の話をして、
そのプロジェクト名が「押入れ」だと語る真琴
恒介が以前徹が「母に捨てられた僕の押入れはいつも空っぽだった」と以前語っていた事を告げる
徹が生活感のない「空っぽ」の部屋に住むのもそれが原因なのかもしれません
そして日向がマイストレージ機能にこだわるのも、個人個人の「押入れ」を作りたいからなのでは?


真琴は徹に酷い事を言ってしまったと語る
自分が邪魔だったと認めたくなかったからだと
恒介は真琴に「君は日向徹はもっとすごい男になると思っているんだな」と告げる
真琴も「日向さんはもっとすごい男になります」と認めます
別れ際に「朝比奈さんは変わらないんですか?」と問われてもスルーして去る恒介


結局行き場のない真琴は耀子にも「今実家なんだ」と断られるが、
結婚を控えた安岡と立石の「愛の巣」に立石が耀子共々強く誘ってくる
何のことはなく、結婚式の装飾か引き出物(?)はハンドメイドにこだわっているようで、
それが全然間に合いそうもないから手伝ってもらいたい魂胆だったわけ
とは言うものの一夜の宿を得た真琴は幸せそう


そしてアメリカに行きっぱなしで日本に戻れなくなりそうだとカミングアウト
「だったら(自分みたいに)結婚しちゃえばいいじゃん」と立石
それもそうだしNext InnovationでもWONDER WALLでも一度は働いていたんだから戻れば良いと思うけど・・・
でも今の仕事は人の役に立ててるから嫌いじゃないし、
徹に成長したと認められるのが嬉しいから辞めたくないと熱く語るまこちゃん


徹もニュースでエステル製薬が買収されることを知る
「そうだったのか・・・ひどいこと言っちゃったな・・・」的に徹は真琴に「ごめんね」コールをしようと電話を・・・
しかし真琴は電話に出ずGPSもoffってます


徹は真琴の去った自分の部屋の殺風景ぶりに切なさをかみしめます
まるで引越し直後で家具や荷物をこれから入れる段階のような無駄に広く静寂とした空間です
寂しげに「これが・・・僕の部屋だ・・・」と呟く徹


数日後、相変わらず布団も敷かず枕もなしで床で何もかけずに寝ている不健康極まりない徹
今日は安岡の結婚式当日です
しかしJIテックが経営破綻で国内の主要工場を閉鎖するとのニュースが流れます
電話が入った安岡に「お前は皆に祝ってもらえ。こっちは僕がなんとかする」と戦闘モード
徹は慌てて顔を洗いますが、真琴に感化されタオルかけにタオルを求めるようになっていた体がもどかしい


結婚式場では真琴が今日ボストンに経つと耀子に告げる
耀子は真琴にしっかりと話すよう伝え「今日すっごい綺麗」と後押し
それを聞いていた乃木(丸山智己)に「恋敵を応援してどうする」と突っ込まれる
しかし耀子はもう既に徹への恋愛感情はなさそう
二人はいつものように口げんかが始る


「片想いが辛いなら強がらずに辛いって言えよ」
「店出すのだって兄貴の代わりに親を安心させようと無理してるんだろ?」
「少しは甘えてもいいんじゃないのか?例えば・・・オレとか・・・」とまくしたてる乃木っち
耀子は「そっちこそ素直じゃないわね。私の事好きなら好きってはっきり言えば?」と超ど真ん中ストレート(笑)
この2人はやっぱり相性良さそうですね
ケンカするほど仲が良い
ケンカしまくり


結婚式ではJIテックの上層部との会議の為出席できず、ビデオレターでスピーチ
さすがプレゼンの天才だけあって感動的なスピーチでキメた徹
そんな徹がますます好きになりそれを紛らわそうとワインをかっくらう酒癖の悪い真琴


一方、瀕死のJIテック取締役員会議で徹はパーソナルファイルを経営再建に使ってほしいと伝える
しかし「目先の金に踊らされないでほしい」とも注文をつける
P-BOXを全国のATMとほぼ同数の10万台設置したとして1台50万円×10万で500億
そして年間のメンテナンスを請け負って年間1500億円の定期継続安定収入を「たったそれだけ」と徹は主張
それを経営陣は「安定した利益になると」主張


しかし、徹っちは「ええ、皆がちゃんと使い続けてくれればね?」と切り返す
手に持ったスマホ端末を見せながら「人々は今この手にある端末だけで全てができることを望んでいる」と語る
「パソコンですら消えようとしているこの時代に・・・(いちいち外出して並んで順番に利用しなきゃいけない上に取り扱い可能時間も平日日中と限られる)ATMですか?」と目一杯皮肉る
「じゃあパソコンもダメじゃないか」と言ってくる某かの取締役に「そう!気づいてよかった」と返す徹


パーソナルファイルはスマホやタブレット、個人が使用する全ての端末に対応させると打ち上げます
「リスク回避」しか頭にない役員連中は「そんなことしたら逆にウチの首を絞めるだけだ」と猛反発
すると徹はパーソナルファイルをオープンソース(プログラムの公開)化すればいいとぶちまけます
確かにOSのLinuxなんかはそれで利用が飛躍的に伸びましたよね
それにより100種類以上ある全メーカーの端末にそれぞれが対応をしてもらうことで労力が省けるという理屈


「ライバルメーカーがそんなこと協力してくれるわけがないだろ」とますます反発する役員陣
徹は「自信を持ってください。我々の開発したシステムは最高に洗練されたシステムです。住民票や年金記録、医療情報が自分の手元の端末から引き出せるなんて今までなかった」と力説
「これからはそれが普通になる。メール機能のない携帯端末が今はもう存在しないように、今後、パーソナルファイルに非対応の機種など存在しなくなる(だろう)」と


それでもネガティブ全開の役員連中は「ライバル会社に協力を仰ぐなんてこんな大掛かりなプロジェクトはこれまで前例がない」とどこまでも安全思考
どの会社にも「勝ち戦」と確信できない限り動かない「絶対安全主義」みたいな役員多いです
石橋も叩きすぎれば脆くなるという言葉を知らないんでしょうか
大きなチャンスを掴むには虎穴に入る必要がある時だってあるのに・・・
自分も同じように法人役員と交渉する事が多いからこの場面はかなり徹に感情移入します
とにかく何でも否定的でネガティブでな役員ばっかりですこの世の中・・・
成長よりも「現状維持」さえできればそれでいいという考えのようで


しかし徹は「あれ?おかしいなぁ。JIテックは前例のない事をやり続けて世界のトップ企業になったんじゃないですか?」と指摘し、再三カットインしているJIテック代表取締役社長の宇田川(石坂浩二)を直接揺さぶる方向へ作戦転換


徹は先日NYのHDD生産工場で「日本の技術力など最早脅威でもなんでもない」とコケにされたことが猛烈に悔しかったと述べる
日本の技術力をリードしてきたJIテックは悔しくないのかと
そして「JIテックが変われば・・・この国が変わるんです」と最高の殺し文句で宇田川社長をガン見する徹
う~んますますドラマ「メイドインジャパン」チックなムードになってきた(笑)


ずっとカットインして驚愕した顔するだけだった宇田川がようやく重い口を開く
「日向社長の話を聞いてると、何でもできるような気になるから不思議だ。いいかもしれない。早速他社に打診をしてみましょう」とついにトップの一声でネガティブ役員陣の反発を抑えてしまいました
あれだけの反発を一声で抑えるなんてこれだけの大企業でも結構ワンマン体質なんですねぇ
僕の場合は社長一人賛同しても他の役員の反対が多いとほとんど話は潰れますからねぇ・・・
とにかく厄介なのは否定的性格の役員連中なんです
敵は役員(`´)


とにかくこれで徹の企画は通り、念願の「押入れ」(マイストレージ機能)も搭載することになる
やはり大容量のHDDが必要ということで、徹は再びNYの工場と交渉に行くことになる
安岡の結婚式に到着した山上は徹の交渉の様子をつぶさに伝え真琴はさらにドキドキ胸キュン状態
そしてついに徹が到着
真琴は既に悪酔いしていて日向にさっそく絡む


すると同じ円卓を囲んでいた連中も気を効かせて余興の準備にかかります
当然状況を飲み込めないKY山上も無理矢理連れ去られる
余興はベタベタだけどAKBのヘビーローテーション
それをシラけた顔で見ながら語り合う徹と真琴
会社が買収された事くらい察してよと無茶振りする真琴


半分が男の男装メンバーによる「エセAKB」のヘビロテを見つめる二人
日向が「僕らがあの中に参加できると思うか?」と真琴に問う
あの小栗旬がAKBのモノマネをするシーンを想像して思わず噴き出してしまったが、
真琴も同じだったようで爆笑して「ないないない」と全否定(笑)


しかし徹は「今日は会えて良かった」と素直に告げる
そして「悪かった」と素直に謝る徹
真琴も「私もひどいこと言っちゃって・・・」と謝る
徹も「いや、事実だ。僕は人と暮らす事に慣れていない」と語る


「どうも僕らはお互いの痛いところを突きすぎる」と徹
「お前とは一緒に闘ってる感じだったな」と続ける
ことごとく同調する真琴
「今日は意見が合うな」と徹


ここで安岡軍団が「社長、一緒に写真撮りましょう」とワッと押し寄せてくる
「同じ事を考えているとしたら、僕らは意外と気が合うかもしれないな」と徹
「今かな?」と確認した徹
「別れよう」とついに禁断の言葉を口にしてしまう徹
表情が凍って固まってしまった真琴・・・


「今ならまださほど痛手は残らない」と徹
「考えてみたらデートなんてしたこともないし思い出も何もない」と真琴
やっぱりほとんど会ってもいない関係だったんですね


そして今後はGPSも電話もメールも一切触れないと約束を交わす二人
一瞬の間のあと「終わり・・・ですか?」とやっぱり未練たっぷりに聞く真琴
「・・・終わりだな」と返す徹
「(ピンクとオレンジの中間のような色のツナギが)似合ってる」と告げる徹
「これでもう一人前の女だな」と言い残す徹


ボストン行きの機内で大荒れする真琴
「結局一人がいいんでしょ?自己完結男!一生一人でいろバカ!」と絶叫する真琴
「側にいろって言ったじゃない・・・」と号泣します・・・
悲しいシーンではありますが遠距離恋愛で「側にいろ」というのも設定に元々無理があったわけで
やっぱり仕事が障害になっている部分が大きいですねこのカップルは


翌日、全社員を集め徹は「ここは“モノ作り”をしたい人間の集団だと思いたい。その為の意見なら僕はいくらでも聞くし反論も受け入れる。でも、“困難な事はしたくない”、“ハードワークは嫌だ”、“仕事は楽しく”という考えならこの会社は違う。もしそうなら去ってくれ」と突きつけます


そして一度部屋を出ていった後また「あ~1つ言い忘れた」と戻ってきた徹
「君達が作ったパーソナルファイルは、パソコン・ケータイ・スマホ・タブレット・・・今存在する全てのデバイスに搭載される。そして今後開発するケータイ端末は全てパーソナルファイルを持って生まれてくる」と告げる
すると一斉に盛り上がる一同
あれほど「面倒」を嫌がってたのにそれだけでこんなに前向きになるもんなのかこれはちょっと疑問


とりあえずやっと草食系社員連中もやる気になった
挙句にパーソナルファイルに投票機能まで設けて選挙の投票まで出来るようにするとまで言い出す
これが実現すれば投票率はめちゃくちゃ上がるんだろうね
さらに盛り上がる一同
「また・・・寝れないなぁ」と結局労働基準法違反スレスレ徹夜の超過酷労働に上手い事引きずりこんだ徹(笑)


恒介は新聞でJIテックが大手4社と提携を結んだ記事を見る
徹の写真と共に「成功すれば世界のモデルに」との記述が目を惹き付ける
そして徹の「お前が戻って来たいと思える戦い方をしてやる」というセリフと真琴の「変わらないんですか?」というセリフがそれぞれフラッシュバックする
「未来は良くなる」というセリフと共についに恒介も「闘い」の舞台に進む決意を秘める


耀子のバイト先の店にやってきて「オレの荷物はまだあるか?」と問う恒介
「全部お兄ちゃんの部屋の“押入れ”の中に押し込んでおいた」と耀子
つくづく今回のキーワードは「押入れ」のようで


徹夜で作業する徹
真琴に電話をしようとするが思い留まる
一方ボストンの真琴は日本から着信が大量に入っていることに気づく
徹かと思うものの発信者は耀子だった


何度着信を入れても出ない真琴に対し「わざと(徹の)電話に出ないようにしてる?」と指摘する耀子
「絶対聞いてやろうと思って。なんで別れたのか」と核心に迫る耀子
「私達は“仕事仲間”だったんだ」と真琴は答える
ここでまた二人の「愛のメモリー」回想シーンに突入
「だから好きとかそういうんじゃなくて、仕事だから側にいれたんです」と結論付ける真琴


徹はまた真琴のいない殺風景な部屋に戻ってくる
寂しげに「これが・・・僕の部屋だ」とまた呟く徹


そしてまたNYの工場で交渉を続ける徹
「何度来られても無理だ」と突っぱねる前回の担当者
さらに最初に徹が来た時遠くでせせら笑っていたどこかで見たような外タレが演じるマネージャー風貌の男性が「だったら倍の金出せ。だったら売ってやる」と挑発してくる
万策尽きた徹・・・


そこに颯爽と「半額でも買う必要はないぜ」と翻訳ツールなしで英語ペラペラの恒介がやって来る
この工場との取引は無用だと進言する恒介
なんと日本のとある企業が1平方インチあたり2テラの処理速度を持つハードディスクを開発したとのこと!
それ現実にあったらすごいなぁ~
しかもその企業とは身内であるJIテックのある開発セクションだというちょっとこれはご都合主義な展開(笑)


徹は「そんな優秀な部署がなぜ今まで日の目を浴びなかったんだ?」と訝る
恒介は「彼らは新しい物好きで金にならない特許ばかり申請してリストラの対象になっていた」と返す
でも彼らは必ず面白いモノを作る上にハードワークさえ厭わない変人の集団だとモロに徹好みの連中のようで
もう徹は涎を垂らしそうな勢いで彼らを買おうと乗り気になる
実用化の可能性もあり当然そうなればコストも大幅に削減できるわけだ


すると徹は「そうなると近い将来新しい工場が必要になるな」と語り、
「その時はここを買い取るか」と語り、
例のどこかで見たような外タレが演じるマネージャー風の男性に「Made in Japan will be back」と片言の英語で告げ工場を後にする
1.5テラすら対応できないようでは契約する意味がありませんからね


元々恒介はJIテックとの提携を企画していて、先方のネガティブ無能役員連中より社員の人材には精通しているとのこと
例のリストラ部門を買えばJIテックも多少は救えるしお互いメリットがある理想的なビジネスである
「在庫を抱えないのがウチのやり方だろ」と徹
「やりたい事は日々変わる。変わっていくことを楽しもう」と恒介


あらゆるものに思いを馳せながら「そうだ」と返す徹
「変わる」と決意したのは仕事だけではないんだろう
「見たことのない景色を見よう」と返す徹


ボストンでは真琴がカフェで飯をくっていた
安岡から今日徹がボストンに行くと知らされる
しかも結婚式のビデオレターの「NG動画」を送られてくる


動画を見ると徹が「赤の他人の男と女が一緒に生活するなど不可能だ」と吐き捨てている
そして真琴の悪口が延々と続く
しかし「あいつなら何を言ってもいい。許される。だから甘えてしまう」と続ける・・・
「だから僕は・・・お前を傷つける」と結婚式のスピーチ動画なのにすっかり真琴へのメッセージへ
そして「だからお前は僕の側にいないほうがいい」と自ら身を引いた経緯を明かす


それを見て複雑な気持ちを抱えたまま研究室に戻る真琴
すると研究所に電話が入る
電話は恒介から
徹の居場所を教える連絡だった
「日向徹には君しかいない」と告げる


「あの人は私を必要としていません」と怒鳴る真琴
恒介はムショにいた時に面会に来た徹が「今の僕も気に入ってるんだ。あいつが変えてくれたから」と言っていたことを真琴に明かす


真琴はこれで徹に会いに行くことに
あっさりと「運命の再会」を果たす二人
ムード全くなし(笑)


またカフェで話をする2人
徹に言われた別れ言葉を次々蒸し返して噛み付く真琴
そして「側にいろなんて言わないでください。そっちが好きって言ったんでしょ?」と文句を言う
「お前が言わせたんだろ」と卑怯な答えをする徹
「じゃ本心じゃなかったんですか?日向さん最悪!」と激昂


「文句があるなら電話でもメールでもすればよかっただろ」と徹
「おめーがするなって言ったんじゃねーかコノヤロー」的に切り返す真琴
「だから・・・来るしかなかったんだぞ?どうなんだい?」的に徹を論破した真琴


徹は納得し「じゃあ言いたいだけ言ったんだ。もう用は済んだな?」と告げる
真琴も言う事なくなってしまって言われるままに「ほな、さいなら」状態・・・
徹は真琴にキスでもするのかと言うくらい顔をジーッと見つめる
しかしキスもせず離れて「もういい」
「僕はお前の顔が見たかった。だからもういい。行け」と徹


「行けって・・・行けるわけじゃないでしょ?」と泣き出す真琴
「私だってあなたの顔が見たかった。思い出なんて何もないって言ったけど思い出ばっかだし。いいことばっかじゃない、バカとかウルサイとかそんなのばっかだし。フライパンの使い方とか小姑みたいだし。ちゃんと向き合おうとするとケンカしちゃうし。二人で楽しかったおもひでなんて全然ない」と一方的にコキ降ろします
「でも、私・・・ケンカするなら相手はやっぱりあなたがいい」と続けます


「私変わるから。フライパンとかちゃんと使えるようになるし」と目がクリクリした可愛い顔で可愛い事を言うさとみ
「だから・・・日向さんも変わってくれませんか?」とおねだり
しかし「そうよね・・・あなたは変われないよね」とすぐに打ち消す
「お前は僕をそんな風に思ってるのか?」と徹
「お前といると僕らしくいられないと言ったのは誰よ!」と真琴


「自分を変えることなんて簡単だ」と徹
「いいか?僕は・・・」と間を置いてから突然真琴にキスをする徹
「僕は・・・お前の為なら変われる」と答えた


真琴は嬉しさにむせび泣き、「じゃ、今変わったとこ見せて」とさっそくますます可愛くおねだり
「名前で呼んで」と尤もなお願い
しかし即答で「無理!」と断る徹
はやッ!
しかも「飛行機の時間だ。じゃな」と帰ろうとする徹
え?ボストンで商談あるんじゃないの?
だけどやっと心を通い合わせた二人でした


商談はどうなったのか知らねーが、帰りの機内の徹
真琴はエコノミーだったのに徹はファーストクラス
やはり「リッチマン、プアウーマン」なのね
さっそくまこピョンからメールが届く
「これは結構めんどくさいぞ~」と早くも鬱陶しそうな徹ですが機内では電源を切りましょう(笑)


しかしメールの内容は「あなたの押入れは私がいっぱいにします」というメッセージと残りはあたり一面パンチの絵文字で最後だけハート
でもこーゆーメールに男は弱い
こんなのもらったら確実に惚れる
でも現実にここまでできる女性ってなかなかいないんだろうなぁ・・・


「ゴチャゴチャしたものばかりになりそうだなぁ」と言いながらも嬉しそうな徹
そして大事に持ち歩いていた真琴が残した「アナログ」な手書きの書置きの画像を撮り、
それを「ガラクタ」と名づけたマイストレージに保管し、嬉しそうな顔で眠りにつく徹


そしてエンディングが流れ、ここで連続ドラマ版の最終回、1年9ヶ月後の映像が流れる
確かにこれで時系列的に安岡と立石の結婚式の写真のつじつまも合うし、
恒介の復帰シーンにも繋がるわけです
ただ真琴の左頬にあるブラジル国旗はまた流さない方が良かったかもしれませんね
既にボストン勤務になっているのにいかにもブラジルにいる風に描かれてしまっていました


そして「ふてぶてしく生きる事にしたんだ」と宣言した恒介が復帰場面はとても弱々しかったのもちょっと不自然でしたし、てっきりあれは出所後即復帰した流れだと思っていたんで、それもあって僕は今回のスペシャル版は普通に連続ドラマ版の最終回の後だと思いこんで見てしまっていました(笑)


そして職場で皆が見ている前で派手に抱き合った二人
そのまま徹は自分の部屋に真琴を連れ込みます
相変わらず家具は少ない徹の部屋
しかし徹は「タオルかけは許す。だがくまちゃんだけはダメだ(`ヘ´)」と半分は「変わった」様子
タオルかけにタオルがかかっているのを嬉しく思う真琴


そして真琴にタオルを投げつける徹
「投げないでよ~」と真琴
すると「マコトのはそれだ」とついに真琴の誠の名前を口にしたトオル
最初にお願いされたときは恥ずかしいのか即答拒否だったが、
時間をかけて「変わって」名前で呼べるように努力したってことでしょうか


喜ぶマコトにさらに追い討ちをかけるように冷蔵庫に手をかけながら「真・コ・と・・・だろ?」と1文字ずつ区切ってまで言えるほどに進化したトオル
つーかこんな呼び方トオルじゃなくてもめちゃくちゃ恥ずかしくてできねー(笑)
とは言うもののバックに強烈なライトを浴びて輝くような演出で小栗旬はかなりカッコ良く映ってます!
もう完全に女性ファン目線の演出ですが(笑)


マコトは嬉しくて徹にかけよってチュウをして「もう一回」とおねだり
「バカップルか!」と呆れるトオルだが既に職場でバカップルぶりをさらけ出した直後ですよ?
「うん!」と嬉しそうなマコト
「ま・こ・と」とトオル
今度は「と・お・る」と初めて下の名前で呼び返したマコト


今度はトオルが「もう一回」とリピート希望
しかしマコトはなぜかそれを無視してチューをしてトオルはそんなマコトを抱きあげる
もうあまりのバカップルぶりで見てるこっちが恥かしくなります
背中にコブラを入れられたようなむずがゆさ・・・
そして「The End」に続いて「・・・is the next begining」とものすご~く意味深な言葉を残して終わり

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と、言う感じでかな~り充実した内容だったと思います
2時間半枠を割いてまで放送したフジテレビの意気込みも感じられます


このドラマは平均視聴率は12.4%とそれほど特筆すべき数字ではなかったんですが、
反響が好評だったことと有料配信コンテンツでの売れ行きが良かった事で続編が決定した経緯でした


そして誰もが気になった最後の「next begining」を見ると、また続編があるのかもしれませんね
それはまた2時間のSP版か劇場版なのか、1クールを割く連続モノなのか
実際このドラマはまだいくらでも制作の余地がありますもんね


見てて思ったのが、徹と真琴は決して気が合うわけでもないし価値観の違いで衝突ばかりですが、
それでもやっぱり一緒にいたいと思えるほど強固な結びつきがあって、
それって多分恋愛の相手としては理想的なものなんだろうなと思いました


ドラマ「最高の離婚」でも瑛太演じる光生と尾野真千子演じる結夏の夫婦が価値観の著しい違いがありながらも、やっぱり一緒にいたいという結末を選んだ事も重なり、必ずしも「気が合う=相性が良い」というわけでもないのかなと考えさせられちまいました・・・(´~`)


思えば自分と何もかも意見が一致して感情も共感できる相手なんて自分のクローンでも作らない限り不可能であって、絶対に誰と付き合っても価値観の相違は発生するんでしょうから、何もかも自分と合う相手を求めていたら一生かかっても「理想の相手」にはめぐり会えないんだろうなぁと思いました


これまで僕ん中で「気が合う相手=理想の相手」という価値観がこびりついちまってたんで、
なんとなくこのドラマや「最高の離婚」を見て考えを改めたい気持ちにさせられました


キャスト的にはかなりのキーパーソンと思われる徹の母、澤木千尋(萬田久子)や徹の「心の師」とも言うべき禅僧の笛木匡正(中原丈雄)などは登場せず終りましたね
もし続編があるとすればこの2人も登場の機会はありそうですね


そして続編の目安となるこのスペシャル版「リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク」の視聴率・・・
気になるその視聴率は15.3%でした
多分15%越えなら「合格ライン」じゃないのかなと思ってみたり・・・


どっちみちこのドラマの人気は視聴率だけで計れない部分があります
今はもうリアルタイムで視聴しないで「後でゆっくり」派の録画視聴率も大事になってきますし
今回のスペシャル版作成のきっかけとなった有料コンテンツの売上が良ければそれも評価に加わるでしょうし


主演の小栗旬は俳優業だけでなく、2010年に史上最年少で映画監督デビューも果たし、
「シュアリー・サムデイ」のメガホンを取っていますが、
今度は90年代に「週間少年ジャンプ」で異彩を放った名(迷?)作「究極!!変体仮面」の実写映画版である「HK 変態仮面」の脚本とキャスティング等協力を担当し、名前のクレジットはなかったですが、
実質「影の監督」のような立場で「演じる」側だけでなく「作る」側にも力を入れているようですね


単に小栗旬がこの変態仮面の原作ファンだったからというノリだったのかもしれませんが、
主演した鈴木亮平を指名・バッティングしたのも彼でした
鈴木亮平とはイケパラで共演していた仲でもありましたね


この原作はオレもジャンプで読んでたんでまさか実写化するとは驚きました
好きだったけど大して人気もなくすぐ打ち切りになったしクラスにオレ以外で好きだった奴なんて誰一人いなかった・・・
それは何て青春・・・
SO YOUNG


そんなさらに成長度を増した小栗旬が主演する新シリーズなら、きっとすごいものになるんでしょうねぇ
とにかく潜在的人気はすごいものがあると思いますこのドラマ
「next begining」を期待してみましょう^^


以上、リッチマン、プアウーマン スペシャルドラマ 「リッチマン,プアウーマン in ニューヨーク」のネタバレ(あらすじ感想含む)でした
視聴率、15.3%という数字以上に本当に素晴らしい続編でした


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