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ロングバケーション 1話 あらすじ [ロングバケーション]

ロングバケーション再放送第1話「なんだよ!この女」のあらすじ(感想ネタバレ含む)です
は~い、「え?何で今更ロンバケ?」とか言わないッ(笑)
今フジテレビでロンバケの再放送やってるからっすよ
オレね、放送当時高1だったんすけど、なんか当時キムタクの事なぜか嫌いで見てなかったんです
だから16年後の今になって見てみようと思い立っていそいそと録画してみているわけで(笑)
ちょうど当時の南と同じ今31歳のオレだからこそ見る意味もあると思うし・・・
厳密にはオレは今年32歳だからイッコ上なんだけどね(笑)


木村拓哉は10月スタートのフジ系月9ドラマ「PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!」に主演
山口智子も同じフジテレビで10月から始る火曜10時ドラマ「ゴーイング マイ ホーム」のヒロインに決定し、
16年ぶりに民放ドラマ出演と話題になっていて、
この再放送はそんな2人の番宣的要素もあるとは思いますが、
当時ロンバケを見ていなかった僕にとっちゃありがたい再放送なのです^^


それにしてもまず驚くのは今じゃ皆主役張ってる超豪華キャスト
木村拓哉
山口智子
竹野内豊
松たか子
稲森いずみ
りょう
今このメンバーでドラマ作ったら個性がぶつかり合ってドラマにならないんだろうなと
言ってしまえば「今更こんな脇役やれるか」とケンカになるだろうと(笑)
当時だから実現したキャストなんだろうなぁ~
そしてキムタクと松たか子との出会いのドラマでもある
この後「ラブ・ジェネレーション」や、歴代平均視聴率トップの数字となる「HERO」を生み出す「最強コンビ」の出会いです^^


翌年「ビーチボーイズ」で共演する竹野内豊と稲森いずみ
当時ロン毛俳優としてキムタクと比較される事が多かったと言う豊原功補もこの後出演し、
このドラマで女優デビューを果たしたりょうとは後に様々なドラマで共演する事になる


そんな面々で始るこのドラマの第1話は30分時間拡大版でスタートされる
それだけ期待されたドラマだったってことかな
前年ブレイクしたキムタクを大々的に売り出そうとした北川悦吏子ら製作側の気合はスゴかったと思われる


北川悦吏子は前年「愛してると言ってくれ」の脚本を手がけ、
このドラマもヒットさせ一流脚本家としての地位を不動のものにする
「愛してると言ってくれ」の影響で手話教室の申し込みが殺到し、
このドラマの影響でピアノ教室の申し込みが殺到し、
どちらも「社会現象」を巻き起こすほどのドラマだったわけである


どっちのドラマも主題歌が大ヒット
DREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」
久保田利伸 with Naomi Campbellの「LA・LA・LA LOVE SONG」
実際このドラマ中のセリフでも「トヨエツ」の名前も出てきたし、いろいろ共通点もあるようです
特にこのドラマ人気は当時すごかったようで、「月曜日はOLが街から消える」と言われるほどだったようですね


そしてそんな多種様々な強烈な個性のぶつかり合いのようなドラマは、
花嫁衣裳の裾を上げながら全力疾走する奇人・葉山南(山口智子)の「怪演」から始る(笑)
南は婚約者の朝倉に逃げられ、その朝倉の住む部屋に突撃をかましている状態
しかし出てきたのはルームメイトの瀬名秀俊(木村拓哉)
厳密には「ルームシェア」してるほぼ他人同士の関係
当時って多分まだ「ルームシェア」って言葉もなかったんでしょう
それ以前にそういう概念(家賃半減の為に他人と住む)もまだ稀少だったんでしょうね


とにかく血走った目でハーハー言いながら瀬名を睨みつける南
瀬名は危険なものを感じてすぐドアを閉める
しかしまたドアを叩く南


そして部屋の中に入り朝倉を「家宅捜索」
しかし婚約者なのに相手の部屋に行ったこともなったというのは少し現実味がない(笑)
結局いるわけもない朝倉をヒステリックに探しまくるが見つかるはずもなく
そして瀬名は朝倉の置手紙を発見
それを渡そうとするが南は「出だしだけ読んで」と求める


結局冒頭ですぐに別れの言葉が綴られた短い手紙で南は結婚式当日に相手に逃げられた事を悟る
最も、この部屋に来る前からわかっていたことなんだろうけど現実から目を背けていたんだろう
放心して力が抜ける南


ここで南はタバコを咥えて紫煙をくゆらせる
これも90年代の雰囲気なんでしょうね
国を挙げて禁煙・嫌煙を推奨してる今じゃヒロインの女優にタバコ咥えさせるわけがない(笑)
この後ドラマ内ではパチンコ屋のシーンも良く出るが若い女の子が足組んでタバコ吸ってるシーンも描かれる
今じゃ女性がタバコ吸うシーン自体描かれる事が稀なだけにある意味斬新
堂々とタバコ吸ってるシーンが放送される女優なんて今じゃ桃井かおりくらいでしょ(笑)
逆に桃井かおりはタバコがないとしっくりこないイメージだし(笑)


タバコをキメてスッキリした南は現実に戻り、結婚式場に集まった家族・親族への言い訳を考える
そしていきなり瀬名に「結婚して!」と求めるギャグ展開(笑)
結局瀬名に断られてタクシー代をもらってトボトボ式場へ戻る南
その後の「修羅場」は描かれず後日へ
そして売れないピアニストの瀬名は自分の将来がかかった大事なコンクールの日だった・・・


ここで久保田利伸 with Naomi Campbellによる名曲「LA・LA・LA LOVE SONG」が流れオープニングへ
ひっさびさに聴いたけどやっぱいい曲
それと最近のドラマだとドラマの頭でこんだけガッツリ主題歌流すドラマないから妙に新鮮
特にサビ過ぎに背景で描かれる瀬名と南の映像とか
90年代の恋愛ドラマのオープニングってこーゆー感じだったなぁとなんだかノスタルジー?
オープニングで主題歌の背後で主役とヒロインがちょっとしたドラマみたいになってるやつね
昔のカラオケのイメージ映像みたいなさ(笑)


主題歌が終るとヒゲ面のイケメン(竹野内豊)とその彼女(りょう)が春なのにまだ雪が残るどこかの北国にいる
瀬名の部屋の電話に公衆電話から電話する竹野内
そういやまだこの時期ってケータイが今ほどは普及してないから基本電話は家電なんだよね
ちょうどポケベルが廃れてケータイに移行するモロに過渡期だったなぁこの年って
オレは親がケータイ持たせてくれなくてピッチデビューだったけど・・・


竹野内達は持ち金が尽きてきていた
今ある全財産の500円でパチンコに賭けることに
打つのは当時の機種で・・・これって多分「ギンギラパラダイス」という機種かな
その後大ヒットし現在まで続く超ロングヒットになる「海物語」の前身みたいな機種だよねこれ
当時高1だったオレも3年後には堂々と打てるようになっていたわけでまだホールにあったからねこの機種
結局一度も打ったことなかったけどあの頃ってものすごく出てたなぁという印象
で、結局竹野内の500円なんて@YOUmani尽きてしまう


しかし、りょうが献身的に床に落ちてる球を拾い集めていた
3球拾って投げ入れるとリーチがかかる
そして確変を引いて5万勝つ
その5万で競輪場に行き今度は50万勝つ
さらにその金で競馬勝負で500万勝つ
現代の“わらしべ長者”となった2人は、高級レストランの全てのメニューをオーダー
「金はいくらでもある」と完全にイカれちまった竹野内


どうもこの竹野内演じるヒゲ面のイケメンが南の恋人?
実際別れの手紙に新しい恋人ができたとあったし
それで南への連絡の為に瀬名の部屋へ電話してきているようで・・・


竹野内は当時が老け顔だったのか今とあんま変わってないなぁ
りょうはさすがに若い(笑)


後日、南はまた瀬名に会いに来る
朝倉と結婚したら人気アニメ「タッチ」の「朝倉南」になるというわかりにくいオヤジギャグをかます南に引く瀬名
表向きは借りたタクシー代を返しに来るというスタンスだが、
実は結婚資金に全財産をつぎ込んでそれも持ち逃げされたとのことで瀬名の部屋に住ませてもらう目的だ
出て行った朝倉が住んでいたスペースに入れてほしいという理屈
瀬名は断ろうとするが南の強引さに押されてしぶしぶ受け入れる
「次の部屋が見つかるまでの仮住まい」という約束で


瀬名はヤマハ音楽教室でピアノを教えて生計を立てている
仕事中は黒縁メガネをしている
これは同じ北川悦吏子脚本の「あすなろ白書」のキャラのオマージュなんでしょうね
カケイ君だかトリデ君だか忘れちゃったけど
そういやオレあのドラマも見てないなぁ


次に登場はモデルの後輩・小石川桃子(稲森いずみ)
超ブリブリ系の女の子を演じているいずみちゃん
多分今と一番キャラが変わってるのは彼女だろうな
でもフツーに可愛い
いずみちゃんが使う「チョベリバ」とか懐かしい言葉だが当時は流行の言葉だったんだろうね
でもオレの周りでは誰も使ってなかったけどなぁ
まー男子校だから当然なんだけど(笑)


瀬名は友人の倉田(井上豪)と南について語り合う
ここで瀬名が朝倉の新しい恋人を紹介したのは自分だと語る
「ここで働いてた女の子なんだけど」と瀬名が言うと、
倉田が「え?ユカリちゃん?オレ狙ってたのに・・・」とガッカリする
じゃありょうが演じているのがその「ユカリちゃん」なのかな?


南は居候の分際で桃子を部屋に呼ぶ
桃子は瀬名の大事なピアノを勝手に弾く
曲はもちろん「ネコふんじゃった」
音楽家にとって楽器は商売道具で手入れもしっかりしているもの
それを何も知らない素人が触るのは大問題


さすがにマズイと思ったのが南はやめさせようとする
それを拒む桃ちゃんとジャレあってるところに瀬名が帰宅
瀬名は呆れて「お邪魔します」と皮肉
この皮肉は笑った(笑)
肉食系女子の桃子はさっそくイケメンの瀬名をロックオン??


瀬名は卒業した音大へ行く
教授の佐々木(森本レオ)と歩きながら語る瀬名
佐々木は「君は優秀な弾き手だけど感情がない。君はシャイな性格なんじゃないか?感情を盛り上げて人にぶつかっていけない。人と壁を作ってしまう。だからそれが音楽にも出てしまう」とめちゃくちゃ的確な指摘
この瀬名にない「感情を盛り上げて何でもぶつかってズケズケ接していける」性格の持ち主が南ってことか
人間は自分にないものを持っている相手に惹かれる
シャイな瀬名には南のような超直球ド真ん中ストレート勝負みたいな行動はまず無理だろう


「僕は、誰かの為にピアノを弾いたことがないんです・・・」と告げる瀬名
これも南の為に弾くことで克服できるという伏線か?
別れ際、佐々木は「瀬名君・・・いつか・・・壁を取っ払ってください」とさらに後押し
なかなか好演の森本レオ
しかし、オレの眼球にはダチョウの肥後リーダーがどうしてもダブっちまう・・・


ここで登場奥沢涼子(松たかこ)
オレより3コ上だから当時18~19才か
さすがにこれも若い(笑)
今の小林真央に似てるルックスだなぁ
瀬名は涼子に惚れている
そして・・・おそらく涼子も瀬名に淡い恋心を・・・って感じ??


部屋に戻り1965年物の高級ワインを開けてかっくらう瀬名と南
南は「朝倉はいつも自分の誕生日に日付が変わるや否やすぐ電話してきてくれた」と思いを語る
そして朝倉と思い出のスーパーボールで遊ぶ2人
どうやらこれが南にとって朝倉との思い出の大切なモノのようだ
瀬名は3Fの窓から下に叩きつけて戻ってくると「実演」してみせる


続いて南がやってみるがヘタクソだからボールはどっかに行っちまう
すぐに探しに行こうとする瀬名
「大事なものなんだろ?」ととても献身的
しかしそれを止める南
朝倉への思いを断ち切りたいということか


しかしやっぱり未練が断ち切れず翌日さっそくボールを探しに行く南
あっさりボールは見つかる
フツーあんな落ち方したら見つけるのは絶望的なのに(笑)
つーかこのスーパーボール妙に幻想的
夕日やネオンライトを取り込んで怪しく輝き続け視聴者の心をまどわせる・・・


夜、瀬名が帰って来る
南は電話には出ない事を約束されていた
しかしこの日瀬名にかかってきた電話3本取っちまった!
しかも取った電話の内容が悪すぎた
これで険悪な雰囲気に


一本目は惚れている涼子からの初めての電話
南が出たことで恋人がいると思われてしまいブチ怖し
恋人はワイン色


二本目はもっとマズイ
例の新人ピアニストコンクールに落選した知らせだった
これで瀬名は完全に気分を害してしまう


三本目はピアノ教室の生徒の欠席の連絡
「三段オチ」のお約束?


部屋に入りふさぎこもうとする瀬名
しかしここで他人と壁を作ろうとしない南はズケズケ瀬名の心を土足で踏みにじる
一流ピアニストのように振舞って嘘をついていた瀬名の嘘は気づいてたと指摘したり、
「コンクール落ちたくらい何だ、また受ければいいだろコノヤロー」的にズケズケと・・・
瀬名は「4年に1回しかないコンクールなんだ」と告げる


そしてキレた瀬名は「アンタだってananのモデルとか嘘ついてたけどスーパーのチラシモデルだろ」と指摘
「何で男に逃げられた30女と一緒に暮らさなきゃならねーんだよ」と続け様に吐き捨てる
これでキレた南は部屋を出て行くと言い出す


南が部屋の荷物をまとめている間に瀬名は南の履歴書を偶然発見
今日が南の誕生日だと知り、電話に出たのは朝倉からの電話を待っていたからだと気づく


南を引き止める瀬名だが振り切って去ろうとする南
以前南にピアノを弾くようにせがまれても「人前では弾かない」と拒んでいた瀬名
しかしここで初めて「南の為に」ピアノの前に座り「HAPPY BIRTHDAY」を弾く
3Fから流れるそのメロディーが耳に入り足を止める南
3Fからかなり離れた距離までもう歩いていた南
あんなとこまで聞こえてしまうんじゃ普段練習時に弾こうとしたら騒音問題でモメるんでは?
防音設備何もないんだろうか?
そんなことをこのシーンで考えるのはヤボ??


でも素直にこの「HAPPY BIRTHDAY」にはオレも男のくせに感動しちまった
いいシーンだと思った
そして戻ってきた南
「人前じゃ弾かないんじゃなかったの?」と言うと、
瀬名は「クリスマスと誕生日は特別」と返す


そして竹野内が部屋にまた電話をしてくる
儲かった金でケータイを買ったのかついに車を運転しながらの発信
今だったら完全に道交法違反(笑)


怖がって電話に出られない南
しかし瀬名に煽られて電話にとびつく
「もしもし?」と言った所で第1話は終り
これはエグい終わり方
続きがめっちゃ気になる終わり方で翌週まで引っ張ったんですね
当時の視聴者はさぞかしイライラしたでしょう
お察し申し上げます(笑)

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これが平均視聴率29.6%、最高視聴率36.7%を叩き出した伝説のドラマの第1話の流れです
山口智子はこのドラマ以後、来月スタートの「ゴーイング マイ ホーム」まで連続ドラマの出演は一切なし
それでもカリスマ的人気を誇り、新人アイドルや女優の「憧れのタレント」で名前の挙がる率NO1であり続けた


「自然体」、「飾らない」、「男に媚びない」という同性にウケる要素を多分に持っていたキャラなんだろうと思う
それと同時にキムタクのサクセスストーリーもこのドラマから始る
だから2人にとって大事なドラマなんだと思う
そもそもこの「キムタク」という呼称が定着したのもこれくらいの時期からじゃないのだろうか
若干記憶が曖昧だけどキムタクがカリスマ的人気を得たのはここからじゃないかと思う
あ~でも前年の95年にはもうすごい人気だったな
ダウンタウンの浜ちゃんと「人生は上々だ」とか言うドラマ出てた時既に騒がれてたし
「キムタク」という呼称が定着したのも前年からだ


とりあえず第2話がすごく楽しみな展開
早く続きが見てみたい
もうがまんできない


以上、ロングバケーション再放送第1話「なんだよ!この女」のあらすじ(感想ネタバレ含む)でした
ちなみにこの第1話の視聴率(当時)は1話目からいきなり30.6%の高視聴率スタートでした


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