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平清盛 14話 感想 [平清盛]

平清盛 第14話「家盛決起」の感想(あらすじネタバレ含む)です
平氏の棟梁忠盛の後継者争いが過熱
藤原摂関家の栄華再興を目論む内大臣の藤原頼長がそれに乗じて平氏を乱す
そして翻弄される清盛と家盛兄弟
さらに後の平氏・源氏の運命を左右させる常盤御前の登場と盛りだくさんの内容でした


しかしやはり平家内乱のキーポイントとなるのはやはり宗子(後の池禅尼)なんでしょうね
彼女の家盛に対する愛、舞子に対する嫉妬、それらに耐えながら清盛を立てる母の姿を見て、
家盛は母に笑って欲しくて決起したわけです


この宗子は後の平治の乱で捉えられた当時13歳の源頼朝の助命を清盛に強く求めます
断食(ハンガーストライキ)をしてまでの訴えに根負けし清盛は頼朝を助命します
結局これが平氏滅亡へと繋がったわけです
清盛はこのことを終生後悔し、自身の死の間際には「わが墓に頼朝の首を供えよ」と告げたほどです
やはりこの宗子という女性は平氏にとっては禁断のジョーカーだったのかもしれません
清盛の叔父である平忠正は清盛が平氏の疫病神だと言いますが本当の疫病神は宗子だったのでしょう


そして今回登場した常盤御前
彼女も義朝の愛妾となり後の牛若丸・源義経を産むわけですが、
彼女もその美貌を駆使して清盛を色ボケさせ義経の助命に成功
これも平家滅亡へと繋がるわけです
宗子と常盤御前によって助命した頼朝・義経が平家討伐の中心となったわけですから


彼らを殺して源氏を根絶やしにできなかったことが平家没落に繋がります
後の禍根となるものは根絶やしにするのは日本に限らず古今東西の歴史で様々見られます
日本でもこの平家の「詰めの甘さ」の反省からか、
戦国時代の織田信長は徹底した「根切り」(滅ぼした相手は女子供含め徹底的に処刑)を見せ、
徳川家康は大阪冬・夏の陣で豊臣家の血縁を徹底的に皆殺しにしてしまいましたし、
しっかり「教訓」として後の世に伝わっているわけです


その宗子が招いた平家の後継者争い
それに乗じた悪の内大臣・藤原頼長の策略に家盛が乗り、
平家の後継者は家盛に決まりつつありました


頼長の男色(今で言うゲイ)までNHKがしっかり描いたのは驚きました(笑)
実際「そういう趣味」が頼長にはあったようで
日本は長らくそっち系の趣味が盛んだったようで、戦国時代は特にすごかったようですね
今じゃすっかり変態扱いですが、今もかなりゲイはアンダーグラウンドで増えているようで
強くなった女性に付いていけなくなった草食男子がゲイに走っているようです
世が乱れると性も乱れるというのは昔も今も変わらないということでしょうか
時代が安定していれば普通に男は女を愛するものではないかと言う考えですが・・・


家盛は宇治で落馬
これで命を落とすようですが、史実的には病死というのが一般的なようで、
そこは脚色っぽいですが、落馬説もあったのは事実です
とにかく場所は宇治というのは共通していますけどね


ただ、清盛を後継者として信じて疑わなかった父・忠盛も今回始めて揺れました
それまでは家盛を後継者にすることなど考えた事もなかったはず
今回は家盛という人物についてかなり掘り下げられていて面白かったです


清盛と妻・時子の「ラブ・ロマンス」は先週から目についていましたが、
さすがにこれは脚色臭が強いですね
あの時代のあの立場の人間があそこまで純愛に生きるとも考えにくく
事実既に清盛は常盤の美しさに心を奪われ始めているわけで
一夫多妻多妾が当然だった立場・時代の人間があれはないなと
女優・深田恭子が絡むとどうしてもそういう展開になってしまうのかなとも思いますが(笑)


森田剛(V6)演じる、平時忠のしたたかぶりもしっかり描かれていて面白かったです
権力に取り入ろうとする他力本願な人間がいるのも昔も今も変わらないということですね


常盤御前に今最も勢いのある若手女優・武井咲を配置しましたね
2005年の大河ドラマ「義経」で静御前に石原さとみがキャスティングされた時を何となく思い起こしました
そういえばあのドラマでは中井貴一は頼朝を演じているんですよね
今度はその「真逆」とも言える平家の棟梁役を演じているとは
さすが武田信玄ですね


家盛を熱演中の大東駿介
次週が最終出演になりそうです


以上、平清盛 第14話「家盛決起」の感想(あらすじネタバレ含む)でした
来週はかなり激動な展開ですから絶対見逃せませんよ!
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