平清盛 13話 感想 [平清盛]
平清盛 第13話「祇園闘乱事件」の感想（あらすじネタバレ含む）です
まるでお茶屋遊びの果ての芸妓の取り合いの乱闘を連想させるタイトルですが、
そんな艶っぽいものではなく、
ゴツくてむさくるしい男達の熱き暑苦しいストーリーです（笑）
それでもとても面白い回でした
清盛（松山ケンイチ）は一門の繁栄祈願のため祇園社（現・八坂神社）へ参詣する
そこで僧兵の金覚（新崎人生）らが平家に絡む
兎丸（加藤浩次/極楽とんぼ）は「なんじゃワレ」的に応戦
そこで金覚が兎丸と幼馴染であることに気づく
そして父の敵である平家の「犬」となっていることを揶揄する
キレた兎丸は金覚の相棒である銀覚に頭突きを数発見舞う
その頭突きだけで額を割って流血した銀覚
まるでプロレスのような展開・・・
それもそのはず、金覚を演じる新崎人生は正真正銘のプロレスラー
お遍路さんのギミック（設定）で元岩手県議員のザ・グレート・サスケが設立したみちのくプロレスに所属し、
その後サスケの後を継いで代表取締役社長にも就任し、
日米の様々なプロレス団体で活躍した超一流・超個性派プロレスラーなんです
リングのロープの上を拝みながら歩いたりしちゃいます（笑）
そんな背景もありついつい極楽加藤もプロレス風アクションの頭突きだった気もします（笑）
とにかくこれで祇園社を血で染めちまったことで平家は比叡山の僧兵達攻め立てられます
元々僧兵達の強訴をいつも阻んでいたのが平家ですから敵対意識・利害関係はとても強かったのです
清盛と父・忠盛（中井貴一）の流罪を求め僧兵達はまた強訴
鳥羽院（三上博史）は源氏に強訴鎮圧を命じます
源為義（小日向文世）・義朝（玉木宏）親子らは僧兵達が担ぐ神輿には矢を当てないように応戦するが、
その顛末を高見の見物していた清盛は神輿に迷わず弓を引きます
神輿に矢が突き刺さり、後の武蔵坊弁慶である鬼若（青木崇高）は腰を抜かします
彼は義朝をやたらガン見していて、後の源氏との縁を既に感じているような伏線もありましたね
そして清盛が矢を放つ様も見ていました
神仏が絶対的な存在だった当時、神に弓引く清盛は当然罪を問われます
しかし、故意に狙ったかどうかまでは鳥羽院の耳には届いていません
清盛が故意に矢を放った事を伏せて忠盛と清盛は鳥羽院の沙汰が下るまで検非違使庁に蟄居します
藤原摂関家は当然清盛・忠盛を流罪にする事を鳥羽院に進言
挙句、鬼若まで鳥羽院の前に引き出し、清盛が故意に矢を放ったと証言させます
しかし信西（阿部サダヲ）は完全に平氏寄り
逆に摂関家とは対立姿勢を示します
そして、鳥羽院も平家寄りなのです
今回の三上博史の演技派すごく生き生きしていて良かったですね
やっぱりカッコいいなぁと思ってしまいました
そして清盛の叔父で、忠盛の弟の忠正（豊原功補）も、
清盛の子（後の重盛）が継母に疎まれるんじゃないかと心配しているのを励ましてあげていました
三上博史・豊原功補と、僕の好きな二大俳優が目立ったから今回はとても得した気分になりました（笑）
蟄居中の検非違使庁で双六あそびをする清盛と忠盛
清盛は「私がこのような災いを招くと知っていてなぜ私を引き取ったのか」と自らの出生の謎に迫ります
忠盛は舞子（吹石一恵）の最期のことを清盛に語って聞かせます
最期まで「物の怪」白河院に立ち向かい、清盛を守り抜いた女性として
今見ても名演と言える吹石一恵が無数の矢に射抜かれて命を落とすシーンも流れました
そして鳥羽院が検非違使庁にやってきます
鳥羽院はある意味自分の弟にもなる清盛に神輿を射抜いたのはわざとか尋ねます
清盛はわざと射抜いたとストレートに答えます
鳥羽院は自らも射抜いて見せよと両手を広げて構えます
清盛は弓も矢もないものの形だけで矢を射抜いてみせました
鳥羽院は「白河院の汚れた血が体から流れ落ちている」と歓喜の叫びを挙げます
そして清盛に「そなたこそ矢そのものだ」と賛辞を与え流罪はなしで、銅30貫の献上で恩赦します
この場面、番組のタイトル時の音楽が流れるほどで相当重要な場面なんでしょうね
今まで番組内でこの楽曲が流れることはなかったですから
そしてついに時子（深田恭子）が子を産みます
後の平家・清盛の跡取り（消去法の結果ではあるが）の宗盛です
前妻の明子（加藤あい）が静かに夫を立てるタイプでしたが、
この時子は夫にずけずけ物を言うタイプでとても対照的です
でもそれが清盛にはたまらない様子で・・・
一方、忠盛の妻・宗子（和久井映見）は舞子に与えた鹿の角を今でも忠盛が大切に保管しているのを知る
燃え盛る嫉妬の炎
そして、自らが産んだ家盛（大東駿介）ではなく、清盛ばかりを取り立てる事も舞子のせいだと恨み言
それをたまたま聞いていた家盛はついにこれまで殺していた自我を開放させます
兄・清盛に対し「平家を継ぐのは私だ」と宣言します
以上、平清盛 第13話「祇園闘乱事件」の感想（あらすじネタバレ含む）でした
清盛と家盛の対立は史実通りですが、今までの従順ぶりからするとすごく新鮮な展開ですね
まるでお茶屋遊びの果ての芸妓の取り合いの乱闘を連想させるタイトルですが、
そんな艶っぽいものではなく、
ゴツくてむさくるしい男達の熱き暑苦しいストーリーです（笑）
それでもとても面白い回でした
清盛（松山ケンイチ）は一門の繁栄祈願のため祇園社（現・八坂神社）へ参詣する
そこで僧兵の金覚（新崎人生）らが平家に絡む
兎丸（加藤浩次/極楽とんぼ）は「なんじゃワレ」的に応戦
そこで金覚が兎丸と幼馴染であることに気づく
そして父の敵である平家の「犬」となっていることを揶揄する
キレた兎丸は金覚の相棒である銀覚に頭突きを数発見舞う
その頭突きだけで額を割って流血した銀覚
まるでプロレスのような展開・・・
それもそのはず、金覚を演じる新崎人生は正真正銘のプロレスラー
お遍路さんのギミック（設定）で元岩手県議員のザ・グレート・サスケが設立したみちのくプロレスに所属し、
その後サスケの後を継いで代表取締役社長にも就任し、
日米の様々なプロレス団体で活躍した超一流・超個性派プロレスラーなんです
リングのロープの上を拝みながら歩いたりしちゃいます（笑）
そんな背景もありついつい極楽加藤もプロレス風アクションの頭突きだった気もします（笑）
とにかくこれで祇園社を血で染めちまったことで平家は比叡山の僧兵達攻め立てられます
元々僧兵達の強訴をいつも阻んでいたのが平家ですから敵対意識・利害関係はとても強かったのです
清盛と父・忠盛（中井貴一）の流罪を求め僧兵達はまた強訴
鳥羽院（三上博史）は源氏に強訴鎮圧を命じます
源為義（小日向文世）・義朝（玉木宏）親子らは僧兵達が担ぐ神輿には矢を当てないように応戦するが、
その顛末を高見の見物していた清盛は神輿に迷わず弓を引きます
神輿に矢が突き刺さり、後の武蔵坊弁慶である鬼若（青木崇高）は腰を抜かします
彼は義朝をやたらガン見していて、後の源氏との縁を既に感じているような伏線もありましたね
そして清盛が矢を放つ様も見ていました
神仏が絶対的な存在だった当時、神に弓引く清盛は当然罪を問われます
しかし、故意に狙ったかどうかまでは鳥羽院の耳には届いていません
清盛が故意に矢を放った事を伏せて忠盛と清盛は鳥羽院の沙汰が下るまで検非違使庁に蟄居します
藤原摂関家は当然清盛・忠盛を流罪にする事を鳥羽院に進言
挙句、鬼若まで鳥羽院の前に引き出し、清盛が故意に矢を放ったと証言させます
しかし信西（阿部サダヲ）は完全に平氏寄り
逆に摂関家とは対立姿勢を示します
そして、鳥羽院も平家寄りなのです
今回の三上博史の演技派すごく生き生きしていて良かったですね
やっぱりカッコいいなぁと思ってしまいました
そして清盛の叔父で、忠盛の弟の忠正（豊原功補）も、
清盛の子（後の重盛）が継母に疎まれるんじゃないかと心配しているのを励ましてあげていました
三上博史・豊原功補と、僕の好きな二大俳優が目立ったから今回はとても得した気分になりました（笑）
蟄居中の検非違使庁で双六あそびをする清盛と忠盛
清盛は「私がこのような災いを招くと知っていてなぜ私を引き取ったのか」と自らの出生の謎に迫ります
忠盛は舞子（吹石一恵）の最期のことを清盛に語って聞かせます
最期まで「物の怪」白河院に立ち向かい、清盛を守り抜いた女性として
今見ても名演と言える吹石一恵が無数の矢に射抜かれて命を落とすシーンも流れました
そして鳥羽院が検非違使庁にやってきます
鳥羽院はある意味自分の弟にもなる清盛に神輿を射抜いたのはわざとか尋ねます
清盛はわざと射抜いたとストレートに答えます
鳥羽院は自らも射抜いて見せよと両手を広げて構えます
清盛は弓も矢もないものの形だけで矢を射抜いてみせました
鳥羽院は「白河院の汚れた血が体から流れ落ちている」と歓喜の叫びを挙げます
そして清盛に「そなたこそ矢そのものだ」と賛辞を与え流罪はなしで、銅30貫の献上で恩赦します
この場面、番組のタイトル時の音楽が流れるほどで相当重要な場面なんでしょうね
今まで番組内でこの楽曲が流れることはなかったですから
そしてついに時子（深田恭子）が子を産みます
後の平家・清盛の跡取り（消去法の結果ではあるが）の宗盛です
前妻の明子（加藤あい）が静かに夫を立てるタイプでしたが、
この時子は夫にずけずけ物を言うタイプでとても対照的です
でもそれが清盛にはたまらない様子で・・・
一方、忠盛の妻・宗子（和久井映見）は舞子に与えた鹿の角を今でも忠盛が大切に保管しているのを知る
燃え盛る嫉妬の炎
そして、自らが産んだ家盛（大東駿介）ではなく、清盛ばかりを取り立てる事も舞子のせいだと恨み言
それをたまたま聞いていた家盛はついにこれまで殺していた自我を開放させます
兄・清盛に対し「平家を継ぐのは私だ」と宣言します
以上、平清盛 第13話「祇園闘乱事件」の感想（あらすじネタバレ含む）でした
清盛と家盛の対立は史実通りですが、今までの従順ぶりからするとすごく新鮮な展開ですね
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