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平清盛 時子 [平清盛]

平清盛の正室・時子についての更新です
深田恭子が演じる平時子は、史実上でも有名な存在です
しかし明子やら時子やら滋子やら徳子やら平家の女人達は非常に紛らわしく誰が誰だか混同しがち?
なので敢て時子に焦点を当ててみました
これで多少はスッキリしてこの大河ドラマも楽しめるでしょう


まず、清盛の最初の妻は明子
演じるのは深田恭子と堀越高校の同級生である加藤あい
明子は有名な平重盛を生み、疫病で命を落とします


その明子の友人のような設定で登場した時子
この時子が清盛の後添えになり、そして正室となり、平家基盤を磐石とする為の大きな力となります


まず血縁関係
V6のカミングセンチュリー森田剛が演じる平時忠が弟にいます
森田剛は深田恭子より4学年上3歳年上ということはこの際忘れてしまいましょう
とにかく同じ母親を持つ弟です
時忠は有名な「平家にあらずんば人にあらず」と言い切ってしまった(「あ~あ、言っちゃった」)的人物です


さらに、歳の離れた異母妹に成海璃子演じる滋子(建春門院)がいます
この滋子は松田翔太演じる後白河天皇と結婚しちまいます
そして産むのが高倉天皇


すごいのはこっからです
妹が生んだ高倉天皇に、自らが高齢出産の末最期に生んだ娘の徳子(建礼門院)を嫁がせちまいます!
当時の皇室じゃ当たり前だったかもしれませんが、現代じゃ考えられない近親結婚です
当時は天皇に嫁ぐ、天皇になる男子を産む事が最大の権力を有することができる時代でした
それほど当時の皇室の権力は絶対的であり、文字通り「王の位」だったわけです


とりあえず、時子はその血縁関係の力で平家の権力を絶対的名ものにするわけです
腹違いの妹が皇室に入りこみ、中宮・国母にまで登りつめ、
そして自ら産んだ子も同様に中宮・国母になるわけです
そして生まれた子、つまり時子の孫が幼き安徳天皇だったわけです


時子は血縁の力だけでなく、清盛の死後は平家の支柱として支えた肝っ玉かあさんぶりもあったようで
とにかく優れた女性だったようですね
二位尼と呼ばれていました


息子は3人産んでいます
宗盛、知盛、重衡
知盛、重衡は共に優れた息子でしたが、壇ノ浦で自害と斬首でそれぞれ34才と29才の若き命を散らしました


問題は平家を継いだ宗盛
放蕩三昧で肥え太り、愚鈍で傲慢で、壇ノ浦敗戦後は女々しく頼朝に命乞いをし、「これがあの清盛の息子か」と呆れさせ、源氏一門から「平末盛」とまで嘲笑されるほどで、平氏滅亡の「A級戦犯」のような人物である


現代でも企業の後継人事は会社の命運を握ると言うが、
千年昔の時代でも、後継者選びに失敗すると滅亡に繋がるということが描かれているわけで


時子に話を戻す
時子は壇ノ浦で幼き安徳天皇を抱きこう諭します
「君は前世の修行によって天子としてお生まれになられましたが、
悪縁に引かれ、御運はもはや尽きてしまわれました。
この世は辛く厭わしいところですから、極楽浄土という結構なところにお連れ申すのです」と


そして「浪の下にも都の候ぞ」(波の下にも都がございます)と語り、
安徳天皇を抱きながら無理心中のような形で入水します
平家物語に描かれたあまりにも有名な流れですね


ただ、幼き安徳天皇にとってみれば迷惑な巻き添えでしたよね
何でオレまで死ななきゃならないんだと
いくら平家の血が濃厚でも天皇が死罪になるわけがないんですから
暗殺されたかもしれないけど


後日談として、翌日に漁師の網に幼き安徳天皇の遺体がかかったとの説もあります
その遺体を安置したと言われる御旅所が現存しているわけで


ここまで平時子について言及してきました
ドラマ内では源氏物語狂いのように描かれていますが、現実はどうだったのか
当時の貴族女性が皆読んだというものですから、実際そうだったのかもしれませんね


不老の薬を飲んでいるのか、いつまでもあどけなさが残り続ける深田恭子
彼女は50歳になっても今のままのルックスで「女の子役」を演じてるような気さえします
ある意味それはそれで見てみたい気もしますが


この大河ドラマでの老年期や、最期の壇ノ浦での入水シーンなどどう演じるのかすごく興味深いです
実際に水に飛び込むほど体張るのかな
デビュー作の「神様、もう少しだけ」ではプールに飛び込んで金城武とちゅうをしまくっていましたが
とにかく12月の最終話はとても注目ですね


以上、平清盛 時子についての更新でした
フカキョンの熱演にも期待しましょうね
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