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平清盛 8話 感想 [平清盛]

平清盛 第8話「宋銭と内大臣」の感想(あらすじネタバレあり)です
本日は後に平清盛の「富と権力」の象徴となる日宋貿易と宋銭の原点が描かれました
また後に保元の乱で対立する藤原頼長も登場し早速対立気配を演出します
後に「悪左府」と呼ばれるほど辛らつな性格を極めた藤原頼長の貫禄がすごく出ていたと思います
また妻の明子に「やや」が授かります
最初の子ですね
後の平重盛です


清盛の民の平和を願う心が強く現れた回と感じました
物が行き渡るのが皇族や有力貴族の中だけで、
飢饉の中多くの民が苦しんでいる構図を打破しようとしている清盛。

現代の政治家や官僚ばかりが利権にまみれて、
大不況の中多くの国民が苦しんでいる世情と被って見えたのは自分だけでしょうか?
NHKがそこまで意図して描いたかどうかはわからないですが

ただ、やはりいつの時代のどの国も一部の上層部だけが良い思いをして、
多くの民衆は苦しむというのは同じみたいですね
今だってそれは日本だけではないでしょう
寧ろほとんどの国がそうなのかもしれない
人間は学習をしない生き物なのか

義朝もかなり野性味を帯びてたくましくなりましたね
清盛以上に荒々しい武士らしさが出てきた感じです
後に源頼朝を産むことになる由良姫も完全に惚れている様子

佐藤義清 (西行)も崇徳天皇の寵愛を受けます
今回崇徳天皇は男色のような描写が描かれましたが、
現実には父に疎まれ誰とも心を通いあわすことができず、
孤独な幼年時代をすごしてきた結果なのです

男色と言えば今回登場した藤原頼長がそうだったようです
それが描かれるかどうかはわかりませんが・・・
少なくとも清盛のことはあまり好みじゃないようですね(笑)

得子(美福門院)は着実に鳥羽院の心を掴みつつあります
しかし鳥羽院は未だに璋子(待賢門院)のことが心にあるようです
白河・鳥羽、そして西行の心まで奪う璋子という存在
あの松雪泰子を凌ぐ(?)ほどの美しさで存在感を放つ檀れいが眩しく感じます
その璋子も側にいる時は何とも思わなかった鳥羽院を失って初めてその喪失感に気づいたようです
しかし得子は既に後の近衛天皇を身篭っています
前回の出産が女子だったと見るやすぐに第二子を身篭る得子
権力への執着心の強さはすさまじいものがあります

近衛天皇も、今回良家との縁談を決心した清盛の弟の平家盛も、
どちらも病気で早死にしてしまうんですよね
そしてこの両者の早死にが後の歴史に大きな影響を与えることにもなるわけです

以上、平清盛 第8話「宋銭と内大臣」の感想でした
来週はついに後の後白河法皇である雅仁親王が登場
ある意味、清盛にとっては義朝や頼朝以上の「宿敵」です
「役者」が揃ってきたなぁと感じます
演じるのは松田翔太です
これすごく良いキャスティングだと思います
父・松田優作譲り(?)のあのクールさはすごくイメージに合っていますから
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