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最高の離婚 10話 感想 [最高の離婚]

最高の離婚 第10話 「あなたがその子の父親になればいいじゃない」の感想(あらすじネタバレ含む)です
椎名林檎作詞作曲の「幸先坂」で本人名義としては初の歌手デビューに踏み込んだ真木よう子演じる灯里が諒の子を妊娠した事実が前回で発覚しました
真木よう子と椎名林檎は友達関係だったそうで
それはともかく今回もまた前回のラストの衝撃をサラッとスルーした展開からスタートです


8話のラストで結夏と諒が突然キスをしている衝撃の展開が、
9話が始ってみると何事もなかったかのように話が進んでいて「肩透かし」をくらったような感覚になりましたが、
今回もまたそんな感じ
前回のラストで灯里の妊娠が発覚し、当然それ絡みの流れから始るのかと思えば、
普段の光生の日常(仕事)風景からドラマはのほほ~んと始まりまた「あれ?妊娠は?」と肩透かし気分


まーでもすぐに伏線は回収してくれて、佇む光生の回想シーンの中で灯里から妊娠を告げられた場面が描かれました
「どうするかなんて今聞かないでね」と相変わらず鋭い灯里
光生は結夏に電話してどうすれば良いかと聞いてみるものの、
結夏はサブタイトルにあるように光生が父親になればいいと言います


光生は諒に知らせようとしますが、諒は灯里を光生に取られたと思い自棄になり女4人をはべらかせてからおけを楽しむ爛れた日々を過ごしていました
そしてカラオケルーム内で子供のような喧嘩をする光生と諒
マラカスでコツンと光生の頭を叩く諒がちょっと可愛く思えてしまい、
諒がモテる理由もわかる気がしたり・・・


結局諒には灯里の妊娠も告げられず、マラカスで散々頭を小突かれた光生は頭を抑えながら帰路へ
すると自宅前で灯里が待っていました
灯里は八戸の実家に電話をしたようで、実家で子供を産んで育てる決意を決めたようです
光生とももう会えなくなると思った灯里は光生に別れを告げに来たようなものです
嘘をつけない光生が好きだったと精一杯褒める灯里


光生の魅力ってそういう誠実さなんでしょうね
めんどくさいし神経質だしイライラする部分も多いキャラだけど誠実なのは確か
でもやっぱり現実にあんな奴がいたらなかなか恋人になろうと思える女性はいないような気がする(笑)


一方、結夏は仕事を探し始めました
メイドカフェの店員さんは「ケータイに(光る)アンテナがあった世代」ということで不採用
え~オレだって光るアンテナ使ってましたとも
あれ綺麗だったし幻想的だったんだけどなぁ
今のスマホはなんかそーゆー夢がないよ(笑)


そんな懐古主義なオッサンの戯言はどうでもいいですよね(笑)
次は結夏はなんとAV女優にスカウトされちまいます!
それも1本300万円、3本契約なら一千万円という破格の待遇です
無名の素人女性が300万や一千万円もらえるなんてAV女優ってすごいんですね
結夏(=尾野真千子)のルックスがあってのものなんでしょうけどね


結夏の「タオル取っちゃう方だよね」という発言が妙にツボにハマって面白かったです
オノマチってホント面白い女優さんだなと思います
やっぱりロンバケの頃の山口智子(通称・ヤマトモ)に似てる


結夏は友人の家に住ませてもらってるわけですが、
その友人とは入山法子演じるお水系のシングルマザー(?)のようです
AVスカウトマンの都並(佐藤祐基)の名刺を興味深く見ていたのが意味深でした
結局彼女は勝手に津並に連絡を取ってしまい、
結夏も超ミニのスカートで津並の経営する(?)クラブに連れて行かれAVデビュー一直線のようです


一方、光生はついに諒に灯里の妊娠を伝えます
光生に対し始めて敬語を使わず「ありがとう」と返し灯里の部屋に駆け出す諒
子供の胎児写真を見せてほしいと灯里に告げると「人には見せられないよ」と相変わらず強烈なお言葉(笑)
さらに「この2ヶ月自分が何してたかわかるよね?だったらそんなこと言えないよね?」と畳み掛けます
挙句には「そろそろお客さんが来るから・・・。邪魔なんだけど」ともう完璧です
灯里のドSぶりには涙が出るようです


しかし今回の諒は一味違います
泣きながらすがりつき「父親になりたいです」と懇願します
それを見つめる真木よう子の眼光の鋭さがすごい(>_<)
めっちゃ怖い顔で睨みつけている(>_<)
そしてやっぱり顔小さい(>_<)


結局灯里はトイレに逃げ込んでしまい「めんどくせぇ・・・」とつぶやきます
「めんどくせぇ」って諒を演じる綾野剛が「妖怪人間ベム」に出演していた時の口癖でしたね
あれも1年ちょっと前のドラマなのに未成年の役を演じていたのはすごい(笑)


そして光生に諒から連絡が入りあれだけ修復不可能に思えた関係だったのに灯里がやり直してくれると言ってくれたとのこと
これには驚きました
もう諒の事は好きになる余地などなさそうに見えたのに
そして光生と結夏の4人で食事をしようと諒からの提案


結夏はAVの出演交渉中で参加できず、光生と「上原夫妻」の3人での食事会
しかし諒が来る前に灯里が「真相」を語ります
やはり諒のことはもう愛せないとのこと
ただ父親がいたほうが良いと思う「現実」を取ったとのことです
ただこれって諒が嫌った「仮面夫婦」になってしまうことじゃないんでしょうか?


お祝いのシャンパンで乾杯をせがむ灯里を無視する光生
合流した諒と灯里の楽しそうな雰囲気(灯里は楽しくないかもだけど)を複雑そうな思いで見つめる光生
誠実で純粋な光生には「愛のない夫婦」が許せないようで・・・


その夜、深夜になっても寝付けない光生
結夏に電話をしてしまいます
結夏は「私、女優になります」的に光生に告白
「バカかお前は?」的に光生も返す
「ムリに決まってんだろ」的に畳み掛ける光生はテレビの「女優」を意識しているであろうことは明らか
「だったらそう思ってろ」的に電話をブチる結夏
光生は独り言のようにブツブツと結夏への思いをつぶやくちょっと危ない状態です・・・


でもあれほど大切にしていた盆栽を撤去してでも結夏とベランダで飲む事を決意したようです
「結夏・・・」と何かつぶやこうとした所にまた電話が!
飛びつくように出ると相手はいつもの取引先の野球仲間
壮絶にガッカリした光生の表情が印象的
明日また集合との連絡だった


翌日野球なのになぜか秋葉原駅で待ち合わせ
集まったものの「今日は野球じゃない」とのこと
なんと謎のカルトアイドルのライブに皆で「参戦」する誘いだったのです
「あ~よっしゃいくぞ~!」とか「うりゃおい」とかいかにもアイドルファンっぽいコールで盛り上がる会場
光生は最初はシラけた顔で見ていました・・・


・・・しかし、徐々に光生の中で何かが弾けました!
なんと前田敦子を知らない光生がアイドルに心を奪われてしまったのです
アイドルって光生みたいなタイプが一番ハマりやすいと言いますもんね
あっちゃんを知らないアイドルオタクと、成り上がりAV女優
とんでもない夫婦になりそうな展開で今回は終わりです


次回はいよいよ最終回
このドラマの好調さから15分拡大版です
最終回だってのにアイドルにハマってしまった光生
金の為に貞節を捨てるかどうかの決断を迫られる結夏
仮面夫婦まっしぐらの上原夫妻
「最高の離婚」というドラマ名から大きく逸脱せずに結末をつけるのでしょうか
それとも予想外の展開が待ってるんでしょうか?
すごくワクワクしますねぇ


そして河口湖に去った亜以子(八千草薫)
「大切なものからなくなっていくものよ」という言葉が意味深
彼女が河口湖行きを決断したのは光生と結夏の復縁を後押しする為に、
甘えられる存在である自分が去るという強硬手段に出たのかもしれません
河口湖行きのメールを受け取った時の結夏の悲しそうな表情が印象的でしたね


エンディングではついに桑田佳祐が瑛太と対戦
瑛太にコブラツイストをキメる桑田だったが、綾野剛が背後から桑田の覆面をはぎ取ってしまいました
さらにオノマチと真木よう子双方に抱きつかれて悶えているシーンまで追加されていましたね
4人とも桑田佳祐とサザンオールスターズのファンだったそうです
だからこそ、次の最終回が楽しみでならないのであります


それにしても最初は会場から逃亡しようとしたりシラけていた光生が、
徐々にアイドルに心奪われていく様はジワジワ来ますね(笑)
瑛太のある意味「熱演」でこのシーンだけ何度も見返してしまうほど面白いです(笑)
最終回目前になって今更アイドルにハマってしまうという展開を考えるとはこのドラマすごい!!
時はアイドル戦国時代
その頂点にいる前田敦子という存在を知らなかったほどの光生
そんな光生が一回目のライブの一曲目でアイドルに心(ハート?)を奪われちまいました
アイドルの中毒性ってホントすごいんだなぁと見ててある意味怖くなってきた(笑)


以上、最高の離婚 第10話 「あなたがその子の父親になればいいじゃない」の感想(あらすじネタバレ含む)でした
この第10話の視聴率は10.6%
前回から2話続けて少し数字が落ちてきていますね


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