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最高の離婚 最終回 感想 [最高の離婚]

最高の離婚 最終回(11話)「結婚って、拷問だと思ってましたが、違いました」の感想(あらすじネタバレ含む)です
「3.11カップル」のかよわい「絆」を存分に見せつけてくれたハートフルラブコメディーもついに最終回
光生(瑛太)はとあるアイドルグループ「でんぱ組.inc」にハートを奪われてしまい、
結夏(尾野真千子)は「人妻誘惑温泉」とやらの成人向け映像作品(ぶっちゃけAV)の出演料に心奪われ、
共に迷走が始りそうな予感です




しかし、アイドルにうつつを抜かしてる光生の気の緩みからマチルダとはっさくがどこかに行っちまいます
「うちのタマ知りませんか?」状態で街中を探し、灯里(真木よう子)と諒(綾野剛)の二人も捜索に駆り出します
しかし、いくら探しても見つからず、途方に暮れて部屋に戻る光生と結夏
結夏はそこで光生にAVのオーディションを受ける事を告げます
「皮を剥いた蜜柑」だと光生は当然大反対
それは冷凍みかん4個入り?
ん~おいしい?


結夏は「あなたに私の何がわかるの?」、「あなたに止める権利なんてない」と痛いトコを突きまくります
光生は結夏のことを「大切な存在」だと今更ながら伝える
結夏はそれにほだされたのかAVデビューを諦めます
よかったです
茶畑のシンデレラがAVなんてとんでもない話ですからねぇ
しかしすぐにまたお互いの価値観の違いからケンカを始める二人でした
復縁ムード漂い始めたけどブチ壊しです


とりあえず、これで結夏のAV騒動は終止符
そして光生のアイドル依存症もそれ以上は描かれず、
正直光生がアイドルにハマる流れはドラマ上必要性あったのかどうか微妙な演出でしたね
CDなどまとめ買いしてましたが
でんぱ組.incは実在のアイドルグループだけにPRだったのかな?


そして翌日、ついに亜以子(八千草薫)を河口湖に引き取る為に光生の父の修一(山崎一)がやってきます
もうマンガ的なほど光生そっくりな父の修一
細かいし潔癖症だし一方的にまくし立てるところなど何もかも光生そっくりクリソツです


しかし、光生と結夏の離婚を知り結夏の実家で両家の緊急家族会議を開くことになります
しかし結局例の如く結夏の実家は大宴会状態となり、話もうやむやに
光生は翌日仕事だからと富士宮駅の終電で中目黒に帰ることに
結夏は差し入れを渡そうと後を追ってきましたが結局駅まで付いてきちまいます
もう、光生のことが好きで好きでどうしようもないんですね


そして駅のホームで二人で電車を待ちます
わざわざ入場券をせがむ結夏
合鍵を光生に返そうとするものの、光生の受け取る手に力がなく何度も落とすの繰り返し
そして電車がやってきます
ドアが閉まる直前に結夏を車内に引っ張りいれた光生・・・


しばらく抱き合っていた二人
そして光生は不意打ちのキスをします
さっき家で「キスは今はちょっと・・・」と嫌がっていた結夏にです
しかしそれで通じ合ったのかお互い笑い出します
そして「ダメな夫婦だね私たち」と二人で認め合います


そのまま二人は最終の新幹線に乗るものの二人分の料金で金が尽きてしまって桜木町で降りることに
そして桜木町から中目黒まで歩いて帰ることになります
大変だろうと心配する母に「以前もこういうことがあった」と返す結夏
もちろん3.11の夜の事を示唆していますよね
3.11カップルから3.11夫婦となった二人
そして二人のそれまでの「愛のメモリー」が流れ始めます
これまで描かれなかった光生と結夏の初夜(?)や結婚直後や新婚時代の映像です


そして部屋に戻ってきた光生と結夏
マチルダとはっさくも無事戻ってきていて涙を流しながら抱き合う光生と結夏・・・


一方、灯里と諒の上原夫妻は今度こそ婚姻届を提出しました
諒は子供が生まれてくることが楽しみで仕方ない様子
しかし生まれてくるのは女の子らしく悪い男からどうやって守るか今から考えていると自分の事を棚に上げます
その諒は短いスカートの女性二人組に目を奪われ灯里に耳を引っ張られるシーンがありました
これは暗示的でしたね
やっぱり諒の女好きは治っていないんです
つまり、いつかまた浮気(不倫)することまで見えたような・・・


今回は最終回ということで淳之介(窪田正孝)や海野(芹那)の準レギュラー組みもとってつけたように登場
と、言ってもエンディングが流れる背後でセリフもなくその後の2人が描かれた程度でした
さらに、最終回スペシャルゲストとして時任三郎がたこ焼き屋の屋台店主として登場もしました
逆にエンディングに登場し始めていた桑田佳祐ですが最終回は一切登場はなしで終りました
主題歌の「Yin Yang」はなかなか好調なようで・・・


こんな感じで終わりましたが、特に荒れることもなく丸く治めたような「元サヤ」結末でしたね
これはドラマが好評だったから続編を作る余地を残すためにそうしたのかどうかわかりませんが、
結果的にはまだまだ引っ張れそうな終り方ではあります


光生と結夏は復縁したものの、結夏のガサツさと光生のストレスは2倍になったとのことで、
今後も衝突は必至でしょう
「上手くいくわけないとわかっているのになぜ」と復縁を訝しんだ結夏の父・健彦(ガッツ石松)の言葉が重い
実際真逆の性格の二人なのに離れられないというとても奇妙な関係です
現実だったらとっくに離婚して二度と顔も合わせないんでしょうが、結夏が思ったより不安定な性格ですね
光生を拒絶するかと思えば未練を見せたり・・・
思えば金に目がくらんだのか寂しさからなのかAV出演を決めたり結夏はやっぱり流されやすく幼稚で不安定な部分がある女性ですね
光生との結婚も3.11の状況下で一緒にいたことで「流された」結果なのかもしれないとお互い感じてもいるようで


一方、灯里もあれだけ拒んでいた諒との復縁も随分あっさり了承し、
さらに諒にまた心まで開いているようで、
ここまで丸くなれるもんなのかなとこちらもこちらで不自然なほどの豹変ぶりでしたね
そもそも諒に対して完全に冷めただけでなく、灯里は光生に惹かれていました
そういった感情も全てそんなうまいことリセットして切り替えることできるのかなぁと疑問に思えて
「大丈夫かな?」と自分に言い聞かせたり、「自分を好きになるより誰かを好きになるほうがラク」と考えたり、
いろいろ苦心はしているようですが


ただ・・・、男として灯里みたいなタイプはかな~り付き合いにくい(>_<)
最初は浮気を気にしないと平然としておきながら、
結局は内部に溜め込んで溜め込んでそしていつしか大爆発するとか一番困るパターンじゃないかと
それくらいなら普段からガンガン文句言ってくれる相手の方がいいです
灯里みたいにムリに我慢して、結局やっぱり我慢しきれませんでしたドッカーンみたいなタイプはキツい(>_<)
しかも結局、国に帰りますとか・・・
結局、南極大冒険・・・(>_<)


濱崎夫婦は性格の不一致
上原夫婦は諒の浮気性
どちらの夫婦も大きな禍根を抱えたままの復縁となっています
正直とても添い遂げられるような雰囲気を感じないのは僕だけでしょうか?
まだまだ今後も波乱・離婚危機は何度も何度もありそうな気がします


それだけに続編を期待してしまいますが、とにかく面白いドラマでした
毎回毎回意外な展開で飽きさせませんでしたね
視聴率的には
1話 13.5%
2話 11.0%
3話 10.8%
4話 12.3%
5話 11.3%
6話 12.1%
7話 11.7%
8話 12.9%
9話 10.7%
10話 10.6%
11話(最終話) 12.7%
と、常に二桁キープし、今クールドラマでは2位の平均視聴率11.82%でしたね
このドラマも数字に表れない「録画視聴率」が高かったドラマじゃないでしょうか


ちなみに今夜テレビ東京で放送される「まほろ駅前番外地」で、
また瑛太と真木よう子がガッツリ共演しますよ
このドラマのファンになったあなたはそちらも見てみては?


以上、最高の離婚 最終回(11話)「結婚って、拷問だと思ってましたが、違いました」の感想(あらすじネタバレ含む)でした
最終回の視聴率は12.7%でした


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