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妖怪人間ベム 9話 感想 [妖怪人間ベム ドラマ]

妖怪人間ベム 第9話「人間になるか? 妖怪のままか? 最終決断」の感想レビューです
あらすじのネタバレ含みます
今回ついに明かされたベム・ベラ・ベロの誕生の謎
そして謎の男の正体
謎の男の正体はベム・ベラ・ベロと同じ細胞の分裂体であり、
心臓病で倒れた緒方晋作博士の遺体を乗っ取っていたものだと判明

オープニングでアニメ版のベムの声を担当した小林清志によるナレーションを思い出してほしい
「それはいつ生まれたのか誰も知らない。暗い音のない世界で一つの細胞が分かれて増えてゆき、三つの生き物が生まれた。彼等は勿論、人間ではない。また動物でもない。だがその醜い身体の中には正義の血が隠されているのだ。その生き物・・それは人間になれなかった妖怪人間である」

1つの細胞から3つに別れて生まれたのがベム・ベラ・ベロ
しかしその前に先に1つだけ別れて誕生していたのが謎の男の正体である
その「本体」は緑のアメーバの集合体であり、ベム・ベラ・ベロの人間時・妖怪時のような実態がないようだ

だから「兄弟」だと言っているわけで
それは確かに事実

そしてその「兄弟生命体」は人間になる方法にも気がついた
4人(匹?)は元は1つの細胞だった
そして別れる際に人間の善と悪の心それぞれ受け継いだのである
先に分裂した兄弟生命体が人間の悪の心
ベム・ベラ・ベロが人間の善の心である
そして人間になるのはその善と悪の一致が必要なんだと
悪の私を受け入れろと迫る謎の男
そこで今回は終わりです

今回は回想シーンにでかなり尺稼いでましたね
一度しっかり流したシーン〔村人に裏切られる)を丸々そのまま流すのはどうかと思いました
素晴らしいドラマだけにそれがちょっと残念です
過去の経緯を思い出すというシーンでしたから流れ的に必要だったのはわかりますが

一方夏目も刑事を辞めることを考えているようですね
自分の心の中にある悪の部分を意識しての決意でしょうが
しかし緒方浩靖教授が言うように、誰でも「正義ぶる」のが人間なんだと
悪の心を人間は良心だとか善意だとか義理だとか人情だとか様々な感情により自己の奥不覚に押しこみ、
そしてそれを意識しないようにしている

赤子でもない限りどんな人間にんだって悪の心は潜む
それをしっかり抑えられる人間が「心優しき」と形容され、
人格者だと愛されるわけで

なんだかあれこれ突き詰めて考えるとノイローゼになっちゃいそうなテーマですよね(笑)
つまり僕の中にも悪の心はあり・・・
例えば生まれてから嘘を一度もついたことがない人間などいないでしょう
嘘だってちょっとした「悪意」によるもの
もちろん救う為の嘘も世の中にはありますが

そんな「人間とは何か?」を明確に突きつけてきているのがこのドラマなんでしょうね
ベム・ベラ・ベロは人間になる代償として悪の心を受け入れるよう求められています
これにどう答えるのか
来週はついに最終回です
やっぱり切なくほろ苦い結末になるのかなぁ

以上、妖怪人間ベム 第9話「人間になるか? 妖怪のままか? 最終決断」の感想レビューでした
ファンのみんなの力で視聴率を上げて続編に繋げましょうね!

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