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抱きしめたい 11話 あらすじ [抱きしめたい!]

抱きしめたい! 第11話「ついに私達オワリなのね」 あらすじ(ネタバレ感想含む)
麻子(浅野温子)は圭介(岩城滉一)に「行き着くとこまで行こう」と言っておきながら、
結局「知佳(生田智子)の最後の24時間」が終わるのを待つことにしたのかそのまま突っ走る事なく普段の日々へ
家賃25万超豪華マンションの中では麻子と夏子(浅野ゆう子)がどちらも「アンタ、アタシのこと何か避けてない?」な状態・・・


その空気がたまらなくなったのかついにお互い「何なのよ!一体」と本音をぶっちゃけ合う
麻子は圭介と知佳の最後の24時間が気になってしかたないんだろうと指摘
しかし夏子は「そんなことはどうでもいい」と素っ気無い
そして夏子は「そんなことよりこれ以上隠し通せない事があるんだ」と何かを話そうとする
そこに麻子の部屋の電話がリンリンリン・・・
いや・・・ダイヤル式電話じゃないけどね・・・


電話の主は愛(野際陽子)だった
結婚を考えている相手である北村淳一(仲谷昇)と夏子を対面させたいから連れ出してほしいと頼む
夏子は複雑な気持ちながら会いに行くことに
北村は義之とキャッチボールやサッカーの真似事をして遊んで楽しかったとのこと
もう義之とは父と子というより祖父と孫くらいの年齢差に近いが北村は元野球経験者らしい


そして北村は「本題」を切り出す
2人は周りの誰か1人でも傷つけるならこの結婚は止めようと誓っているとのこと
夏子に2人の結婚を認めてくれるか単刀直入にかつ無表情にかつ無愛想(言葉遣いだけは丁寧だが)に問う
夏子の母に対する思いは極めて複雑で、男依存症な母を嫌悪しつつも、誰かに取られるのは嫌だという微妙な心理状態である


そんな夏子だけに最初は「認めるも何も私はこの人の親ではなく娘なんですからお2人が良ければそれでよろしいんでは?」などと素っ気無い返事をするが、
麻子に「もっと真剣に向き合ってあげなさいよ」と指摘されるとマジモードになり、北村に対し「母を愛してくださるんですね?」、「母を大切にしてくれるんですね?」と鋭い眼光で問う
北村は相変わらずのポーカーフェイスのままで頷く
夏子は愛に「良かったね」と声をかけ2人の結婚を認める事に


その頃圭介は知佳との「最後のトゥエンティフォー」を楽しんで(?)いた
遊園地で大はしゃぎの知佳
圭介を振り回しあれに乗ろうこれに乗ろうとメルヘンチック乙女チックロマンティックが止まらない状態
回を追う毎に存在感が薄くなっていくホモみたいな後輩の徳永(佐藤幸雄)も「写真撮影係」として狩り出される
「ピンボケしてたら許さないからねッ」と徳永に注文をつける知佳


遊園地デートが終わると知佳は徳永にとっとと帰れと言い圭介と二人きりになることを求める
「なぜか」徳永は帰りたがらないがそれは知佳が好きだからなのかそれとも圭介が〇きだからなのか・・・
仮に徳永が圭介を好〇であっても全く不思議はないこれまでの描写の数々


圭介は自宅にまたも知佳を入れてしまう
知佳が2人きりになりたいと求めたからって自宅に入れるなんて知佳に迫られるのが見え見えな展開
しかし知佳はなぜかあれだけ「ピンボケしてたら許さない」とまで言っていたカメラのフィルムを取り出して捨てちまいます
「思い出は捨てる」と話しながら


知佳は寝室のベッドの上に寝て「このベッドと奥さん(夏子)に勝てなかった」と話す
そして圭介に「さようなら」と告げ部屋を去っていきます
知佳が出ていき圭介は「疲れた~」と倒れこむ
帰り道知佳は最初はスキップを踏んで気丈に振舞ってたもののやはり泣きそうになる所で終わり
それにしてもまだどう見ても24時間経ってない(まだ日中の明るさ)のに随分早く圭介を解放した知佳
あんだけ最後の24時間にこだわってたから何かたくらんでると思ったのに不自然極まりないほどあっさり終わり


一方、修治(石田純一)は高級ワインを持って純(本木雅弘)の部屋にやってくる
「仲直りしたい」と言う事で来たがこんなことされても余計気まずいと思うし結構KYな修治
挙句に「式が10月28日に決まった。気持ちよく参加してくれるね?」とどこまでもKYな修治
純は麻子は修治とは結婚できなくなったから別れると告げる
仲直りするとか言って温厚ぶってきたくせにまたも激昂して「なぜだ!おいっ!」と純に殴りかかりそうになりながら問い詰める修治


それにしても純も純でもう少し言い方ってもんがあるだろうに・・・
どっちもどっちなKYコンビですね
でも巡り巡って修治の事を思えばここでさっさと真実を伝えてあげるのは「オモイヤリ」とも言える
修治は完全に麻子に踊らされているピエロ状態だ
そう考えるともしかしたらこれもある意味純の優しさかもやしれませんね
たまりません


愛の「結婚面談」からの帰り道、「人妻は恋をしちゃいけないの?」とつぶやく夏子
25万の部屋に戻るとついに「銀平(布施博)が好きになっちゃった」とブッ飛んだ発言をぶちかます
僕はてっきり圭介に心がありながらも圭介が自分だけを愛してくれない寂しさから銀平でその心の隙間を埋めているだけだと思ってたけど、「布施スマイル」とその肉食ぶりと、何より彼の一途な愛が響いた様子
夏子は愛されてかまってもらえないとダメなタイプですね


夏子は昔の自分だったらもうとっくに「やれイケ!それイケ!一丁あがり!」だったとのこと
しかも仰向けに倒れこんで足を上げるというどこまでも際どい演技の浅野ゆう子
過激すぎます・・・
だが今は人妻という足枷が最後の一線を越えないようにストッパーとなっているとのこと
しかしその女としてのストッパーがもう崩壊寸前であるとのこと


麻子は「あんた人妻でしょ!圭介どうなんのよ!」と叱責
ここで多くの視聴者は「え?圭介と行き着くとこまで行くと決めたんじゃないの?だったらめちゃ都合の良い展開じゃん?」と思ったことだろう
夏子は「ねぇ、麻子。アタシと銀平がそうなったら、アンタ圭介の面倒見てくれる?」とまで言う
麻子は今度は戸惑って考えた表情をするがやはり突っぱねる
ここでまた多くの視聴者は「お前どうしたいんだよ?願ってもない発言が出てんじゃねーか!」と思っただろう


そこに電話が鳴る
銀平が能天気に夏子を呼び出すためにかけてきた
麻子は今すぐやってこいと怒鳴りつける


すっかり銀平LOVEな夏子は電話を代わってほしがるが麻子は銀を呼び出して電話をガチャ切りしちまいます
銀平のいるバーに向おうとする夏子を止める麻子
ストッパー崩壊寸前の今の夏子が銀に会いに行ったら「やれイケ!それイケ!一丁あがり!」は確実だ・・・と
必死になって夏子の足を掴んで止める麻子
行かせれば圭介は自分の物になるというのに・・・


するとインタホンがなる
銀平にしては随分早いと訝しむ麻子
「ネタ振り」通りやってきたのは銀平じゃなく修治と純
修治はその見かけによらない豪腕(?)で純に手錠をかけて無理矢理引き連れてきたようで
そもそも銀平の電話からまだ3分も経ってないんだから銀平が来るわきゃありません


修治は麻子に「僕と別れるってどういうこと?」と問い詰めます
麻子はカギもないのにどうやったのか二人の手錠を外してその手錠を夏子と純でロックして、
銀平が来たら夏子が一緒にどこか行かないように見張ってろと言いつけて修治を屋上プールへ連れ出す


修治に土下座してあやまる麻子
「“ごめん”はもういいから理由は?」としきりに理由を求める麻子
麻子は「今気持ちが修治さんに向いていない。こんな状況で結婚したら失礼よ・・・そう、失礼よね!」と勝手に自己完結
修治は「気持ちがオレに向いていないというのは・・・、原因は早川(圭介)さん?」と修治もついに核心を突く


麻子はまだ夏子にも話していない圭介への気持ちはまず最初に夏子に話さなければならないと修治にこのままこの屋上で待っててくれと置き去りにして下へ戻る
戻ってくると既に銀平も来ていた
麻子は銀平と純も屋上へ追いやり夏子と2人っきりの空間を作る
ついに「全て」を打ち明ける時がやってきました


素直に麻子は圭介に心が傾いている事を白状します
キスも2回したと律儀にいつしたのかまで詳細にお伝えします
ただ厳密には3回ですよね
ホテルに騙されて呼び出された時もしてますから
3回目はスルーですか・・・


夏子は銀平を「好き」とか言って完全に心が傾いていたくせに「人の亭主を・・・」と怒り出す
しかし「だったらさっきなんで銀平の元へ行こうとした時引き止めたの?行かせれば都合よかったのに」と多くの視聴者の疑問を代弁してくれる見事なまでのカタルシスなセリフ
麻子は「それはそれ、これはこれ」とはっきり答えない
自分の幸せより夏子の幸せを思ってのことだと言う事まで口にしない


しかし精神的に未熟な夏子はガンガン麻子に噛み付く
麻子は「だから迷ったよ!気持ちも揺らいだ。でも自分は汚い女だと嫌になった。だから決めた。夏子のものは取れないよ。圭介好きだけど・・・夏子も好きだもん」とついに自分の幸せより夏子の気持ちを優先したと明かす


一瞬ジーンとしたような表情を見せた夏子だったが、すぐに「フンッ」と突き放し善人ぶるなと返す
これで麻子もブチ切れてお互い露骨な悪口の応酬になる
「お前なんてとっとと出てけ!」と夏子が怒鳴る
「ここ誰んちだと思ってんだよ!」と返す麻子
倒錯したカオスのような展開です


「アタシの四半世紀返せ!」と夏子
「取られた男全部返せ!」と麻子
「だから圭介返してやるって言ってんじゃないの!」と夏子
「何よ圭介はあんたのもんなの?」と麻子
「あぁ、アタシのモノよ!」と夏子


そしてついに麻子は「何よ!子供も産めないくせに!」と「禁じられた言葉」を言ってしまう・・・
ここでピタッと夏子が静止した・・・
目に涙を浮かべる夏子
「私達・・・もうオワリなのね」と夏子
泣きながら「どうなのよ!」と再度問う
麻子は「あぁ!そう!もう終わりよ!」と返す


2人でプロレスの試合開始直後みたいに取っ組み合う
インタホンが鳴るがお互い離そうとせず出られない
しつこくインタホンを何度も押す謎の訪問者
つーかこんだけ鳴らして出ないならもう諦めて帰るだろ普通(笑)
悪質な訪問セールス並みにしつこい訪問者


「ロックアップ」状態を解く2人
夏子は麻子にビンタ
麻子もビンタを返す
最近のインタビューで浅野ゆう子はこのビンタはホントに痛かったと言ってたが、
これ画面切り替わってるし当たってないんじゃないかな・・・
無理に本当に当てる必要もないと思うし・・・


それよりもこの長いケンカの応酬の中でも浅野温子は何度もセリフをつかえたり噛んだりしたけどそのままOAしてますね
つくづくこのドラマは少々セリフ噛んだくらいじゃNGにしない懐の深いドラマです


屋上では男三匹が佇んでいます
すっかり日が暮れて暮れなずむ街です
そして思い立ったように3人が立ち上がります
麻子は殴られたほっぺたを押さえながら訪問者を出迎える
これが新聞の勧誘だったらブン殴られてるところでしょうが来てたのは圭介
そりゃしつこく押すわけだ


圭介の後ろには男3匹もついていた
ゾロゾロと全員で中に入る4人
室内は沈黙といかにも「何かあったんだな」な空気が立ち込めてます
そんな状況で主要男性キャストが一同に集いました
たまりません


圭介は「知佳とは終わった。いろいろ心配かけてすまなかったな」と夏子に謝る
夏子は「で、次は麻子と?」と返し「いいわよ、麻子に何人も子供産んでもらえばいいじゃない」と夏子
麻子は自分の部屋なのになぜか部屋を出ていってしまいます
夏子も部屋を飛び出します
取り残される男4人・・・
麻子派2人に夏子派1人にどっちつかずの話が荒れる原因が1人・・・


2人はいちいち振り返って何度もにらみ合いながら別方向に去ってゆく・・・
もうこんな動きしてる時点で絶交なんてできるわけがない(笑)
どんだけ仲良しなんだこの2人はと寧ろほほえましい光景でした


夏子は外人が情熱的に歌って踊るクラブで無理矢理ノリノリに
麻子は静かなバーで1人しっぽりカクテルを傾ける対照的な行動
取り残された男4人も仲良くいくはずもなく、
図々しく勝手に麻子の部屋の冷蔵庫からビールを取り出して上手そうにゴキュゴキュ飲む銀平に圭介と修治がブーイングを飛ばし純は一人だけ10ほど年下で居辛いのもあったのか「ボクかえります!」と帰っちまいます


純が部屋に戻ると麻子がドアの前で出来上がった状態で座り込んでやがりました
部屋ん中に引きずり込み話を聞く純
麻子は純にすがりつき「夏子に酷い事言っちゃった」と自己嫌悪
具体的に何を言ったのかは言わずただ「酷い事言っちゃった」と繰り返す麻子
「大丈夫。いつだって酷い事言ってますよ」と返す純
「四半世紀、25年の付き合いでしょ?」と自分が生まれる前からの付き合いであることを強調する純


純の意外な抱擁力に気持ちが落ち着いたのか麻子は25万超豪華マンションに戻る
車の停めたかでブーブー言う銀平とやりあった後の圭介がそこに現れる
そしてついに「夏子と別れる」と麻子に告げる
はっきりしない男の圭介がついに麻子を選んだ意思表示
それを車の影に隠れて聞いている夏子・・・


麻子は「そんな話聞きたくない」と突っぱねる
「別れる」と繰り返す圭介
「私が夏子と別れられない」と返す麻子
「もうこれ以上夏子を傷つけられない」と続ける麻子
それを聞き麻子は車の陰から姿を現す


涙ながらに麻子に抱きつく夏子
麻子も涙を流して夏子を抱きしめる
抱きしめたい!


“女の友情”はどんなに長い付き合いでも、男が絡めば脆くも崩壊するとか
しかし男がモロに絡み合っても崩れない麻子と夏子の強固な四半世紀の絆
今日のケンカを乗り越えたことでその絆はさらに強固なものになった
そんな「絶対的友情」を存分にアピールした麻子と夏子
そんな友情を見せ付けられ、反町みたいな顔で眺める圭介で今回は終わり

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ついに麻子が圭介への思いを打ち明け、そして夏子とガチ喧嘩
壮絶なストーリーでしたが2人の絆の熱さはその夜の内に関係修復してしまいました
普通ならあんだけのケンカしたら関係修復は難しいですけどね


次回はいよいよ最終回
結局麻子と夏子は誰とハッテンするんでしょうか・・・


抱きしめたい! 第11話「ついに私達オワリなのね」 あらすじ(ネタバレ感想含む)は以上です
第11話の視聴率は21.8%(当時)でした
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