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いつか陽のあたる場所で 9話 感想 [いつか陽のあたる場所で]

いつか陽のあたる場所で 第9話「名乗れない母親」の感想(あらすじネタバレ含む)です
この「名乗れない母親」というサブタイトルは綾香のことだけじゃないでしょうね
芭子の母である妙子のことも含めての表現だと思います
自分の子に対して素直に向き合えない二人の母親のもどかしさが描かれたストーリーでしたね
今回もとても切ない話でした


職を失った綾香は息子の朋樹が児童養護施設に入ったことを知る
芭子は会いに行くべきだと進言するが頑なに拒む綾香
朋樹は父とは母は事故で亡くなったと知らされている
だから今更実は母は生きていて殺人犯だったと知らせたくない親心からである
しかし芭子の母・妙子に対する思いを聞いて綾香も朋樹と会う決心をする


「ボランティア」ということで会いに行くことになった綾香と芭子
とても思慮深い園長(木野花)の計らいである
彼女は綾香が最初に電話してきた時も「遠い親戚」という嘘を見破り朋樹の母であると確信して話していた
かなりの人徳者のようですね
そしてついに綾香は朋樹と対面


朋樹は綾香のことを母親とは気づかず
しかし母とどこか似た雰囲気を感じたのか特別な感情を抱いたのも明らかだった
母と自分が一緒にいる時の絵を綾香にプレゼントするなんて並々じゃない
もしかしたら綾香が母だと気づいたのかとも思ったけどさすがに気づいてはいないんだと思う
ただ本能的に母と似た何かと母性のようなものを綾香に感じてあれだけ懐いたんだと思う


朋樹にはこれで二度と会わないと決めている綾香の「またね」がとても切なく響きました
朋樹が去って行くともう二度と会えない息子に対する涙が込み上げてきて号泣する綾香に胸を打たれました


そして綾香はついに「身辺整理」をします
世話になったパン屋はどうやって夜間に入れてもらったのか入って徹夜でピカピカに掃除
そして「ひいらぎの丘」ではすっかり打ち解けた幸子にもやんわりと別れをほのめかす
幸子はさすが鋭くこれでもう二度と会えないのだと感じた様子
ここも切ないシーンでした


最後は芭子
芭子に料理の作り方をメモさせ、二人で一緒にとる最後の夕食となりました
芭子は綾香がいなかったらやっていけなかったと素直に感謝を伝える
多分それは綾香も同じ気持ちだったんだと思う
芭子が将来の夢として綾香のパン屋と自分のペット洋服ショップの混合店舗のデザインを見せる
複雑な思いでそれを見つめる綾香
その夢の店舗の名前もも「陽だまり」と決めている芭子
どんな過去を背負った人間も心から安らげる場所にしたいと願いをこめて・・・


翌朝、綾香は眠っている芭子を後に家を去っていた
芭子のデザインの次のページに別れの言葉が書かれていたことに気づく芭子
綾香の部屋に行くと部屋はもう引き払っていた
芭子は最も大切な親友で、最も支えになってくれた存在の綾香を失ってしまった
悲しみにくれる芭子で今回は終わり

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いよいよ次回で最終回です
どんなラストになるんでしょうか


芭子のペット服を買ってくれてる「ハナミズキ」は多分妙子でしょうね
社長室のPCの液晶の電源を尚之が入ってきた時慌てて消したのが示唆的でした
尚之は1話の時点では極めて利己的な性格に見えましたが、
結婚式のあのメッセージ以後は芭子を許すようになりスタンスが一転しましたね
それまでは寧ろ尚之の方が芭子との絶縁を望んでいたようでしたから


そして妙子の制止を振り切り独断的に尚之は妻の香織に芭子のこともカミングアウトしました
香織は部屋を飛び出しましたが受け入れてくれるんでしょうか・・・


妙子が守ろうとしているもの
前回大石に「何を守ろうとしているんだ?」と叱責され、
今回は尚之に「守ろうとしているのは母さん自身でしょ」と指摘される
本当に何を守ろうとしているのかも自分でわからない状態なんじゃないかと思える
次週の予告で妙子は芭子の家に来ていたけど何を語るんでしょうか・・・?


以上、いつか陽のあたる場所で 第9話「名乗れない母親」の感想(あらすじネタバレ含む)でした
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コメント 2

匿名

今回も泣いてしまいました。
あやかさんがパン屋の掃除していたシーンでは私も「どうやって入ったの?」と思いました(笑)
北海道で吹雪が原因の悲しい事故がありました。犠牲になられた五十代の男性は漁師さんで一人娘を守るように抱きしめていたとの事ですよね。奥様は数年前に亡くなられているとの事で、不謹慎ですが、あやかさんとお父さんと重なってしまいせつなくなりました。
by 匿名 (2013-03-06 09:37) 

ショウ

コメントありがとうございます^^
やっぱりパン屋にどうやって入ったのか気になりますよね

北海道のニュース僕も見て悲しい気持ちになりました
ちょうど友人が北海道に引っ越す事になっていて、
北海道は本当に住みやすくて良い所だと言っていた矢先のニュースでした

娘を守る為に自らを犠牲にした父親の姿は確かにこのドラマの文彦にイメージが重なる部分もありますよね。どちらも娘の事を本当に大切に思いながら亡くなられた点など。親子の間で悲しいニュースが多くなっている時代だから、こんな素晴らしい父親もいるんだということはある意味報われる気持ちにもなりますが、やっぱりとても悲しい気持ちですね
by ショウ (2013-03-06 20:11) 

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