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七つの会議 1話 感想 [七つの会議]

七つの会議 第1話「だれかが消えて行く~会社の秘密、人事の謎」 感想(あらすじネタバレ含む)
池井戸潤(スピードワゴンの井戸田潤じゃなく、直木賞作家ね)原作の社会派ドラマ
もうこれでもかと胃がキリキリしてくるようなシーンの連続
華やかさもコメディー要素も全くなし
僕も20代は新規開拓現場での営業戦士(使い捨ての矢)の現場にいましたからいろいろ共感できます


少年隊の東山紀之が演じるのは原島万二という顔の良さしかとり得がないお荷物部署(4課)の営業課長です
会議で営業部長(石橋凌)に凄まじいパワハラじみた叱責を受け狼狽しています
僕も経験ありますが営業結果報告の際は結果が出てない時はマジに生きた心地がしないもんです
ただ、新規開拓営業やってた立場から言わせてもらえれば顔の良さはそれだけで強力な武器です
第一印象でほぼ全てが決まる世界であり、相手は男性であっても外見の良さは武器でしょう


逆に営業一課長の坂戸は成績順調で自他共に認める「エース」である
しかしある日そんな坂戸が一課のお荷物であり万年係長で坂戸にとっては「年上の部下」でもある八角(吉田鋼太郎)にパワハラで訴えられ左遷されてしまう
坂戸が会議室で八角に掴みかかったのが原因だが、この八角は会議中にイビキをかいて堂々と寝ていてもなぜかあの営業部長まで何も咎めず妙に謎めいた存在


どうもこの八角は会社にとっても何か特別な存在のようです
現に独自のルート営業(競馬)で取引先からリピートを得るなどダメ社員に見えてやり手であり、
かなり頭も切れる描写もあります


結局左遷された坂戸の後釜に決して営業力があるとは言えない原島が指名される不可解人事
優秀な課長が見つかるまでの「繋ぎ」と自分でも認識している原島
しかし営業部を憎悪する経理社員(山崎樹範)に因縁をつけられたり、
ネジの取引先の一新を命じられたり、
その取引先との交渉で苦戦したりと悪戦苦闘状態です


とにかくシビアで胃がキリキリするような営業会社の実情を描いたようなドラマ
演じる東山紀之も「くたびれた感じ」を出すよう求められ白髪メイクや歩き方などもシュッとしすぎないよう注意したとのこと
この手のドラマの主人公というと今年の冬に同じNHKで放送された「メイドインジャパン」の矢作篤志(唐沢寿明)のような営業力に満ち溢れたスーパービジネスパーソンだったりしがちですが、
このドラマの主人公の原島万二は営業力も並以下であり、何か人より優れている部分も特にない(顔除く)、
典型的な「凡人」として描かれてはいます


ただそのコミュニケーション能力や誠実な人柄などは彼の良さではあるでしょう
それがプラスになる事もあればマイナスになることもあり良し悪しでしょうけどね
父親を演じる竜雷太は近年様々なドラマで年老いたお年寄り役的ポジションでの出演を目にします


強度不足のネジ
それに対する内部告発
左遷・口封じ・・・
お手軽人事
隠蔽・もみ消し


これらの要素が徐々に浮かび上がってきたところで今回は終わりました
次回は社会派ドラマの“顔”とも言える豊原功補や長塚京三が本格的に登場してきますね
東山紀之が社会派ドラマに出るって珍しいことだと思うしこのドラマも期待して見続けたいと思います


以上、七つの会議 第1話「だれかが消えて行く~会社の秘密、人事の謎」 感想(あらすじネタバレ含む)でした
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