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リーガル・ハイ 最終回 感想 [リーガル・ハイ]

リーガル・ハイ 最終回(第11話)の感想(あらすじネタバレ含む)です
個人的には今クールで最も面白かったドラマでした
クールな役ばかりやってたイメージの俳優・堺雅人の新たな魅力を再認識したドラマでしたね
内容も「ありがちな」ハッピーエンドばかりではなく、含みを持たせた結末ばかりで考えさせられました
本当に素晴らしいドラマでしたからじっくり語ります(笑)


今回の「時代設定」は前回から1年後の世界です
古美門事務所に真知子がやってきます
真知子は古美門事務所を出てからは一人で活動していたようです


1年前の事件のカギとなった八木沼の訴訟を真知子が請け負ったのです
八木沼は仙羽化学を裏切り、新しい職場「フロンティアケミカルラボ」にヘッドハンティングされましたが、
その職場は仙羽化学のライバル会社ではあるものの池部社長の息がかかった会社で、
池辺社長の報復で結局飼い殺しにされて不当解雇されたということです
その訴訟を真知子が担当したわけで、相手側には三木がついたことから古美門に助けを求めてきたわけです


古美門は無報酬でも助けてあげたいが今手がいっぱいで対応できないとやんわり断ります
しかし真知子は「今までそう言いながらもいつも助けてくれた」と言い、悩殺ウインクで古美門を誘惑
ガッキーのウインクはあまりにも強烈でした
それにしても1年前のガンのトリックや医師法違反スレスレ(アウト?)な買収行為など、
「イリーガル・ハイ」なやり口を八木沼にどう説得したんでしょうか(笑)
その「医リーガル・ハイ」なある意味卑劣な手段で八木沼は職を失いこんなことになったわけですから・・・


しかし法廷では古美門は真知子を助けるわけでなく三木と組むことを選ぶ意外な行動
ついに古美門と真知子の対決となったわけです
古美門を倒すと第一話から一貫して誓っていた真知子の信念は通じるのか?


真知子はこれまでのあらゆる「ツテ」を辿ります
第1話で古美門に敗れた杉浦検事
第4話で古美門に敗れた人権派弁護士の大貫
第6話で登場した古美門の元妻・圭子シュナイダー
第8話で登場した古美門の父・古美門清蔵
豪華ラインナップでお送りしますって感じです
さすがに鈴木京香だけは(ギャラ的にキツかった?)メールだけの登場でしたが、
中村敦夫・大和田伸也など大物も再登場でした


このドラマの「水戸黄門シリーズ」も健在
この最終回にはフロンティアケミカルラボ社長役で6代目(最後の)助さん役の東幹久が登場しましたね
初代格さん役の横内忠(10話で登場)
2代目格さん役の大和田伸也(4話、最終話で登場)
3代目格さん役の伊吹吾郎(7話で登場)
4代目格さん役で初代助さん役・杉良太郎の息子でもある山田純大(10話で登場)
そして今回の東幹久です
全て服部役の里見浩太朗(2代目助さん、5代目黄門役)とのパロディですね
山田純大だけは里見浩太朗との直接の共演はなかったですが
でもここまでするなら5代目助さん役の原田龍二や6代目(最後の)格さん役の的場浩二も見たかったですね


それはともかく、真知子は古美門を着々と追い込みます
その一途な眼差しと情熱でぶつかれば良いと言う古美門清蔵の言葉通り真っ直ぐにストレートに向かいます
ガッキーの一途な眼差しもファンとしてはヤバかったっす(笑)


そして真知子はついに三木まで味方に引き入れます
そして古美門はいよいよ絶体絶命に


その夜、服部に「勝ち続ける事も辛かったでしょう。もうその荷を降ろしても良いのでは?」と諭されます
真知子を雇った時から不思議だったが、今にして思えば真知子が自分を敗ってくれることを望んでいたのではと
そう、確かに真知子を雇ったのは超・現実主義者の古美門にとってみればありえない行動でした
オレも見てて「え~雇うんだ」と不自然に思ったシーンでしたし
3話で大学院時代の恩師で恋していた相手でもある相沢に敗れて涙した時のフォローや、
7話で蟹頭村になんだかんだで付いて行ったのも古美門の性格からすると不自然なシーンでした


これら一連の不自然な行動こそ、古美門の真知子に対する思いではあったのでしょう
ここでベタベタなドラマ的展開だったらそれが「恋愛感情」ということで片付けられそうですが、
古美門と真知子の間には最後まで恋愛感情及び恋愛要素は皆無でした
古美門の真知子に対する思いは視聴者で想像するしかないですが、
相当深いものがあるんだろうなと思います
服部の言う通り、自分を倒す弁護士に成長する事を望んでいるからなのか・・・


それでもやっぱり真知子では力不足
結局最後は古美門の「トラップ」にハマり池辺社長の裏切りによって敗訴します
池辺社長を演じる神保悟志の垂らした前髪にツッパリ時代の哀愁が漂います(笑)


いよいよ古美門と三木の確執の原因である「あの子」の真相が明かされます
ここから一気にグダります・・・
結局それはハムスターだったというオチ
そりゃオレも動物大好きだし気持ちは分るけど・・・
でもそのオチはどうかと
面白いドラマでしたが最後の最後でガクッと来てしまいました
フェレットは好きだから井出の気持ちには共感できたけど(笑)
あと井出に対して三木が「お前、名前なんだっけ?」って泣きながら絶叫したのもウケた(笑)
そういや一度も名前で呼んだことなかったな(笑)
真知子の「なんじゃそりゃー」のシーンも一気にドラマをチープにしちゃった印象で残念でした


で、結局真知子は事務所に戻り、「忍び」を引退すると決めた欄丸も事務所に戻ってきたという流れ
第1話のラストをプレイバックしているかのように報酬と借金返済についてや、
不法解雇には断固闘うとか、ワインを飲んで真知子が顔を煽るとかことごとく踏襲していましたね(笑)


そんな感じで終ったわけですが・・・
最後の最後最終回でちょっとトーンダウンしちゃった印象
続編あるかどうか微妙ですけど、作れる余地は十分ありますよね
数字的にもやるかどうか微妙なラインですが個人的には続編も期待したいです
でも最終話で時間延長なかったし厳しいのかな・・・


第1話の坪倉はやっぱり本当に殺してたのかどうかは結局謎のまま終わりましたね
中村蒼を起用して、真知子の3000万の借金の元になったくらいですから、
最後に登場して真実がはっきりするかと思ったんですけどね


第3話の村瀬の本心や、第7話の千春の真実など結局は視聴者の想像に任せた部分がとても多いドラマです
それだけに深いドラマでもありましたが
古美門父子の関係もあのままじゃあまりにも・・・って感じですし、
いろいろあるしやっぱり続編やってほしいですね


リーガル・ハイ 最終回(第11話)の感想(あらすじネタバレ含む)でした
スーツ姿で法廷で真剣に話を聞き込む堺雅人の姿は同性で変な趣味のないオレでも惚れ惚れするほど
カッコ良かったなぁ~


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