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喰う寝るふたり 住むふたり 6話 感想 [喰う寝るふたり 住むふたり]

喰う寝るふたり 住むふたり 6話 「一万円の使い道」 感想(あらすじネタバレ含む)
着付け教室に通い着物の持つ美しさに魅了されてしまったりつ子(小西真奈美)
普段は節約家なのにそのタガが外れてしまうのは「女の性(さが)」なのか通販で着物セットを購入
10万円をつぎ込みます
それまで趣味も持たなかった反動もあるようで・・・


買った着物で街を歩くりつ子を街の人々は振り返ります
母娘の家族連れは「綺麗~♪」とうっとり
観光中の外国人男性も「Oh! KIMONO beautiful♪」ってな具合です
りつ子の配役を「10頭身モデル」の小西真奈美にしたのはこの回の為だったのかというほど着物姿が映える
小さい顔と長い脚をピンクの着物で包んでしんなりと歩くさまはまさに「ヤマトナデシコ」です


「女の喜び」に打ち震えるりつ子はさらに帯や帯紐に金をつぎ込もうとします
のんちゃん(金子ノブアキ)はただの帯紐に6000円することに驚愕
するとりつ子は「買うな!」と言われたわけでもないのに「何よ!のんちゃんだっていつも(釣りの)ルアーとかいくつも買ってるじゃん!」とほっぺを膨らませてプンプンします
もう完全に「綺麗」、「可愛い」しか頭にない状態のりつ子


二人はテレビで三ツ星シェフおすすめのひつまぶし店の紹介を見て食べに行きたいと思います
しかし1人3980円としりのんちゃんは「今月はちょっと・・・」と食べに行くのを断念
りつ子は「なんかいつも月末お金ないって言ってるね。またルアーとか買ったんじゃないの?」と返します
のんちゃんは憤慨した様子
のんちゃんにはのんちゃんの「事情」があったんです・・・


話はさかのぼり今度はのんちゃんパートのお話
ルアーショップで普段売切れてて入手困難なカラーのルアーを発見したのんちゃん
買おうとしますが「心の中のりつ子」に説教されて購入を断念
昔は給料入れば派手に散在していたのんちゃんでしたがここ数年は生活を改めました
のんちゃんは毎月貯金をしていたんです


きっかけは数年前に上司の小熊(木本武宏 /TKO)の奥さんが倒れたこと
幸い大事には至らなかったけどその時のんちゃんはりつ子に何かあった時自分は何をしてあげられるんだろうと考え2人の将来の為に貯金を始めたんです
毎月1万円ずつづですが地道にコツコツため続けてきたのんちゃん
すぐに貯金箱を叩いて壊してしまう性格のオレからするとこれは結構偉いなと思いました


そんなのんちゃんだけに「ルアーばっかり買ってる」とか「月末いつもお金ないって言ってるよね」とかりつ子に言われたのがやるせない
それでもりつ子に貯金の事は意地でも言わないのんちゃん


りつ子は亡くなった祖母が着物をたくさん着ていたことで、何か「掘り出し物」があるかもと祖父の家を母の美和子(宮崎美子)と訪れました
やはり年齢の違いかあまりりつ子好みのものはなかったような雰囲気ですが、それよりも美和子からのんちゃんの貯金の事を聞かされるりつ子
以前りつ子が骨折した時にのんちゃんはその貯金でりつ子の身の回りの世話をしていたんです


美和子はりつ子が10万円着物につぎ込み、「のんちゃんだって釣りにいろいろお金かけてるし」と言うのを見てのんちゃんがどんだけりつ子のことを大切に思っているかをわからせようとそのことをカミングアウトしたわけです
このような「美談」は「他人から聞いてナンボ」と語る美和子
確かに美和子の口からそれを聞かされるのは理想的展開
実際は隠れて彼女の為に何かしてたって誰もその彼女に伝えることはないからその思いはずっと伝わらない
かと言って自分の口から言うのもいやらしいし・・・
彼女の見えないところで彼女の為に何かをする
それはもう「自己満足」のつもりで開き直ってないとできないことでしょうね
そしてその「自己満足」こそ愛情なんじゃないかと


りつ子も翌日銀行へ
りつ子ものんちゃんを見習って「1万円貯金」を始めることにしました
1万円を出す時に「あ、ほしいものあったんだけど・・・」と一瞬躊躇するりつ子
しかし「ま、いいか」と1万円を差し出します
「本当に大切なもの」を見つけたからなんでしょうね


りつ子の職場で売り上げ好調だった為に1万円の臨時ボーナスが出たとのこと
その1万円で先日にひつまぶしの店を食べに行こうと誘うりつ子
りつ子の奢りでね
極ウマひつまぶしを食べて幸せそうな2人
飲食にかける金はそこで食べたら消えてしまうものだけど・・・
だけど2人で幸せを共有したその思い出は「プライスレス」なんだろうね


奇しくもニホンウナギが絶滅危惧種に認定されたタイミングでこの美味そうなひつまぶし・・・
ウナギだって日本人の心にすっかり溶け込んだ「文化」の1つである
キモノとウナギ・・・「和の心」を存分に感じさせられた今回のストーリーでもありました

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今回はのんちゃんのりつ子に対する愛情が伝わるとても心温まるストーリーでしたね
ただ冷静に考えれば30歳になる社会人が全く貯金してなかったり月1万貯金するだけでカツカツになるのもどうかとは思いますが(笑)
でも30歳でも40歳でも貯金ゼロな社会人だっているわけですからしないよりはずっと立派です
ただその収入レベルだと結婚後が心配ではないかという「いらぬお世話」な考えも浮かんできますが・・・
でもこの2人は共働き夫婦になるでしょうしなんとかやっていけるんでしょうね


次回は子供嫌いなりつ子VSのんちゃんの甥・姪の「キッズ・ウォー」な展開のようです
交際10年同棲8年でアラサーになっても結婚に踏み切れない少子化・晩婚化の時代を象徴するようなりつ子とのんちゃんのカップルに対し、20代で子沢山であるのんちゃんの妹・アズサ(黒川芽以)は少子化改善の希望の光のような存在ですね
りつ子とアズサという対照的な2人の絡みが見れたら面白いですけどそこまで描いてくれるかな?

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