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ラストコップ 4話(エピソード4前半) 感想 [ラストコップ]

ラストコップTHE LAST COP) 4話エピソード4前半) 感想ストーリー詳細あらすじネタバレ含む)
京極(唐沢寿明)が実の父だと加奈子(和久井映見)から聞かされちまった結衣(佐々木希
結衣は激しく動揺して仕事を休んで家を出て行っちまいました・・・
鈴木(宮川一朗太)は加奈子に対し「先輩が意識を取り戻してからお前の様子がおかしいことは気づいていた。オレは神経質で細かくドンくさいし器の小さい男だ。京極先輩みたいに男らしくない・・・加奈子、お前オレと結婚したことを後悔してるんじゃないのか?」とストレートに問う


加奈子は「そんなわけないじゃない。今の生活が私の全てよ」と曖昧にはぐらかした上に嘘をつく
京極の事を気にしてないわけがない・・・
鈴木はますます苦悩する・・・


結衣は京極と亮太(窪田正孝)の部屋にやってきて加奈子から全て聞いたと京極に告げる
「どうしてすぐに教えてくれなかったんですか?」と京極を叱責する結衣
京極は加奈子に口止めされていたことを伏せて「もう必要ないと思ったからだよ」と本心ではない返答をする
しかし結衣はその言葉に強く反発
京極も売り言葉に買い言葉で「さっさと帰れ」と告げる
やはり親子だけあって熱くなりやすい性格は一緒のようで


結衣はついにここに泊まっていくと言い出す
亮太は2人も居候を抱える事になる
2人は寝相もイビキも歯ぎしりも一緒
やはり血が通ってるだけある
似た者父娘


それにつけても今回のエピソードで亮太の年齢設定は22歳と判明する
30年前の京極もそうだったけど22歳で刑事ってあんまりいないと思うんだけど・・・
25歳以上じゃないといろいろ無理あると思うし窪田君の実年齢の26歳にしといたほうがよかったと思える
そもそも22歳の新米刑事にしてはいい部屋住んでるしPCや家具もいいもん揃えてるし、ずいぶん金あるなぁ
高卒で警察に入ったんだろうけど・・・
全くいないわけじゃないだろうけどいろいろと無理が・・・


そしてもっとムリが出てきてしまうのが亮太と結衣の関係
亮太は結衣に惹かれ始めているフシがある
今後このドラマがシーズン2以降まで続くのであれば当然二人の恋愛もテーマに持ってこれるかもしれない
京極にとっても大事な娘の結婚相手は相棒(バディ)である亮太なら文句もないだろうし
しかしここで亮太の年齢を22歳にしてしまったことで結衣とはついに10歳差になってしまう
実年齢じゃ窪田くんと佐々木希は1歳(1学年)差なのに・・・


26歳(男)と32歳(女)でも結構な歳の差だと思ってたのに実際は10も歳が離れていることになった
現実に女性が10歳年上の夫婦や恋人もいるだろうが、やっぱりドラマの恋愛としてこの年齢差は結構なもの
同じ日テレ系列の「きょうは会社休みます。」みたいにその年齢差だけをテーマにしてドラマが出来てしまうほど
寧ろそれを狙ってるのか?
ただこのドラマの中の結衣は年齢設定こそ32歳だけど、扱い的には若く綺麗なお姉さん的なもので、寧ろ佐々木希の実年齢である27歳の等身大女性・・・下手すれば「若い女の子」のように描かれている


つまり、亮太と結衣の間に10歳も年齢差があるような描かれ方をしていないのである
同世代の・・・それこそ26歳と27歳みたいな感覚で接しているし、実際にそのように見える
だから亮太の年齢設定を22歳と極端に若くしてしまった事は30年前の京極の22歳設定よりある意味ムリがあるし、今後いろいろ話を膨らませにくくなってしまったようにも思える
そもそもシーズン2以降続くかどうかもはっきりしていないし、亮太と結衣が恋仲に発展するかどうかも完全な個人的憶測だけどね


ただ、Huluのサイト内で各ストーリーの頭に「シーズン1」としっかり表記が出ている
これが出ているということはシーズン2以降を制作する意思があるということではないだろうか
ドイツ版の原作「DER LETZTE BULLE」もシーズン5まで既に制作されている
このシーズン1の結果次第でもあるだろうけど日テレとバディを組んでこれだけ力を入れている作品である
それこそシーズン2以降は日テレ地上波放送されるほどの形でスタートするかもしれない
だからいろいろ「後に繋げられる」ような形・設定にしておいた方が良いとは思う


ドラマの本筋ストーリーの方だが、京極たちは半グレのチンピラグループを検挙した
しかし連中は3Dプリンターで拳銃を作成して殺傷能力のある弾丸を発砲してくるほど危険なグループだった
実際に昨年に拳銃を作成した人物が銃刀法違反で逮捕された例があったが、
文明の利器の象徴のような3Dプリンターの負の部分がいよいよクローズアップされてきた
1985年から「30年後の未来」へやって来た京極の目には3Dプリンターなど未来からやってきたドラえもんの秘密道具みたいなものにさえ映るんじゃないだろうか


京極は遠藤(佐野史郎)から3Dプリンターで作成された拳銃が出回っている事から、極秘でその組織に潜入捜査してくれと依頼される
単独で潜入捜査などそんな危険なことを普通はやらせるわけがない
超人的スーパーコップである京極だからこそ受けられるミッション
しかもカグラとも絡んでいると遠藤に言われた事で京極は迷わず引き受ける


中国人の訛った日本語を練習しろと指示された京極は「キン肉マン」の人気キャラクター「ラーメンマン」みたいな喋り方を披露すると遠藤に今時「あいや~」とか「~あるよ」なんて喋り方してる中国人はいないと叱責される
そもそもオレは「あいや~」とか「~あるよ」とか言う日本語を話す中国人を実際に見たことがない
ついでに言えば「~ざます」と喋る奥様や「~ざんす」と喋るフランスかぶれの出っ歯の中年男も見たことがない
もちろん「すねちゃま」とか「シエー!」なんて口にするような人間は尚更見たことがないし、見たらそれこそ横浜中央署に即通報したくなってしまいそう


骨川スネ夫のママやイヤミやラーメンマンはともかく、今回も露骨に露骨に怪しすぎる遠藤
どの口がそう言うのか「警察内部にカグラに内通している者がいる。このミッションの事は誰にも言わないでくれ。鈴木にはオレから上手く言っておく」とか言って京極の動きを他の同僚に知らせないようにして、完全に内密に京極を消そうとしている雰囲気がハンパない
ついでにカグラ神楽)の「黒幕」感もハンパない


京極は新しく組織に入る予定だったが逮捕され身柄を確保されている運び屋の「陳 眠明」という8人の子持ちの35歳の男を装って組織に潜入する事に
横浜の某所地下にある怪しげなチャイニーズダイニングバーの奥に組織の拳銃密造工場があった
中で京極は組織の幹部クラスのスナイパーである霧島レイカ(MALIA)と運び屋仲間(?)の片山竜三(森下能幸)と対面する・・・
遠藤がこの組織と繋がっているなら京極の正体も伝えられているだろうが2人とも運び屋と信じきってる様子


亮太の部屋では今日は京極が帰らないということで結衣と2人きりに
結衣が「私、京極さんの事何も知らない」と言うから、亮太は京極のアルバムを指さして「これは絶対に見てはダメです。絶対に、絶対に見てはいけません」とやたらと「絶対に見るなよ」を強調する
これはもう完全にダチョウの竜ちゃんの「押すなよ・・・絶対に押すなよ」と一緒です
イヤよダメよもスキの内ってやつです


まるでダチョウのリーダーやジモンのように全く躊躇なくあれだけ禁じられたアルバムを平然と見てしまう結衣
これまでなぜか自宅のアルバムにはなかった自分の2歳以前の写真の数々に心奪われる結衣
そして最後のページには2話(エピソード2)で半ストーカーカメラ小僧の島岡柄本時生)が撮影した京極と結衣の写真が張られていた
それを見て泣きそうになる結衣・・・


京極は自分の事なんてもうどうでもいいんだとずっと誤解していた結衣
しかしアルバムに2人で写ってる写真を貼っているということは自分の事を大切に思ってくれている証
それがわかりわだかまりが解けた様子の結衣
そんな結衣の様子をこっそりとのぞき見している亮太
このシーンの窪田くんは同性の立場から見ても可愛い
そう言えば京極とは「22才同士」であり京極に対して「中身タメ」という表現を使っていたのが面白かった


一方、京極は前回教わってマスターしたスマホの画像撮影技術(笑)を駆使して拳銃密造現場の証拠写真を集めているが、すぐに霧島に気づかれ頭を平手打ちされて叱責される
うさんくさいけど・・・どこか温かい中国人訛りで喋る唐沢が面白い
ホント芸達者の唐沢寿明
52歳になってもこのドラマや「TAKE FIVE」のようにあれだけ激しいアクションもできるし、「メイドインジャパン」や「ルーズヴェルト・ゲーム」などシリアスドラマで苦悩に満ちた人物もしっかり演じる事ができる


90年代に当時の志村けんの深夜番組「志村X」内でゲストで登場した石田純一唐沢寿明から聞いた話として、キムタクを評して「純一さん・・・、オレあいつにはもう敵わないよ・・・」と自分の妻と超大ヒットドラマで恋仲を演じた10才近く年下の若者に完全白旗宣言をしていたと明かしていた
でもこれだけ幅広い演技と表現力とユーモアを持ち合わせ、52歳でも若々しさもキープできてる姿を見るともうキムタクに勝るとも劣らない「日本で最高の俳優」の1人と表現してもいいんじゃないかとさえ思える
もちろん、主演ドラマの平均視聴率を比較したら間違いなくテレビ史上最高の数字を誇るキムタクもすごいけど


2年ほど前に、この糞ブログ内で「日本三大俳優」は木村拓哉・江口洋介・織田裕二と過去の主演ドラマの視聴率だけを見て勝手に独断で定義したが、
2015年になり、このドラマを見てやっぱり唐沢寿明木村拓哉江口洋介じゃないかと思うようになってきた
それくらいこのドラマの唐沢寿明は素晴らしいと思う
ただただ絶賛
称賛する部分しか見当たらないほど


そんな「素晴らしき俳優」である唐沢寿明演じる京極は霧島からボスに金を渡して来いと指示される
金が入ったアルミケースにカグラの紋章テープが十字に貼ってある
思わず京極はこれまでの「エセ中国訛り」を忘れて素の喋り方で「カグラか・・・」とつぶやいてしまう
片山が「え?お前知ってるの?」と聞いてくるとすぐさま霧島が片山をビンタして会話を遮り、京極にケースを押し付けさっさとボスの元へ行くよう催促する
しかしさすが女だけあって霧島は鋭いようで「陳」が怪しいと悟り始めているよう


京極は指定されたログハウスへやって来る
しかしノックしても誰も出てこない
玄関のドアは鍵が開いていた
中に入っていく京極
奥の部屋で30年前と同じ黒装束で窓の方を向いて座っている人物がいた


京極は「30年ぶりだなカグラ」とその黒装束を取り払う
するとそこにいたのはいつの間に先回りしたのかわからないが、片山が椅子にしばりつけられ口に猿ぐつわをかまされ言葉を発せられない状況
しかも片山の全身には爆薬が巻き付けられていて、黒装束が手に持った手りゅう弾のピンと結び付けられていて、手りゅう弾のピンが取れてしまった


爆発するログハウス内の1室
片山の全身に巻き付けられていた爆薬の量からすればかなり小さい爆発
京極はどうなってしまうのか・・・?
今回はもうおしまい!



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高卒警官なら22で警官になることは可能です。
大卒者の方が昇進が早く、現場をほぼ経験することなく幹部警官(キャリア組)に配属されることもありますが高卒警官でも人によっては昇進は臨めます。
すしかし18で高校卒業後警察学校入り、実技や訓練期間などを終えて正式な警官になるのが22というのが多い)

警察24時などでも23歳二年目 などという人間も出てきているのを見ます。

後輩(鈴木)がいることを考えると、唐沢寿明は警官になって二年目に、23歳になる前に記憶を失った設定のような気が。
窪田も二年目設定でしょう。


いや、こんなのはどうでもいいのですが.... ドラマを見ていて辿り着きました。
by お名前(必須) (2016-09-10 21:59) 

ショウ

詳しい情報大変ありがとうございます^^
警察事情には全く疎いので助かりました
もちろん22才の刑事が全くいないとは思っていませんでしたが、20代前半で刑事になるのはかなり大変という事は聞いたことがあったのと、実際に大半の刑事さんは25才くらいから上だというのも聞いていて、現実的にはあまりいないんだろうなと勝手に思っていましたが、現実は違うようですね

ただ最近だったかニュースで22才の刑事さんの話が出てたので、それくらいの年齢でもやっぱいるんだなとも思っていたところでした
詳細な情報本当にありがとうございました
by ショウ (2016-09-10 22:10) 

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