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ラストコップ 2話(エピソード2) 感想 [ラストコップ]

ラストコップ(THE LAST COP) 2話(episode2) 感想(あらすじネタバレ含む)
京極唐沢寿明)と亮太窪田正孝)の共同生活は衝突の連続
昭和風に言えば「going my way」を体現している京極亮太の生活をかき乱しまくる
それでも京極になぜかどこか惹かれ始めている可愛い亮太
これが鈴木宮川一朗太)が言っていた「めちゃくちゃだけどなぜかみんな従って付いて行く」という京極の人間力なのか


でも、自分勝手でわがままでめちゃくちゃなのに誰からも愛されるタイプっていますよね確かに
そんな人間力を持っていればどんなに良い人生を送れるだろう
羨ましい限りである
とりあえずドラマの主人公はそんなキャラじゃなきゃ務まらないよね
実際唐沢寿明ほどのイケメンだったら「何されても許しちゃう」なファンはいっぱいいそうだけど(笑)
そして結局は京極みたいな肉食系の方が草食系より好かれるってことなんだろうね


1985年からやってきた京極は「ストーカー」という言葉も知らない
しかし「合コン」ということばは1985年には既にあったようですぐに反応する
若者たちの合コンに交じってもせんだみつおみたいに「ナハナハ」とか言いながら野球拳やったり昭和テイスト全開でありながらも女子たちの人気を一身に集め、最後には「あいつオレに“ホの字”だな」と昭和っぽいセリフを吐きながらも、誰かのハートまで掴んでしまった様子
いかにも奥手っぽい亮太は何もできなかった様子


京極は30年前に吹っ飛んできた自分を見届けたオカマのムーンライト清美ちゃんに30年ぶりに会いに来る
マギー演じる清美ちゃんは30年前と全く同じ外見
まーあまり老けてないのは京極も一緒だけど、清美ちゃんの場合はハリウッドレベルを超えたお化粧(特殊メイク)のおかげらしい
たまりません


京極は30年前の事件後にこの部屋に毎日聞き込みに来た刑事の話を聞く
それは誰かと尋ねられ、すぐには思い出せなかったムーンライトだが、なんと30年前の人間の顔を奇跡的に覚えていた様子
超人的記憶力である
その刑事とはやはり遠藤佐野史郎)だった


もうあからさまに怪しすぎる遠藤・・・
カグラ神楽)の黒幕は遠藤としか思えない
思えば30年前に吹っ飛ばされた京極の元に真っ先かけつけたのもヅラを被った遠藤だった
怪しすぎる・・・
もう遠藤しか見えない・・・


京極遠藤に30年前のあの日の事がはっきり思い出せないが、カグラが最後に何か言ったことをもう少しで「全て思い出しそう」と明かす
それを聞いた遠藤は・・・


そんなある日結衣佐々木希)は何者かに後をつけられるようになったことを感じていた
結衣は(偽りの)父の宮川一朗太)に心配かけまいと、そのことを亮太に内密に相談する
しかし京極は身体能力だけでなく視力まで超人的であるようで亮太に届いた結衣のメールを盗み見て、結衣がストーカー被害に合ってる事を知る
実際、結衣と一緒にいる時何者かが運転する車が襲ってきたが、その車は結衣ではなく京極を狙っていた事を感じる


京極加奈子に「結衣にとってはあなたがいなくなってからの30年間が全てなの。もう私たちには二度と近づかないで」と言われてしまう
その言葉や加奈子から送られてきた京極の「遺品」アルバムは2歳までの結衣の写真しかなく、すぐに白紙のページになってしまった
「失われた30年間」の大きさをかみしめる京極


無理もない
人生の一番大事な時期を昏睡状態のまま過ごしてしまったんだ
本来なら52歳であれば体だってガタガタだろうしもっと状況は絶望的だったと思えば尚更
カグラを逮捕するという目標(モチベーション)がある今はいいけど、
カグラを逮捕できたらその後はどうすればいいんだと自暴自棄になる京極が切ない・・・


結衣のストーカーはほどなくして捕まった
その男の名は島岡和夫
演じるのは柄本明の次男・柄本時生
島岡の住むワンルームのボロアパートは結衣・・・と言うより佐々木希のすさまじい数の写真で溢れていた
これだけの枚数の写真撮影に佐々木希が応じたのか壁だけでなく天井も全て写真で埋め尽くされている
さすがに画面からはよく確認できない写真は別人だろうけど(笑)


とにかく島岡は純粋に結衣に憧れているだけであり、結衣を轢き殺そうとするわけがないと主張する
確かに殺意も動機も全くなさそうだ
京極もそれを見抜いているかのようだった


しかし京極はフリーター同然でこそこそストーカーまがいの生き方している島岡に説教を始める
「何か目標を見つけろ」と叱責する京極
「僕はもう30手前だ。今から何やったって手遅れだ」と焼き捨てる島岡
京極島岡の胸ぐらをつかんで「ふざけんな!オレなんか52歳だ!お前が今どれだけ大事な時間を浪費してるのかわかってんのか!だったらその時間をオレによこせ!」と激昂する
京極の苦悩が良く描かれたシーンである


捜査は進み「復讐代行サイト」という闇サイトの存在が明らかになる
復讐する相手がとんでもない悪党ならそれは和久井映見も出演していた現代の「必殺仕事人」(晴らせぬ恨み晴らします)だが、
当然そんなものではなく逆恨みによる依頼が大半の様子
そして解析は進みそのサイトで京極を殺す依頼が出されていることが明らかになる
亮太たちは復讐依頼のタイムリミットまで京極の身を守るために京極を留置所の監獄の中に叩き込み閉じ込めてしまう


しかし犯行グループは京極を装って結衣を鶴北公園に呼び出す
あっさり釣られてやってきた結衣は背後からクロロフォルムを染み込ませたガーゼで鼻と口をふさがれ失神
そして牢獄の中でくすぶっている京極にも犯行グループからメールが届き北嵯峨野埠頭まで来なければ娘の命はないとされている
京極はどうやったのかまるでルパンみたいに看守と入れ替わって留置所を脱出し、結衣の救出に向かった
現場までタクシーも使わず走って向かうのはドラマの演出効果の定番(笑)


食事を差し入れに来た亮太は「京極さんの好きなタマゴもありますよ~」と既にプロテイン派に切り替えたというのに未だに前回からの「卵好き」設定を引っ張ってる(笑)
しかし京極が警察手帳や拳銃などを置いて脱出したことで、刑事を辞めて命まで捨てる気であることも察する
1985年からやってきた京極は知るべくもないGPS機能で亮太京極の居場所を突き止める
しかし間に合いそうにない・・・


北嵯峨野埠頭の倉庫内では結衣が縛られて監禁されていた
犯行グループ実行犯は3人
依頼者はおそらく別
京極結衣の個人情報(メールアドレス)を容易に知る事ができる立場の人間・・・
もう遠藤しか見えない・・・


犯行グループのリーダー格は「ホントに現れやがったな」と嘲笑しながら「聞いたぜ、アンタこの女の・・・」とまで言いかけると京極が「やめろ!」と言葉を遮る
結衣の父親が自分だと知らせるわけにはいかないから
そして依頼主は莫大な懸賞金をかけていて、「30年前から」京極を消したがっていたことが明かされる
そもそも京極結衣の関係を知っていて、しかも30年前から狙っていた上に莫大な懸賞金を払える人物・・・
もう遠藤しか見えない・・・


京極は「さっさとオレを殺せ。どうせオマケみたいな命だ。未練はねぇ」と吐き捨てる
自らの命を捨てる代わりに結衣だけは助けろと言う京極
しかし犯行グループは「この女は適当に“処理”しとくさ」と京極を殺した後は結衣も殺すか犯すかすることを示唆


絶体絶命の京極だが、倉庫内に島岡がいることに気づく
ここから京極島岡がアイコンタクトだけで会話する
心の中の会話は目の動きだけからある程度察するくらいしかできないだろうが、島岡はどうやって結衣をここまで追いかけて倉庫内に潜り込めたんだろうか
すぐ犯行グループにバレてブッ殺されるオチだと思うけど
しかも助けもせずに「縛られてる姿もいい」とか変態だコイツは


京極島岡に犯行グループの意識を引いてくれるようアイコンタクトで懇願する
まさかテレパシーでお互い会話できるわけもなくその「眼力」だけで押す京極
唐沢寿明の心の中の声が「味ぽん」のCMの時みたいで複雑な気持ちになる(´_`;)
怖気づいて無理だと首を振る島岡
しかし最後の京極の「一念」で島岡は威圧されのけぞってしまう
すると足場にしていたドラム缶が崩れて犯行グループはそっちに意識を奪われる


その一瞬のスキをついて京極は近くにあった鉄パイプを結衣の近くにいた男の手に投げつけ凶器を落とす
結衣は格闘技の心得があるのかその一瞬で立ち上がりその男に頭突きをブチかます
京極は拳銃を持っているボス格の男ともみ合いながらもその拳銃で他の2人を倒し、ボス格の男も発火した足で超人的跳躍力によってぶちかます「ファイアー・ライダーキック」で完全KO
もう人間じゃありません


そこに亮太もかけつけた
結衣のためなら死んでもいいと思ってた。また命広いしちまったな」と語る唐沢寿明が最高にカッコいい
これはもう完全に「ヒーローもの」マンガの実写版とでも思ってたほうがいいかもね
もうリアリティもへったくれもない
でも理屈抜きに掛け値なしに京極が・・・唐沢寿明がカッコ良すぎる!!


島岡はストーカーカメラ小僧を卒業し、プロの動物カメラマンになったと京極に手紙が届く
どうやって金を作ったのか知らないがこれまでのコンパクトデジカメからザッと10万以上はする一眼レフカメラに買い替えてカメ子からプロカメラマンへの華麗なる転身である
京極島岡が送ってくれた京極結衣の写真を空白のアルバムページに入れる
自らの「空白の期間」を埋め合わせるように・・・


一方その夜、加奈子は30年前の京極結衣と3人で写っている写真を見つめながら「どうして・・・?目覚めなければよかったのに・・・」と苦悩している
その声を部屋の外で盗み聞きしている鈴木・・・
宮川一朗太ってホントこーゆー役似合うよね
内気で力もない自分に絶望して凹んでる役というか
唐沢寿明が演じるような力強い男らしい男の役とか演じてるの見たことがない(笑)


そして再び結衣亮太を喫茶店に呼び出す
京極は一体何者なのか亮太に問う結衣
さすが京極の血を受け継いでるだけあって強いだけでなく頭もいい結衣京極加奈子の関係がただならぬものであることを察し始めている
京極が「加奈子」と呼び捨てにしているのも聞き逃していなかった
今回はここで終わりだがこれはフェイクっぽい感じだな


京極を消そうとしているカグラの黒幕は誰なのか
普通に見ていれば遠藤が怪しいのは言うまでもないけどちょっと露骨すぎる
遠藤と思わせるフェイクだとしたら案外鈴木だったりしてね
まームリに今から「黒幕探し」をしなくてもいいかもしれないけど
でももし鈴木が黒幕だったら衝撃的な展開だな・・・
とにかく今回のエピソード2(第2話)はこんな感じのストーリーでした


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