ウロボロス 2話 ネタバレ [ウロボロス〜この愛こそ、正義。]
ウロボロス〜この愛こそ、正義。 第2話 「オムライスの秘密」(視聴率12.0%) ネタバレ(あらすじ感想含む)
超・ハードボイルド・バイオレンス・サスペンスドラマの「ウロボロス」
「復讐」の為だけに青春も将来も全て捧げたイクオと竜哉の悲しすぎる人生
最愛の結子先生は「超えてはいけない一線がある」、「人の道だけは絶対に踏み外しちゃいけない」と言った
しかし「一線」を超え、人を殺し続けるイクオと竜哉・・・
結子先生は決してそんなことを望んでいないことはわかっている
わかっちゃいるけどやめられない
やめられない止まらない
ピュアな一面と残忍な一面の二面性を持つジキルとハイドのイクオはそのことに戸惑いも感じている
しかしニヒルでシニカルな性格一本の竜哉はその意思が決してブレる様子もない
それはもう初恋の相手である結子の「敵討ち」という「自己満足」以外の何物でもないかもしれない・・・
それにしてもこれだけクールな小栗旬は本当に久しぶりな気がする
下手したら「花男」や「イケメンパラダイス」以来じゃないだろうか・・・
小栗本人も「久しぶりにカッコつけられる役」と言ってるくらいだから
そんなクールな役からハイな役まで幅広く何でも演じている小栗旬
刑事に極道にIT長者にルパンに信長に32歳の高校生と何でも演じてる気がする
あとやってないのはもう教師と宇宙人とオカマくらいのもんじゃないだろうか
そんな小栗旬が演じる竜哉の背中にある「ウロボロス」の彫物が今回は露わになった
平凡な下町レトロな銭湯を竜哉が貸し切って風呂に入って2人だけで話して会話するシーン
小栗旬も鍛えているみたいだが生田斗真の筋肉質な肉体も存分に披露された
女性ファンや“一部”男性ファンにはたまらないシーンとなったことだろう・・・
確かに筋肉質だけど2人ともかなり色白だからいまいちパッとしないものがあった
やっぱり肌は褐色じゃないと筋肉質の肉体も映えないなと感じてしまった・・・
そう考えると松崎しげるの処世術はかなり理にかなったものなのかもしれない
これはもう理屈じゃないんだ
「白か黒か」
ただそれだけの問題なんだ
日サロのススメ
今回、「ウロボロス」に“処刑”されたのは竜哉がオーナーであるキャバクラの店長の神谷
この神谷は最初はものすごく好感を与えるような雰囲気をたたえていた
腰の低い好青年といった感じのキャラクター
しかしその正体は3年前に交際していたキャバ嬢に闇金で借金さてまで貢がせまくった挙句に焼き殺して逃げていた腐れ外道ホストの菅井直樹30歳が整形手術で顔を変えてシレッと新宿に舞い戻って来た姿である
「人間、表向きが善人っぽいほど裏にはとんでもない別の顔を持っている」という概念がこのドラマには強い
このイクオもそうだし、菅井もそうだし、そして本庁の監察官・日比野圀彦(光石研)も・・・
とは言えやっぱり大抵の人間は性格が顔に出るものだと思う
やっぱり表情が明るい人は性格も人生も前向きだ
そして、キツイ顔の人はほぼ確実に性格もキツい(+_+)
そんな整形偽名腐れ外道元ホストを演じるのが歌舞伎役者の二代目・尾上松也である
3年前にキャバ嬢の佐竹未紀を利用するだけ利用して殺しておいて、今回もまた別のキャバ嬢の葵を元ホストの口車でその気にさせ結局殺してしまうどこまでも最低な役どころ
昨今は「本業」よりも元AKB48の絶対的センターだった前田敦子との交際の方が話題な尾上だが、葵を演じる岡本玲もあっちゃんと同い年なのは偶然なんだろうか(笑)
このドラマでは中村橋之助もキャスティングが決まっているが、歌舞伎俳優は最近悪役を演じる事が多い
両親を殺され、そして2年後に自分も殺されてしまった葵のはかない人生に孤児であり、母親とも慕っていた結子先生を殺されてその苦しみがわかる“ウロボロス”の2人は感傷的になったんだろう
本来の最大の標的である「金時計の男」とはほぼ無関係な神谷=菅井を殺した
前回は2人で一緒に射殺した形だが、今回は竜哉が「あとはこっちの世界の話だ」と言ってイクオを現場か去らせて、竜哉1人で「落とし前」をつけた形だが、不必要に「手を汚した」形である気もしないでもない
普通にイクオに逮捕させればいいだけかもしれないけど、やはり2人が選ぶ選択肢は「復讐」なんだろう
「オレたち極道の根っこにあるものはインテリジェンスじゃねぇ。バイオレンスだ」と綺麗に韻を踏んでトリガーを引いた竜哉には冷酷さと矜持が良く現れていた
それにしても「魚心あれば水心」ってそんなに珍しい成句でもないと思うんだけどなぁ
イクオはともかくいかにもインテリで頭の良い竜哉も知らないというのはちょっと不自然な気が・・・
まぁ、頭がいい悪いと勉強をしたかしないかはまた別の話だからね
葵を殺した犯人が神谷=菅井であることはイクオの嗅覚のおかげであっさり露見したけれど、
肝心の「金時計の男」探しは当然簡単には進まない
ただでさえ20年という年月が経過してしまっていて非常に困難な「捜査」である
しかも調査を依頼していた裏社会ライターのジーザス御子柴(田中要次)がいきなり殺されてしまうというとんでもない展開
20年も経過しているのに「黒幕」は依然として網を張り巡らせているということだ・・・
ジーザスは元・極道のようで小指が欠損している
その義指の中にダイイングメッセージが隠されていたことは黒幕のヒットマンも気づかず
そこには「劉宗鉉」という横浜の闇医の名が記されていた
竜哉は横浜へ向かう
いかにも中国訛の日本語で話すが演じているのは生粋の日本人の山本學
TBSドラマではあの名作「南極大陸」以来の出演である
劉宗鉉は高齢なのに20年前の事をかなり覚えている非常に記憶力がしっかりしていて認知症とも無縁と思われる爺さんのようで、さすがに顔までは覚えていないものの、結子先生を殺した4人組のうちの1人が背中を銃で撃たれて駈け込んで来て、ピーピー情けなく泣きわめいていたと、当時の事を結構詳細に話してくれた
とは言え核心に近づくほどの情報でもない
ただ4人組の中でも仲間割れのようなものがあったということが竜哉にもわかったのである・・・
今回は美月の活躍の場面はほとんどなし
とは言え、酔いつぶれて寝ていてもイクオがキャバ嬢とケータイを「ゴッツンコ」しまくってるのをしっかり把握している抜け目のなさや、極道の事務所に女性1人で乗り込んで、すごまれても動じないどころか毒を吐けるほどの芯の強さなど、竜哉からも「なかなか目端が利く」と評されるほど
イクオの目を見ただけで殺しをしている人間の目だと感じたのも単なる「女の直感」というわけでもないだろう
それでいて料理もかなり上手で意外と家庭的
そしてその父の日比野圀彦も前回「新宿キッチン」でオムライスを驕ってもらったイクオの事を調べていた
一体何が目に留まったんだろうか・・・
そしてガンガンとイラついているように左手でデスクを叩く
すると左の裾が上がってそこから金時計が・・・
・・・って前回だってラストで美月に電話してる時に裾からチラッと見えてたんだけどね金時計
とんだ「チラリズム」だったけど・・・
となれば日比野が「金時計の男」なのかという話になるわけだが・・・
原作を読んでいればその後の経緯がわかるが、読んでいなければまだ知らずにドラマを楽しんだ方が良いかもしれない
・・・って「ウロボロス 1話 ネタバレ」の更新で既にネタバレしちゃったけどさ
まー今回は( ̄≠ ̄)クチチャック
そして、新宿第一警察署の蝶野はいよいよイクオには何かあると確信しつつある
この蝶野がイクオと竜哉の関係に今後気づいていくことになるわけだが・・・
とにかく今回も面白いストーリーだった
イクオと竜哉がオムライスをなぜあんなに好きなのかも描かれたし
それにしても2人の人生の全てが結子先生のことで一杯なのもある意味不幸な気もしないでもない
殺された葵も2年前は「復讐してやる」と怒り狂っていたけど2年後には幸せを掴んだ(ホストの口のうまさに騙されてただけだったけど)ということもあっただろうけど「父も母もそんなことは望んでいないと思うし」と正しい判断をしていた
イクオだって竜哉だって結子の復讐の為だけに生きていく事を結子先生本人が望まないであろうことはわかっているんだ
でもどうしてもぬぐえない「復讐心」
この「復讐心」こそが2人の生きる目標でありモチベーションでもあるんだろう
「幸せなんて望んでいねぇ」と強がる竜哉が悲しい・・・
「この愛こそ正義」
2人にとっては結子先生への愛とその愛を奪ったものへの復讐こそが「正義」なんだろう
それは「過ぎた正義」と言ってもいいと思う
「義賊」ともまた違うし、ある意味では小栗が演じたルパン三世以上にイクオも竜哉も残忍だ
それでも2人はもう後戻りはできないんだろう
「一線」を超えてしまえば後戻りはできないのは誰だって同じである・・・
2話の視聴率は12.0%と1話よりUP!
やはりこのドラマは期待値が高そう
原作もまだ普通に続いている作品だし、続編ができるくらい視聴率を取ってほしいと思う
超・ハードボイルド・バイオレンス・サスペンスドラマの「ウロボロス」
「復讐」の為だけに青春も将来も全て捧げたイクオと竜哉の悲しすぎる人生
最愛の結子先生は「超えてはいけない一線がある」、「人の道だけは絶対に踏み外しちゃいけない」と言った
しかし「一線」を超え、人を殺し続けるイクオと竜哉・・・
結子先生は決してそんなことを望んでいないことはわかっている
わかっちゃいるけどやめられない
やめられない止まらない
ピュアな一面と残忍な一面の二面性を持つジキルとハイドのイクオはそのことに戸惑いも感じている
しかしニヒルでシニカルな性格一本の竜哉はその意思が決してブレる様子もない
それはもう初恋の相手である結子の「敵討ち」という「自己満足」以外の何物でもないかもしれない・・・
それにしてもこれだけクールな小栗旬は本当に久しぶりな気がする
下手したら「花男」や「イケメンパラダイス」以来じゃないだろうか・・・
小栗本人も「久しぶりにカッコつけられる役」と言ってるくらいだから
そんなクールな役からハイな役まで幅広く何でも演じている小栗旬
刑事に極道にIT長者にルパンに信長に32歳の高校生と何でも演じてる気がする
あとやってないのはもう教師と宇宙人とオカマくらいのもんじゃないだろうか
そんな小栗旬が演じる竜哉の背中にある「ウロボロス」の彫物が今回は露わになった
平凡な下町レトロな銭湯を竜哉が貸し切って風呂に入って2人だけで話して会話するシーン
小栗旬も鍛えているみたいだが生田斗真の筋肉質な肉体も存分に披露された
女性ファンや“一部”男性ファンにはたまらないシーンとなったことだろう・・・
確かに筋肉質だけど2人ともかなり色白だからいまいちパッとしないものがあった
やっぱり肌は褐色じゃないと筋肉質の肉体も映えないなと感じてしまった・・・
そう考えると松崎しげるの処世術はかなり理にかなったものなのかもしれない
これはもう理屈じゃないんだ
「白か黒か」
ただそれだけの問題なんだ
日サロのススメ
今回、「ウロボロス」に“処刑”されたのは竜哉がオーナーであるキャバクラの店長の神谷
この神谷は最初はものすごく好感を与えるような雰囲気をたたえていた
腰の低い好青年といった感じのキャラクター
しかしその正体は3年前に交際していたキャバ嬢に闇金で借金さてまで貢がせまくった挙句に焼き殺して逃げていた腐れ外道ホストの菅井直樹30歳が整形手術で顔を変えてシレッと新宿に舞い戻って来た姿である
「人間、表向きが善人っぽいほど裏にはとんでもない別の顔を持っている」という概念がこのドラマには強い
このイクオもそうだし、菅井もそうだし、そして本庁の監察官・日比野圀彦(光石研)も・・・
とは言えやっぱり大抵の人間は性格が顔に出るものだと思う
やっぱり表情が明るい人は性格も人生も前向きだ
そして、キツイ顔の人はほぼ確実に性格もキツい(+_+)
そんな整形偽名腐れ外道元ホストを演じるのが歌舞伎役者の二代目・尾上松也である
3年前にキャバ嬢の佐竹未紀を利用するだけ利用して殺しておいて、今回もまた別のキャバ嬢の葵を元ホストの口車でその気にさせ結局殺してしまうどこまでも最低な役どころ
昨今は「本業」よりも元AKB48の絶対的センターだった前田敦子との交際の方が話題な尾上だが、葵を演じる岡本玲もあっちゃんと同い年なのは偶然なんだろうか(笑)
このドラマでは中村橋之助もキャスティングが決まっているが、歌舞伎俳優は最近悪役を演じる事が多い
両親を殺され、そして2年後に自分も殺されてしまった葵のはかない人生に孤児であり、母親とも慕っていた結子先生を殺されてその苦しみがわかる“ウロボロス”の2人は感傷的になったんだろう
本来の最大の標的である「金時計の男」とはほぼ無関係な神谷=菅井を殺した
前回は2人で一緒に射殺した形だが、今回は竜哉が「あとはこっちの世界の話だ」と言ってイクオを現場か去らせて、竜哉1人で「落とし前」をつけた形だが、不必要に「手を汚した」形である気もしないでもない
普通にイクオに逮捕させればいいだけかもしれないけど、やはり2人が選ぶ選択肢は「復讐」なんだろう
「オレたち極道の根っこにあるものはインテリジェンスじゃねぇ。バイオレンスだ」と綺麗に韻を踏んでトリガーを引いた竜哉には冷酷さと矜持が良く現れていた
それにしても「魚心あれば水心」ってそんなに珍しい成句でもないと思うんだけどなぁ
イクオはともかくいかにもインテリで頭の良い竜哉も知らないというのはちょっと不自然な気が・・・
まぁ、頭がいい悪いと勉強をしたかしないかはまた別の話だからね
葵を殺した犯人が神谷=菅井であることはイクオの嗅覚のおかげであっさり露見したけれど、
肝心の「金時計の男」探しは当然簡単には進まない
ただでさえ20年という年月が経過してしまっていて非常に困難な「捜査」である
しかも調査を依頼していた裏社会ライターのジーザス御子柴(田中要次)がいきなり殺されてしまうというとんでもない展開
20年も経過しているのに「黒幕」は依然として網を張り巡らせているということだ・・・
ジーザスは元・極道のようで小指が欠損している
その義指の中にダイイングメッセージが隠されていたことは黒幕のヒットマンも気づかず
そこには「劉宗鉉」という横浜の闇医の名が記されていた
竜哉は横浜へ向かう
いかにも中国訛の日本語で話すが演じているのは生粋の日本人の山本學
TBSドラマではあの名作「南極大陸」以来の出演である
劉宗鉉は高齢なのに20年前の事をかなり覚えている非常に記憶力がしっかりしていて認知症とも無縁と思われる爺さんのようで、さすがに顔までは覚えていないものの、結子先生を殺した4人組のうちの1人が背中を銃で撃たれて駈け込んで来て、ピーピー情けなく泣きわめいていたと、当時の事を結構詳細に話してくれた
とは言え核心に近づくほどの情報でもない
ただ4人組の中でも仲間割れのようなものがあったということが竜哉にもわかったのである・・・
今回は美月の活躍の場面はほとんどなし
とは言え、酔いつぶれて寝ていてもイクオがキャバ嬢とケータイを「ゴッツンコ」しまくってるのをしっかり把握している抜け目のなさや、極道の事務所に女性1人で乗り込んで、すごまれても動じないどころか毒を吐けるほどの芯の強さなど、竜哉からも「なかなか目端が利く」と評されるほど
イクオの目を見ただけで殺しをしている人間の目だと感じたのも単なる「女の直感」というわけでもないだろう
それでいて料理もかなり上手で意外と家庭的
そしてその父の日比野圀彦も前回「新宿キッチン」でオムライスを驕ってもらったイクオの事を調べていた
一体何が目に留まったんだろうか・・・
そしてガンガンとイラついているように左手でデスクを叩く
すると左の裾が上がってそこから金時計が・・・
・・・って前回だってラストで美月に電話してる時に裾からチラッと見えてたんだけどね金時計
とんだ「チラリズム」だったけど・・・
となれば日比野が「金時計の男」なのかという話になるわけだが・・・
原作を読んでいればその後の経緯がわかるが、読んでいなければまだ知らずにドラマを楽しんだ方が良いかもしれない
・・・って「ウロボロス 1話 ネタバレ」の更新で既にネタバレしちゃったけどさ
まー今回は( ̄≠ ̄)クチチャック
そして、新宿第一警察署の蝶野はいよいよイクオには何かあると確信しつつある
この蝶野がイクオと竜哉の関係に今後気づいていくことになるわけだが・・・
とにかく今回も面白いストーリーだった
イクオと竜哉がオムライスをなぜあんなに好きなのかも描かれたし
それにしても2人の人生の全てが結子先生のことで一杯なのもある意味不幸な気もしないでもない
殺された葵も2年前は「復讐してやる」と怒り狂っていたけど2年後には幸せを掴んだ(ホストの口のうまさに騙されてただけだったけど)ということもあっただろうけど「父も母もそんなことは望んでいないと思うし」と正しい判断をしていた
イクオだって竜哉だって結子の復讐の為だけに生きていく事を結子先生本人が望まないであろうことはわかっているんだ
でもどうしてもぬぐえない「復讐心」
この「復讐心」こそが2人の生きる目標でありモチベーションでもあるんだろう
「幸せなんて望んでいねぇ」と強がる竜哉が悲しい・・・
「この愛こそ正義」
2人にとっては結子先生への愛とその愛を奪ったものへの復讐こそが「正義」なんだろう
それは「過ぎた正義」と言ってもいいと思う
「義賊」ともまた違うし、ある意味では小栗が演じたルパン三世以上にイクオも竜哉も残忍だ
それでも2人はもう後戻りはできないんだろう
「一線」を超えてしまえば後戻りはできないのは誰だって同じである・・・
2話の視聴率は12.0%と1話よりUP!
やはりこのドラマは期待値が高そう
原作もまだ普通に続いている作品だし、続編ができるくらい視聴率を取ってほしいと思う
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