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ダークスーツ 最終回 ネタバレ [ダークスーツ]

ダークスーツ 最終回(第6話) 「決戦」 ネタバレ(あらすじ感想含む)
松木清臣(石丸幹二)は一之瀬諒(斎藤工)に対し自分の実の父はハシバの会長・御園龍之介であることをカミングアウトした
御園会長と不倫関係にあった母・寿々子と長沼を結婚させることで不倫関係を清算したと考えていた松木
自分と母は捨てられたと考えている松木は御園を憎んでいた
松木は復讐心からハシバを上場させて売却させようとしていた


そこに御園会長がやって来る
御園は上場などしたらハシバはあっという間に買収され乗っ取られると指摘し、
創業家出身の羽柴浩伸社長を炊きつけるのはやめろと直接交渉に乗り込む
しかし松木は御園への憎悪から「ハシバは私が終わらせる」と言い切り聞く耳持たず
一之瀬はお互いの和解が必要だと忠告するが焼け石に水・・・


株主説明会では株主たちは裏工作もあったようで上場に歓迎する声が多数を占めている
ここで多数決で賛成が上回れば実質上場に進む事になる
しかしここでも御園会長がカリスマ性を発揮した熱弁で会場は拍手喝さい
上場に傾いていた株主たちはやはり非上場を貫き経営するこれまでのハシバを支持することになり上場は一時見送りになる


一之瀬は井岡専務(大杉漣)が謎の男に接触して金を払っている事を役員の中で最も協力的な塩崎常務(大和田伸也)から告げられる
相変わらず興信所並みの調査能力を持つビジネスニュースジャパンの吉田幸四郎(戸次重幸)からその人物が「田中」という名で、仕事をしていない田中の生活費を井岡が負担している事までわかった
相変わらず吉田は優秀すぎる・・・


一之瀬は田中のアパートを張る刑事並みの行動
もうやってることがサラリーマンの域を超えているが大企業で暗躍する超・サラリーマンの現状だろう
田中がアパートからら出てくると一之瀬と番場はバレバレの尾行をする
とあるデイサービスに入る田中
田中はボランティアでここに通っているらしい
そしてそこには松木の母・寿々子も来ていた


一之瀬は松木から得た写真でその田中が自殺して消息不明になっていた長沼だと見抜く
現在の長沼を清水章吾が演じ、若いころの長沼を矢柴俊博が演じてるわけだが、メガネのせいかこれは結構似てると思った
寧ろ現在の御園会長を演じる竜雷太と若いころの御園会長を演じる山口馬木也は全然似てない別人レベルで無理があるなぁと回想シーンの度に思わされる
寿々子を演じる赤座美代子と小橋めぐみの関係にも言えるけど・・・


一之瀬は「田中」を「長沼雄一さんですね?」と問い詰める
「田中」は自分が長沼であることは認めたが青井が原で何があったかまでは全ては井岡に任せていると口を堅く閉ざす


一之瀬は井岡と松木を呼び出し長沼の事を問いただす
井岡も頑なに口を閉ざすが、松木が長沼の・・・そして御園会長の実子であることを明かしたことでついにその重く閉ざされた口を開いた


長沼が自殺したあと一週間、井岡は滝の下流を探し続け生存して廃人のようになっていた長沼を見つける
長沼は汚染水漏れの原因となった配管の接続ミスは嘘だった
長沼は配管が壊れかけているのを知っていたが、清臣が御園の実子であることを知って自分に不倫相手の妻子を押し付けて不倫の清算に利用した御園を憎みわざと汚染水漏れを招いたのである
井岡は一生長沼の生活を面倒見ると告げ、そのかわりにこの事実を生涯封印してほしいと懇願したのである


それでも松木は上場してハシバを売却する考えは変わらない
松木を愛してると思われる高根沢(市川由衣)の直談判でも効果なし
しかし一之瀬の妻・美砂子(倉科カナ)が御園に清臣と和解するように進言する
美砂子は御園が清臣と寿々子の幸せのためにしっかりした結婚相手を見つけたことや、
2人を守るために裏金を作り過去を隠蔽した事も看破していた
このまま清臣と反目を続けていたら周囲の誰もが苦しむだけだと説き伏せる


翌日一之瀬も御園に長沼が生きていたことを告げ、寿々子にも会ってみないかと持ちかける
秘書の田坂(押元奈緒子)も「これからは自分の事だけを考えて生きて」と進言する
「長沼家」で御園と寿々子が再会する
しかし重度の認知症を患っている寿々子は目の前の人物が現在の龍之介であることを認識できない
寧ろ自分が一番幸せだった頃の若い龍之介の姿しか頭になく、その頃の記憶だけで生きている状態なのか


そこに清臣がやってくる
一之瀬は御園が清臣や寿々子を守ろうとして裏金を作ってまで過去を隠蔽したことを明かす
清臣もついに父の愛情をしり涙を流す
御園は「ハシバを頼む」と息子の肩を抱き未来を託す
力強く頷く清臣


御園は井岡にライセンスビジネスの提案に賛成するよう説得する
しかし井岡よりも加賀専務(深水三章)が強硬に感情的に反発する
そしていよいよ取締役会当日
第1話冒頭のシーンの場面となる
御園を刺そうとしていた暴漢は加賀専務だった
一之瀬は間一髪間に合って加賀の凶刃を食い止める


しかし振りほどかれる一之瀬
田坂は身を挺して御園を守ろうとするが御園は彼女を静止し加賀に「それで古いハシバと決別できるのなら刺せ」と仁王立ちする
その威厳に刺すことができず涙を流してひれ伏す加賀専務
株主説明会でも羽柴浩伸を睨みつけるだけでビビらせていたし、御園会長の威圧感やオーラはやっぱりハンパないんだろう


一之瀬はこれまで籠絡してきた4人の役員・・・潮崎・里中(石丸謙二郎)・最上(柴俊夫)・瀧(榎木孝明)に、井岡が隠してきたハシバの裏金の理由と隠蔽していた過去を明かす
「成功が100%約束されているわけではない。でも今変わらなければハシバに未来はない」と一之瀬・・・


そして運命の役員会が始まる
加賀は最初体調が悪く部屋で休んでいるという触れ込みだったが、疲弊しきった表情で遅れて入って来る
会議の終了間際についに潮崎がライセンスビジネスの再提案の可決を切り出す
決議では潮崎・里中・最上・瀧が賛成に控えめな挙手
しかし井岡と加賀は思い悩み手が上がらず
そして1人蚊帳の外の岩永(須永慶)


賛成が4名で過半数に至らず否決になりかける・・・
しかし殺人未遂犯の加賀が「井岡さん、時が来たのかもしれないね。ハシバが生まれ変わる時が」と切り出す
井岡はさらに悩むがついに手を挙げる
それを見て再度今度は手をしっかり伸ばして挙手をする潮崎・里中・最上・瀧の「ダンディー4」の面々
岩永はオロオロして手を挙げようかどうか逡巡する間に結局否決扱いとなるが6:2で賛成多数
これでついにハシバはライセンスビジネスをスタートさせる事になった


その様子を部屋の外からのぞき見していた一之瀬は感慨無量で涙目に
そこに御園会長がやって来て本日限りで会長の座を辞任することを告げ、
「ありがとう」と全役員に頭を下げる
そしてハシバの過去の闇を全て自分一身の責任として世間に公表する
全てを綺麗にして松木にハシバを手渡すために


吉田は御園会長の激白を独占放送したことで、「ビジネスニュースジャパン」は打ち切りになったものの、次クールからは「吉田幸四郎のワールドビジネスダイレクト」という自らの名前が入った冠番組がスタートすることになる
「ハシバにスクープがあったら遠慮なく切り込みますよ。覚悟しといてください」と吉田
「できればいいニュースを取り上げて」と笑顔で握手する松木
一之瀬も含めこの3人は本当に優秀だった


そして一之瀬は美砂子ととアメリカに旅立つことになり空港にまでついてくる松木
ハシバを休職扱いにするのか辞職するのかはっきりしないが、一之瀬クラスの人材なら松木の一存でいつでも復帰できるだろう
番場・高根沢・安城(神保悟志)・小宮(大鶴義丹)の4人も空港に来ていた
正直このチームが機能していたのも2話くらいまでで、その後はほぼ一之瀬と松木と吉田のトロイカ体制でガンガン突破していった印象で、いまいちこのチームの演出が生きなかったなという感じ


「これからがスタートですね」と松木に告げて去っていく一之瀬
上からの画面になりメンバーもなぜかそれぞれ別の出口に向かっていく
最後まで残っていた松木ももまた別の出口へ
帰る方向(ハシバ)は皆一緒でしょうに・・・
それぞれ新しい旅立ちという意味を表現したかったのかな?
B'zによる主題歌の「Exit To The Sun」が流れてドラマは終了

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チームの存在が後半はほとんど生きなかったし、一之瀬や美砂子の今後もはっきりしないし、続編作れそうな終わり方でしたね
原作はなく荒井修子による脚本で描かれたこのドラマでしたが、もう少し波乱や苦難があってもよかったかなと思わないでもない
続編決まってるならいっそ最後の役員会は井岡達が挙手せず否決で終わるくらいの方が面白かった気がする
正直1話がワクワクできたピークだったかな・・・


続編あるなら今度は元気になった美砂子が一之瀬を励まし元気づける存在として、「半沢直樹」の直樹と花みたいな関係になるのもいいかもしれない
ちょっと消化不良の終わり方ではある
番場はもっと活躍の場面があるかと思ったけど、後半はほとんどただ一之瀬にくっついて回るだけでしたね
姉の満島ひかりもガッカリの演出だったのでは
伏線張りまくりだった高根沢の松木への愛情も結局「松木清臣らしくない」という叱責だけで終わってしまいましたね
松木が社長に復帰したことで社長夫人への期待も膨らむところだが


このドラマの主人公である一之瀬諒という人物
この人物は粘り強さと洗眼性が評価されていたが、それよりも特筆すべきなのはやはり並はずれた洞察力
この洞察力が一之瀬を主役たらしめていたものであったと思える


大企業の裏金という闇の部分に切り込んだ今作品
アベノミクスによる円安で大きな利益を得た大企業がその儲けを社員や社会に還元せずに会社で溜め込んでしまっているようであれば何のための円安かという話になる
円安で逆に苦しんでる企業や庶民もいる以上、裏金でなくても会社の資産として無駄に溜め込むのではなく、社会経済の回転の為に金を使ってほしいものである


視聴率は
1話 4.6%
2話 6.8%
3話 5.3%
4話 4.5%
5話 4.7%
と数字的には絶望的な数字ではあるものの期待しています
ダークスーツ 最終回 「決戦」 ネタバレ(あらすじ感想含む)は以上


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