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ディアシスター 9話 感想 [ディア・シスター]

ディア・シスター 第9話 「最後の約束」(視聴率11.7%) 感想(あらすじネタバレ含む)レビューです
美咲(石原さとみ)のお腹の子は女の子だとわかった
永人(岩田剛典)は「今度の大会で優勝したらさ・・・」とまでいいかけるが、ツリーの飾りつけをしてる奴らがズッこけたせいで邪魔をされてそれ以上言えずに終わる
どう考えてもプロポーズ・・・
プロポーズで噛んでしまったり相手の名前を間違えて壮絶に嫌われた人間も世の中には実際にいるからね


言いかけて「やっぱいいや」とやめた永人は練習に行くとスタコラサッサとその場を去ってしまう
その後姿を見つめる美咲の表情には恋心が芽生えかけているような表情にも見える
そりゃあんだけ親身に尽くされたら好きになってもおかしくない
永人ほど一途な性格の男はなかなかいない
実際美咲のほっぺが赤い
単に寒いからかもしれないけど・・・


美咲がトレーラーに戻ると葉月が永人の円形プールでスケボーを楽しんでいた
タイムカプセルから取り出した「死ぬまでにしたい10のこと」を見せる葉月
美咲は葉月にお腹の子は女の子だったと告げる
葉月はもしその後妹が生まれても名前に差をつけるなと注文する
つくづく自分の名前にコンプレックスが強い葉月


葉月は自分の名前が地味でかつ「葉が落ちる月」というまるで「人生の下り坂」とか「斜陽」的な意味が含まれてると勝手に被害妄想にふけっていた
しかし美咲が「稲穂が張る月で葉月、稲穂が張るようにすくすく育て」という願いを込めた名前だろと指摘する
さらに葉月とは旧暦ではご存知8月を指す言葉だが新暦では9月上旬から10月上旬を指す言葉だと七重(片平なぎさ)が言ってたとまで告げる美咲
これで葉月が長年抱いていた「何で8月生まれでもないのに“葉月”なんだ」問題も解決


葉月は自分の名前に抱いていたネガティブイメージやそんな名前を付けた七重に対する恨みが払しょくされスッキリした様子
「帰ってこない?」と素直に美咲の帰宅を願う
永人の大会が近いからそれまでついていてあげたいと言う美咲を理解する葉月
葉月は美咲の就職祝いのつもりで買っていた可愛いシューズをプレゼントする


大好きなお姉ちゃんからのプレゼントが嬉しくてたまらない美咲は、そのレッドシューズをはいて葉月とお散歩に出る
すると結婚詐欺師・渋川(渡辺裕之)が建設現場で働いているのを見つける
年下の若者に「おいオッサン!さっさとしろよ」的に煽られ、年下に敬語で「すいません」と謝る惨めな姿をさらけ出すという、挫折した中年が建設現場作業に従事するシーンにありがちな描写


2人は渋川を葉月の部屋に連れて行き七重を呼び出す
大慌てで駆けつけて渋川を睨みつける七重ちゃん
「あなたのやったことは犯罪です」と叱責する葉月
「お母さん、許すことないよ」とドスを利かせて言い放つ美咲
「どうしても金が必要だった」と土下座して謝る渋川


「金は一生かけても返す」と口にする渋川
「七重ちゃんにはいろいろ嘘を言ったけど、孤独な1人暮らしだったのは本当だった。1人で暮らすのも刑務所で暮らすのも違いはない。だから警察に突き出して」と罪を償う意思を示す渋川
七重は警察まで渋川を連れて行く
しかし警察署の前で七重は立ち止まって渋川を強い瞳で見つめる・・・
あ~・・・これは許しちゃうパターンだな・・・


ここで画面は切り替わって翌朝葉月は和子といつものウォーキングでそのことを話すがその後の顛末は葉月も知らない様子
和子は和子で広瀬との交際は順調どころか寧ろ早くも尻に敷いている状況
広瀬はホントは気が小さいのにそれを隠すためにカッコつけてクールガイを気取っていたことが判明
そのキャラで和子の両親にも会いに行った事で和子の父にキレられてしまい明るいキャラに変更中とのこと
いかにも演じる田中幸太朗らしいキャラになってきましたね


「愛されてるね和ちゃん」と葉月
「葉月みたいに“愛され下手”にはならないように気を付けている」と和子
「私って愛され下手?」と聞き返す葉月に「じゃなきゃ、あんな一途に思ってくれている人(陽平)のプロポーズ蹴るとかないでしょ」と指摘して胸を小突く
「うん・・・」と認める葉月


宗一郎は別れた妻の貴子と美味そうにコーヒーを飲む
美咲と結婚するのか問う貴子
結婚も援助も断られたと告げる宗一郎
貴子は美咲に激しい嫉妬と憎悪の炎を燃やしている
宗一郎が離婚の原因に美咲は関係ないと言っても聞く耳を持たない貴子・・・


葉月は前回ボロクソに追い出されたウェディングドレス工房のオーナーでありオカマの柴田亮から新作展示会のお誘いのハガキを確認する
あんなに酷く突き放しておきながら平然と「待ってるわよ、RYO」と直筆でハガキに書き込んでいる
オカマは神経が図太いと言うがここまでとは・・・
たまりません


葉月は1人でリョウちゃんと対峙するのが怖いから陽平を誘って一緒に行くことに
柴田は陽平に一目ぼれ
確かにいかにも“そっち系”にウケそうなルックスの陽平・・・というか平山浩行
平山浩行と鈴木一真は過去に同じドラマに共演もしていますね
とりあえず柴田は陽平に同じようなルックスの友達を紹介するよう依頼する


そんなホモ話はともかくいよいよ本題へ
柴田は二人と腕を組んでメインのセンターポジションに展示してあるドレスの前に連れて行く
なんとメインの主役ドレスは葉月がデザインしたものを使ったのである
まー前回で見えていた展開だけど・・・
「最後の1枚がどうしても浮かばなくて・・・悔しいけどアンタのデザイン使わせてもらった」と柴田


「こんなに素敵に作って頂いて本当に感激です。いい思い出になりました」と葉月
「何寝ぼけた事言ってんのよ。次は自分で作るのよ。」とオカマ言葉で葉月に語り掛ける柴田
葉月はキョトンとして言葉を失う
「ウチに戻って来てドレスのデザインしろって言ってんのよ!ヤるの!?ヤらないの!?どっち!?」とここは男らしく語り掛けるリョウちゃん
「ヤります!ヤらせてください!」とついに夢が叶って泣きそうになりながら返す葉月


いよいよ永人の大会の日がやってくる
岩田剛典とEXILE仲間のNAOTOが永人の先輩でプロスケートボーダーの桑名として出演する
そして宗一郎も弟には冷たいようでありながらちゃんと応援に来る
しかし・・・美咲への憎悪が抑えきれない貴子が身重の美咲を階段から突き落とそうとする
いち早く危険を察して阻止しようとする宗一郎
しかし自分が代わりに階段から転げ落ちて頭から血を流し失神KO・・・


菅野美穂がゆでたジャガイモにマヨネーズをぶっかけてむしゃぶりつく何年も撮り直しもせず流しっぱなしのCMなどを挟んでドラマは再開されるとかつて美咲がキャバクラにいたころ美咲に入れ込んで「君は山口百恵みたいだ」とか口説いてた西園寺(菊池均也)がこの大会のスポンサーだと判明
そして真智子(逢沢りな)達3人組も同伴で会場にやって来る
どうあってもこの3人は無理やりこじつけてでも登場させなきゃいけないのか(笑)


美咲は宗一郎の付き添いで病院へ
永人の大会を見届ける事ができないが、メールで永人を見届けていると励ます
宗一郎の処置室のドアが開くとなぜか画面はスローに
いかにも悲劇的結末を予感させる演出だけどさすがにあれで死ぬとは考えにくい
普通にケロッとして出てきた宗一郎
手術するほどでもなかったわけだしさすがにこれは狙いすぎ


「私が宗一郎さんの人生をめちゃくちゃにしてしまった。だからもう二度と迷惑かけないと決めてたのに」と罪悪感に浸る美咲
「お前と外泊騒ぎを起こす前から貴子とは離婚の話が出ていた。卒業式の日のメールは深沢が削除しておいてくれてよかった。あの時会っていたらもっとひどいことに巻き込んでいた。いろいろしつこくしてすまなかったな。すっかり嫌われちゃったな」と宗一郎は打ち明ける


「嫌いになんかなってないよ。私の中の宗一郎さんは今も出会ったころのまんまだよ。穏やかで・・・繊細で、いつも私のつまんない悩み真剣に聞いてくれる優しい宗一郎さんのまんまだよ」と変わらぬ宗一郎への愛情を明かす美咲


「もうハチ(永人)のとこ戻るね」と美咲
「貴子とは子供ができなくてな。だから、お前と一緒に育てたかった。お前と人生やり直したかった」と告げる宗一郎


しかし美咲はここで倒れてしまう・・・
先ほどと入れ替わり今度は宗一郎が「誰か!誰かきてください!」と叫ぶことに
役所広司と松坂桃李と池松壮亮の暑苦しいCMなどを挟んでドラマが再開
駆けつけた葉月と七重に主治医から美咲の病気のことが明かされる
20歳から22歳の時はもっとも病状がひどく2度にわたって数か月入院もしていたり、
その後1年間も日々の生活を制限される辛く苦しい闘病生活だったことも明らかになる


美咲の最大の謎であった「空白の10年間」の一部がこれで見えてきた
20歳を過ぎてからは常に病気との闘いであったことも
ただ働いていなかったのにこの間の治療費や入院費はどうやって捻出していたんだろう
家賃がタダになったのはわかったけど
やっぱり18歳の頃からキャバ嬢だったのかな


一方、永人は最高の演技で満点優勝
ついにスケボーで食って行けることになった
スケボーで家も建てられるのかもしれない
すごいね
おめでとう


そして永人は病院に駆けつける
葉月と七重に今まで美咲の病気の事を黙っていtことを謝罪する永人
葉月は「悪いのは美咲。こんな大変な事何年も1人で抱え込んで・・・何で・・・何で言ってくれなかったのよ。寂しすぎる」と涙ぐむ
七重は忌々しい存在でしかない宗一郎にとっとと帰ってくれと追い払う


美咲が意識を取り戻す
葉月は「本当に産むつもり?アンタが死んだらどうしようもないじゃない」と告げるが美咲はどうしても産みたいと強く願う
正直、父親もいないのになぜ美咲は命を捨てる覚悟をしてまでも子供を産むことに固執しているのか・・・
ビデオレターで言ってた「この子が生まれたらやっと自信もって生きていける気がする」も死んでしまえば無意味
もちろん中絶という行為も小さな命を奪う事だから決して推奨できるものでもない


「私だって死にたくない。この子無事に産んで一緒に生きていくのが私の夢なの。これは生きていくために自分で選択したの。病気になって日常生活もかなり制限されてかなりキツかった。でもこの子産んで景色が変わったの。初めて未来が見えたの。希望が持てたの。だからお願い・・・産ませて」と語る美咲
美咲は決して死ぬつもりじゃないんだ
でも死の危険があるからこそ自分が死んだ後の事を考えて葉月を幸せにして、そして2400万円も貯めておこうとしたことが明らかになった


「美咲の子供の未来と私の幸せ、どう関係があるの?」と葉月
「だって、不幸だなと思ってる人より、幸せだなと思ってる人に育ててほしいから」と美咲
「じゃあ公務員を何で辞めさせた?元婚約者がいる職場であることはともかく公務員の方が安定していて子育てには適しているだろう」と葉月
「でも、やりたいこと我慢していい暮らししてる人よりも、生活ギリギリでもやりたいことやってる人の方が私は尊敬できるから」と美咲


葉月は「アンタには散々振り回されたし腹も立ったけど、結局最後は自分で決める事ができた。おかげで夢も掴む事ができた。ありがとう」と語り美咲を抱きしめる
「早く見てみたいなぁ、美咲がお母さんになったとこ」と姉妹愛にあふれた言葉を口にする葉月


葉月は七重を家に送って美咲の身の回りのものを用意する為永人に美咲を任せて一度帰ることに
永人は美咲に優勝メダルを見せる
永人は「(恋愛感情で)大好きだよ」と改めて美咲に告る
美咲は「(友達として)大好きだよ」と返す
永人は「結婚しよう。美咲の事も子供の事もオレが守るから。ずっとそばにいさせてほしい」とついに念願のプロポーズ


美咲は何も答えず、永人も返事を待たず美咲を抱きしめて目を閉じるだけ
宗一郎が好きで、出産後生きているかもわからない状況では答えるわけにもいかない美咲の心情はわかる
そして葉月はその永人のプロポーズをカーテン越しに聞いていた
部屋に戻りそれまで抑えてきた感情が爆発して泣きだす葉月
意を決して葉月は陽平がいる「APPLESEED」へやって来る
「萩原さん・・・お願いがあります」と切り出す葉月


美咲が退院すると「APPLESEED」貸し切りで美咲の退院祝いパーティーが開かれた
葉月がお願いしたのはこのことだったのである
七重もやってきて赤飯とおはぎをしこたま作って来てその「荷物持ち」になんと渋川を連れてきた
「どういうことだコノヤロー?」的に問いただす葉月
「罪を憎んで人を憎まず」とかほざいて結局渋川とまたヨリを戻した七重・・・
「孤独なもの同士助け合って生きていく事にした」とのこと


「罪を憎んで人を憎まず」とか偉そうな事言ってても結局ダメ男を愛してしまうタイプの女性であるのは明らか
恋愛体質でもあるんだろうけどね
400万円(そのうち100万は葉月の金)なんて愛の為には安いモンってことなのか
ただ・・・一度裏切る人間は何度でも裏切る
ドラマだからいいようなものの現実的にはありえないような「復縁劇」ではある
ファイト一発って感じですね・・・


乾杯を済ませるとさっそく七重が「もう食べていいのかしら?」とガッツく
「どうぞどうぞ」とダチョウのネタみたいなことを言う陽平
葉月が陽平に目線を美咲に向けるアイコンタクトを送る
鈍い陽平はまるでサンドウィッチマンのコントみたいに「ちょっと何言ってるかわからない」状態
まるで芸人みたい・・・


香織が「バカッ」と一喝してようやく気付いた陽平
陽平は美咲に「あのさ、もうみんなには言ったんだけどオレたちゃ結婚するんだ」と語る陽平
葉月はついに陽平のプロポーズを受けたのである
美咲が勝手にイブに予約した式場でそのまま式を挙げることにしたとのこと
これはやはり予想通りの展開(笑)


そして葉月は自分でデザインしたドレスも作ってあり、それで式に出るとのこと
「夢が叶ったね。おめでとうお姉ちゃん」と涙ぐみながら葉月に抱き付く美咲
そして陽平の腹を思い切り殴って「幸せにしなかったら一生恨むからね、お義兄ちゃん」と言う美咲
「お兄ちゃん」と言われていい響きだなと感動する陽平
美咲は新しくお義兄ちゃん2人(陽平と直尚)とお姉ちゃん1人(香織)と可愛い甥っ子たち(上杉夫妻の子供3人と生まれてくる子供1人)ができるなんて幸せと感激に浸るが直尚は義兄としては遠い関係にも思えるけど


とにかく幸せムード全開のパーティーになったが、美咲だけに結婚報告を済ませて、自分への結婚挨拶と報告を完全にスルーされている七重はふてくされ気味
陽平に「ちょっとアンタ、“お母さん”って呼んでみなさいよ!」とイチャモンをつけてくる
陽平は「お母さん」と優しく呼ぶ
何回もリピートする七重に「おふくろ」とまで言う陽平
陽平も七重も言われ慣れてない呼ばれ方が心地良いようです


ようやく葉月の部屋に戻って来た美咲
シークレット手帳を見ると「お姉ちゃんに養子縁組をしてもらう」の項目が赤線で消されている
その下に「妹を絶対に死なせない」と書かれている
「あんたには死んでもらったら困るのよ」と葉月
セーラームーンのカチューシャにスラムダンクにミスチルのCDもプラダのリュックなどどれも90年代テイスト全開なあれこれがすべて貸したままになってるんだコノヤローと美咲にボヤく葉月


「大体あんたの子を養子にするなんて冗談じゃないわよ。アンタの子供なんてどうせわがままで人の言う事全然聞かない子供に決まってんだから」とここまでは笑って冗談めかして語る葉月
しかしここから泣き顔になって「母親なら長生きして娘が幸せになる所届けなさい・・・」とまで言うと美咲抱き付いて「死んだら絶対に許さないからね・・・私が・・・絶対に死なせないから」と強く言い切る葉月
そこまで言ってもらえてうれしい美咲も葉月を抱きしめる
あまりにも感動的な姉妹の抱擁で今回は終わり

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いよいよ次回は最終回
予告を見てるだけでも相当な波乱の連続ストーリーになりそう
美咲は母子ともに無事出産できるのか・・・?
できればハッピーエンドを期待したいです
ディア・シスター 第9話 「最後の約束」(視聴率11.7%) 感想(あらすじネタバレ含む)レビューは以上


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