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ダークスーツ 3話 感想 [ダークスーツ]

ダークスーツ 第3話 「お前らに何がわかる?」 感想(あらすじネタバレ含む)
取締役役員の1人である瀧(榎木孝明)をついに籠絡してこちら側に引き入れることに成功した一之瀬(斉藤工)
島田(水橋研二)の件もあり完全和解など望むべくもなくわだかまりも残る状況だが、
完全に割り切ったのか瀧はこれまでとは別人のように一之瀬に協力的になった
そして次に取り込むターゲットは専務の最上(柴俊夫)に決まる
瀧の計らいで秘書課に配属された一之瀬は役員のスケジュールなどを知りやすい立場になっていた


柴は現場工場の技術者出身で、高度成長期の波に乗ったのもあり、ラジオや冷蔵庫、医療機器などの製品化に大きな貢献を果たし、裏ではトラブル処理や汚れ仕事も引き受けて現場の一工員の立場から専務にまでのしあがった典型的な叩き上げだ


そんな柴が宇都宮に再三行っていることに気づき、吉田(戸次重幸)の調べで黎秀会宇都宮北病院に足しげく通っていることがわかる
宇都宮北病院に飛んだ一之瀬はそこで田宮という患者と出会う
この田宮が柴とかつて現場の技術者として苦楽を共にした戦友のような人物だった
腎臓がんを患っていて、その世界的権威である時任医師に最上の尽力で手術を執刀してもらえる状況だが、仕事で無理をして体を壊し家族とも離縁して孤独な田宮はこれ以上生き続ける意思も薄れている状況だった


しかし最上と宇都宮北病院の癒着の証拠がつかめない
一之瀬は秘書室にあるスペアキーで最上の部屋に侵入しメールを盗み見る
宇都宮北病院の院長との3000万円の賄賂を提供した事実と何らかの契約締結の日時を知った
証拠となるメールをフラッシュメモリーにコピーしようとするが、最上が戻ってきてしまうドラマにありがちな展開
しかし隣室にいる瀧に電話をして最上を部屋に引き入れるよう依頼した一之瀬の機転でギリギリセーフ
しかし冷静沈着なようでちょっと抜けている一之瀬はそのフラッシュメモリーを落としたまま部屋を出てしまう


戻った最上はフラッシュメモリーの中身を見る
妻の美砂子(倉科カナ)の画像の背後の窓ガラスに映った男の姿を画像拡大で一之瀬と認識した最上
最上は一之瀬がスパイだと認識する


最上は宇都宮北病院とは医療用3Dプリンターの契約交渉中で、ハシバ1社との一対一の交渉ではなく、アメリカのウィルソン社と競合状態だと一之瀬に告げる
吉田はウィルソン社の担当者に取材で接近し、その担当者のホテルの部屋で既に帰国準備がまとめられているのを確認する
超一流の探偵や刑事並みの観察眼を持つ吉田もただ者じゃあない


結局宇都宮北病院との契約はウィルソン社に決まる
3000万円供与したのになぜ断られたのかわからない一之瀬達
しかし宇都宮北病院の折原院長には問題児の息子がいてその息子の傷害事件の示談金で3000万円支払っていた事実を掴む
一之瀬は折原院長に直接話を聞くが最上の真意は掴めず・・・


最上は会社の裏金から3000万円を引っ張り出してまで臨んだ宇都宮北病院との契約を取りこぼしたことでハシバに損害を出した責任を問われ役員の座を失いかけてしまう
しかし折原院長から電話があり、今回はウィルソンと契約したが今後はハシバとの関係を大事にしたく、今後は大型機器の購入はハシバから購入することに決め、さらに医師会の諸先生方にもハシバの製品を進める口約束までしてくれたとのこと
これにより最上は役員の座を失わずに済んだ


最上は折原院長にお礼の電話を入れるとそれは一之瀬の提案だったと返される
そして時任医師に田宮の執刀を断られてしまったことも告げられる・・・


一之瀬に呼び出される最上
一之瀬達チーム全員で最上を迎える
一之瀬は最上の真意を見抜いていた
競合相手となるウィルソン社を呼んだのは最上自身で、元々ウィルソン社に契約が決まっていた出来レース
最上は会社の裏金を折原院長への賄賂として3000万円渡す代わりに希望したのは時任医師による田宮への執刀だったと


しかしこの事が公にされれば特別背任罪で最上が、そしてその金でスキャンダルをもみ消そうとした折原院長も社会的地位を失う
だったら協力しろやこのヤロー的に迫るメンバー達
しかし最上はライセンスビジネスは最上が最も愛着の深い製造部を切り捨てるものであり、到底受け入れられないと強行に拒む


一之瀬は決して製造を切る事が目的ではないと最上に告げる
ライセンスビジネスを伝える技術者として子会社の人間にはハシバに残ってもらうと明かす
「彼らがいなければハシバは立ちいかなくなる」という最高の口説き文句で最上を胸キュンさせる一之瀬
しかし最上も強情で「ハシバの歴史も知らないお前らに、油まみれになって製品を作って来たオレたちの何がわかる?」と抵抗しすんなり籠絡されない


そして最上の話は現場の苦労話・・・そして田宮の話に言及する
最上にとって田宮はそれほど特別な存在なのである
一之瀬は最上がそんな田宮との友情の為に役員の座を追われることになる事も覚悟で今回の行動を起こしたと指摘する


そして一之瀬は最上の手を握る
技術者の手は見る人間が見ればすぐに「ものづくり」をする職人の手だとわかるもの
一之瀬は最上の手は技術者の手であり、病院でラジオを修理していた田宮の手と同じだと告げる
「この手で、あなたが生み出したハシバの製品、その技術を埋もれさせたくないんです。ハシバの技術を望んでいる世界中の人たちにそれを買ってもらってもっと多くの製品を(海外で)作るんです。それがこのオレたちの夢なんです!」とさらに完璧な口説き文句で完全に最上のハートをとろけさせた一之瀬


「あなたは今、“青臭い事を言うな”と思っている」とジョセフ・ジョースターみたいなことを言いだす一之瀬
しかし最上は「若い連中が青臭い夢を語らなくなったら・・・その会社は終わりだ」と最高にカッコいいセリフを吐く
「オレと田宮は青臭い夢ばかり語ってた」と語り田宮は体を壊してまでハシバの為に働き、そして製品化の手柄も全て最上1人の物として、「お前は偉くなってハシバを変えてくれ」と最上に全てを託してきたことも明かす
だからこそ時任医師に田宮の手術を執刀してほしかったと


しかし時任の執刀は獲りつけられなかった
「一体・・・何だったろうなオレがハシバでやってきたことは・・・」と悲観する最上
「あなたも再生するんです、ハシバと共に」と語る一之瀬


後日、田宮のオペをあれほど頑なに拒んでいた時任が執刀した
手術は無事成功した
最上は目に涙を溜めながら「よかったな」と田宮の手を握って喜び合う
職人同士の手がアップになる
男の職業は顔と手を見れば大体わかるものだ


しかしなぜ時任が執刀する気になったのか
動いたのは吉田だった
「先生のポリシーはわかるが、田宮さんと同じガンで苦しんでる患者が先生の執刀を見たら生きる望みが持てるんじゃないかと話しただけです」と時任に告げたことで山が動いたわけである
最上が役員の座を失いかけて3000万円つぎ込んでも動かなかった時任を、わずなか一言で動かした吉田はやはりすごすぎる・・・


「受けた恩義は返す。何でもオレを利用しろ」と役員の中で最も頑固で難攻不落に見えた最上がついに籠絡された
裏金のことを全て知っているという次に狙うべきはターゲットは里中(石丸謙二郎)だと告げる最上
あと3人役員を取り込めれば・・・
しかしなんだかんだ順調に来ている状況でこの3話も終わり


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