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素敵な選TAXI(タクシー) 6話 感想 [素敵な選TAXI]

素敵な選TAXI(タクシー) 第6話(視聴率8.3%) 「おひとよしの選択肢」 感想(あらすじネタバレ含む)
今回のラテ欄サブタイトルは「ドライバー枝分、大好きな人と運命の出会いで告白!?」でしたが、実際の内容はそのサブタイトルにかすりもしないようなストーリーでした
あまりいい加減なサブタイトルを公にしてしまうのもどうかと思いますがストーリー自体は面白かったです
あと、このブログでは何度も言い続けてますがサブタイトルが「文章」状態になってるドラマが近年は非常に多く、サブタイトルは極力短くしたほうが重みがあり視聴者にインパクトを与えるとだけは主張し続けたいものです


今回のゲストは個人的にもトップクラスに好きな女優さんの栗山千明
虫海暗(三宅弘城)という人気漫画家の担当編集である美空を演じます
この虫海という漫画家は「少年ストロング」という雑誌の発行部数を引っ張るNO1人気作品を描いているが、
後先考えずに敵キャラをあまりにも強くし過ぎてしまって倒す展開が浮かばなくなり作品は休載気味な状態
まして本人も怠け気味な性格で、ぶっちゃけこのオレにはモデルになってると思えるほど酷似しているある漫画家さんがモロに頭に浮かんでいますが敢えて名前は挙げないでおきます(笑)


美空はお人好しで相手に強くモノを言えず何でも受け入れてしまう性格との設定ですが、
それもほんの序盤だけの事で枝分(竹野内豊)と遭遇してからは演じる栗山千明っぽさ全開の「気が強い女子」キャラが出てきて、お人好し感や素直で受け身な性格という設定はほとんど生きていませんでした
人間そんな短期間で急に性格が変わるわけがありません
しかし人間誰しも二面性は持っていますから、クビや親友の尾てい骨骨折という窮地で普段隠していた強気で言いたいことを言う自分が出たきたのかもやしれませんね


とりあえず、冒頭の段階でもおっぱいを見せろと言われても拒む芯の強さは持っていましたからね
さすがにあんな言われ方をして素直に見せる女性なんて1億人に1人いるかどうかでしょうが(笑)
でも選TAXIの過去に戻る案内は何の疑いもなくすぐに受け入れて高額な金額の請求にも躊躇なく支払う素直さはやはり普通の人とは違うものがありましたね
マンガの編集となればそのようなファンタジー的なものを信じる性格でないと務まらないのかもしれませんが
何の抵抗も疑いもなくあっさり「じゃ、お願いします」と言うシーンは面白かった


クセ者でちっともマンガを描こうとしない虫海
テレビでは4話で撮影されていた犯罪刑事のシーンがオンエアされています
さらに今回は前回登場した魔性の女・永島知美(浅見れいな)が今回は「恭香」や「ミホ」と名乗ってあちこちのオトコから詐欺行為を働き金品を貢がせていることも判明し、なんだかんだで過去のストーリーとの繋がりも大事にしているこのドラマ


ミホは前回結ばれた区役所勤務の前田(須田邦裕)を「大して金持ってないから切った」と詐欺仲間(?)と電話で話している・・・
こんなことになるんなら婚活ナンパ野郎の工藤(袴田吉彦)と結ばせて悪役直接対決に持っていきたかったですねぇ(笑)
工藤に恭香が弄ばれてしまうのか、それとも恭香が工藤に貢がせるのか・・・
でもミホの方が明らかにやり手ですからねぇ


それにしてもこの女性は知美・・・恭香・・・ミホ・・・名前をおいくつ持ってるんでしょうか(+_+)
昼は看護師で夜はお水系の仕事というのも考えにくいし、
どう見ても夜の仕事が「本業」でしょう
年齢も相手によって言い分けている可能性ありますね
前回なんでこんなやり手の女性が婚活パーティーに参加してるのかとか30過ぎまで独身なのかと疑問でしたがこれで理由がはっきりしましたね


しかも騙されてる男の中には標(升毅)まで含まれていて(標に「ミホ」と名乗っている)、
標には20代前半くらいの設定なのかかなり歳を若く言ってるようで留学だとか親子ほど歳が離れてるとか言ってたけどさすがに親子ほど離れてはいないでしょ(笑)


とにかくこの恭香が虫海も喰い物にしているようで既に100万円分は貢がせているとのこと
さらに美空の親友の佑香(臼田あさ美)という情緒不安定な女性の彼氏もこの恭香に喰われかけの状態
そしてこの佑香は彼氏の浮気が確定したわけでもないのに自殺未遂をするというかなり「重い女」でもある
既に3週も休載している虫海に今夜中に原稿を仕上げさせなければ美空はクビになるという状況
しかし今夜中に佑香に会って話を聞いてあげなければ佑香は自殺未遂により尾てい骨骨折をしてしまう状況
体は1つしかないのに21時過ぎから厄介な2つの事案が絡みついて運命の力に抗おうと必死の美空


選TAXIで過去に戻っても「めんどくさい女」佑香の自殺未遂を阻止することだけで精一杯
それをしていると虫海はオフィスから逃げて夜の街に消えてしまう
虫海が描く「おひとよしトレジャー」(略称「おひトレ」)の大ファンであり、これ以上の休載には耐えられない枝分は「失敗したら料金は頂きません」と言ってまで美空に何度もやり直しをさせ、どうしても両方の問題を1つの体で解決するには時間的に厳しいと判断すると「キープ」という裏技的なやり方で自殺を阻止させた佑香も一緒に選TAXIに乗せて過去に戻るというやり方でついに虫海が部屋を逃げ出さないように見張り続ける事に成功


そこでミホが虫海や佑香の彼氏、そして枝分に呼ばれた標全てを共通で騙している詐欺師だと判明し、5人全員でまた過去に戻りミホをとっ捕まえて警察に突き出すという今日はタイムスリップのバーゲンセール状態
ここでわかったけど標はやはり枝分がタイムスリッパーであることを知っていた
そもそも「標 道雄」という名前自体ただ者じゃない感がハンパない
「みちしるべ」である
「cafe choice」のメンバーも全員枝分がタイムトラベラーであることは知っているんだろうか


とにかく詐欺師・恭香にも正義の鉄槌を下し、虫海もスッキリしたのかようやくGペンを握って原稿を描きあげた
これで一件落着かと思いきや、今度は虫海がこの強すぎる魔女を描き始めてしまった1年前に戻りたいと言い出すというオチ
選タクシーで1年前に戻るにはザッと1億7280万円必要と思われるが、雑誌の売り上げを左右するほどの作品を描いてる売れっ子漫画家の虫海なら普通に払えてしまうかもしれない
ちなみに過去タイムスリップ料金の概算は→「素敵な選TAXI(タクシー) 第1話 「男と女の選択肢」 感想


ただこの選TAXIは過去に戻ったらそこからまた「現在」まで戻れるものではなく、戻ったところから枝分自身も一緒に人生をやり直すことになりそうで、ある意味過去への一方通行のタイムマシーンと考えるべきなんだろう
そう考えると1年前に戻れば枝分も虫海の巻き添えで1年前からやり直さなければいけなくなる
1年前に戻れるだけでも1年後の未来を知った上で動けるのは非常においしい話ではあるが、枝分のように特に戻る必要がなかったり、まして過去1年に辛い事やキツいことが多かった人間にとってはまたやり直しするのは大迷惑な話だろうけど、選TAXIに乗った人間以外はもう一度やり直しをしているという感覚もないんだろうね


本来、タイムマシーンは完成したとしても未来への一方通行しか可能性はないと言われるが、
この選TAXIは過去への一方通行しかないというところが面白い
50億や100億の大金を積んで子供の頃からやり直したいと20年前や30年前に戻るよう求められたら枝分も運転しながらどんどん体が若返っていき、一緒に少年からやり直さなければならなくなるのだろうか
そうなったらどうなるのかも見てみたい気もするけど・・・


そもそも万札が聖徳太子の時代《1984年以前)に戻ってしまえば、諭吉の万札など鼻紙にもなりゃしない
まだティッシュの方が価値があるという状況になってしまう
これがホントの「お前の諭吉が泣いている」って感じ?
そう考えると金銭的にも身体的にもやはりウン十年以上戻るのはいろいろムリがあるようで
1984年以前に戻ることになったらその代金さえ単なる紙クズになってしまうわけだから


さらにこのタクシーは過去に戻るだけでなく自分の肉体も一緒に若返ると考えられるから50年とか100年前とか自分が生まれる前の時代に戻ったら枝分も客自身もその存在が消えてしまうんじゃないだろうか
だから枝分は当日中のタイムスリップしか受け付けないのだろうし、実際現時点では日を跨ぐほどのタイムスリップは一度もしていない
あくまで「ついさっきの失敗」をやり直すケースばかりである


とにかくこのドラマはまだまだいくらでも話を広げられる余地がある
世にも奇妙な物語や古畑任三郎の雰囲気を感じさせるとても面白いドラマである
多分続編も既に決まってるんじゃないだろうか
このドラマはきっと伸びると思う
そしてまだまだ様々なストーリーを生み出せるドラマだと思える


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