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プラトニック 6話 感想 [プラトニック]

プラトニック(NHK BSプレミアムドラマ) 第6話 「二人だけの世界~死ぬまで愛して」 感想(あらすじネタバレ含む)
夜勤を臼井(西原純)に押し付けたのか店を閉めたのかとにかくついに初夜を迎えた望月夫妻
多分沙良(中山美穂)の苗字を青年(堂本剛/KinKi Kids)が名乗る形の入籍だろうから・・・「望月夫妻」
だけどそれは沙良の「初恋」でもあるのかもしれない
紗莉(永野芽郁)の父である武彦(吉田栄作)にさえ感じなかった「愛と恋」というものを初めて感じた沙良


朝になると沙良は青年に「ねぇ、これから2人でゲームしない?」と問いかける沙良
「お互い相手の望んだ事に決して“NO”と言わないゲーム」をしようと提案する沙良
その楽しそうな様子が妙に恋愛慣れしてるような雰囲気で若干違和感
実際恋愛慣れてない女子はあんな風に振る舞えないし、ただただふわふわと受け身なだけかと・・・
まードラマですからね


青年は倉田(尾美としのり)に沙良と結ばれた事を遠回しに告げたようで・・・
前回もそうだったけどいちいちそんな生々しく逐一倉田に報告する必要あるんだろうか(笑)
「二人だけの世界?」とこの第6話のサブタイトルで聞き返す倉田
「死の恐怖は自分が忘れさられる恐怖です。世界が狭く・・・狭く2人だけの世界なら忘れさられる心配はなくなります」と青年
「君は救いを宗教ではなく哲学に求めると・・・」と倉田


「そんな難しいものではありません・・・もっと感覚的な・・・安らぎに近い・・・」と青年
「プラトニック・・・」と今度はドラマのタイトルを口にする倉田
「え?」と聞き返す青年
「今や使われることもない死語だ。実際、哲学者プラトンはそうは言っていないらしいがね」と倉田
「精神の愛・・・ですね?」と青年


「君は・・・それを沙良さんから」と倉田
「私も・・・おそらく彼女に」と青年
「君がそれで心が安定したと言うのならかまわないけれど、2人だけじゃないはずだ。そこには彼女の娘・・・紗莉ちゃんがいる。大きな意味を持って。君たちの狭い世界はあの子を追い出すつもりかい?」と問う倉田
無言の青年・・・
硝子の少年・・・


沙良は紗莉に青年と結婚することを告げる
前回、青年のあんな追い詰められたような姿を見せられたにも関わらず紗莉は青年と自分の母の結婚を喜ぶ
しかし沙良は青年の心臓を紗莉に移植することまで話してしまう


青年は沙良になぜ紗莉にそのことを明かしたのかと問う
元々は青年が紗莉に会った事がある以上は絶対に青年がドナーであることは知られちゃいけないと思ったと語る沙良
そう、だからそもそも紗莉に青年をあっさり合わせたのがすごく不自然だった
普通この状況なら合わせない事が自然だし、あんな頻繁にあってたら青年が死んだときどうしたのかと聞かれるだろうしいろいろ動揺させる要素が大きすぎる


沙良は「これからはあなたとの時間を優先させたい」と青年に語る
初めての恋をしてこれまで紗莉が人生の全てだった沙良にとって初めて同じくらい大切な存在ができたことを意味する発言
夜勤は今後沙良も一緒に出ると言いだす
夜間の紗莉の世話は武彦に依頼したとのこと


そして「もう1つの理由は」と切り出す沙良
「言いたくなっちゃったの」と屈託なくそして嬉しそうに話す沙良
これも初恋の少女のような発想でしょうね
彼氏に「オレ達が付き合うことはクラスのみんなにはナイショにしようぜ。なんか恥ずかしいじゃん」と強く言われても女子は絶対にクラス中の友達に喋ってしまい自然とクラス公認の事実みたいになってしまうんですよね~
嬉しいことは話したいって感情でしょうか


「でも相談しても反対したでしょ?」と沙良
「いいえ、ゲーム中ですから。反対しないというゲームの」と青年
それに乗じて「お願いがあるんだけど」と切り出して元カノに会ってほしいと頼む沙良
さすがに動揺する青年
「別れた理由を彼女に話してほしい」とお願いする沙良


武彦が豪華な花と共に紗莉の世話にやって来る
紗莉は青年が自分の心臓のドナーでありそのために結婚することを知り動揺し食欲もない
武彦に「パパはどこまで知ってるの?」と問う紗莉


店の更衣室では臼井が広末(前田公輝)に「なぁ?どう思うあの2人(沙良と青年)」と面白くなさそうに問う
「なんかもう以前と雰囲気が全然違うし、オレの事なんて眼中にないって感じでさ」とボヤく臼井
初めて2人が結ばれた夜に下で店番やってたのが臼井だったらあまりにも残酷すぎる話だ・・・
惚れた相手が自分の頭の上で自分より20歳は若い男(臼井からすれば小僧?ガキ?)と愛し合ってる・・・
そんなことも知らずに惚れた相手に手を握られただけで有頂天な働きアリのようにあくせく昼も夜も働く臼井・・・
「都合の良い男」かつ「誰も眼中にない男(広末談)」、臼井達生・50歳独身・しかもこの性格だとおそらく×なし


店では沙良がレジを打っている
初めて見る中山美穂のユニフォーム姿
客がはけると青年の元カノ・美緒子(浅見れいな)のことを話す
律儀な青年は元カノの番号を消してしまったがその友達からある程度の情報を入手していた
美緒子は結婚して産休を取っているとのこと


沙良は青年の女ウケの良さから青年がもっと深い情報を得ているはずだと指摘する
前回の青年の「誰もいないのか?この世界には」という心の叫びを受け止めたり、ここにきて妙に千里眼が発達してきた沙良
以前は青年の方が「なんでもお見通し」的な千里眼を発揮するシーン多かったんですけどね
観念した青年は聞き出した美緒子の住所を沙良に提出する


美緒子は今は鎌倉に住んでいる
「今度の週末一緒に会いに行こう」と沙良
「ゲーム中」ということもあるが、妙に積極的かつ強引な沙良に逆らえないながらも「僕もあなたに無理難題お願いしたくなった」とやり返す青年
「言わないわ・・・“NO”とは」と沙良
しかし結局その無理難題が何なのか明かされず次のシーンへ


沙良のベッドで眠る青年
するとインタホンを荒々しく鳴らす何者かがやって来る
青年が出るとその主は怒りの形相の武彦
中に入ると青年が沙良のベッドで寝ていた事にも気づきいよいよ怒りはMAXへ
はい修羅場ですよ~


愛する妻を寝取られた上におそらく昨夜は一睡もできなかった武彦は元々荒い気性がさらに荒くなっている
二人が結ばれたことだけでなく紗莉に心臓移植の事を話したことにも激昂
しかし男らしい青年は決して言い訳もせず沙良のせいにもせず真っ向から「プラトニック」だと真実を語ります
しかし武彦は収まらず
「てめぇはいつ堕ちるんだ?モタモタしてるからいろいろおかしなことになる。とっとと死ねよコラ!」と最低最悪な言葉を怒鳴りつける武彦・・・


挙句に青年が入れたコーヒーも手で払いのける武彦
そして「お前らが本当に心の奥の奥で繋がってるというなら沙良の首を締めろ」と言いだす
昔クラブのママに言われた話として「本当に愛しあう二人は首を締めてもすぐにもう片方が後を追うとわかっているから苦しんだり怖がったりもしない。ただ微笑むだけだ」と語る
それをやれと言いつけたあと「お前ら2つの心臓どっちでもオレが紗莉に移植させてやるよ!」と言って出ていく武彦


過去2回はちょっとイイ感じだったけどやっぱりこの武彦は人間的にいろいろ欠陥あるな・・・
頭もいいし仕事もできるのはわかるけど・・・


病院のラウンジで和久(小泉孝太郎)が沙良に「めっちゃ荒れてたよ本部長(武彦)」と告げる
しかし「あの自信満々な本部長じゃなく彼(青年)を姉さんが好きになったというのはちょっと痛快だけどね」とほくそ笑む
そういうことを言うということは和久も傍若無人な武彦には内心反発を覚えているのかも?
沙良は和久に週末の遅番を頼み車も貸してくれるようお願いする
相変わらず家に帰らない「帰宅拒否症ダメサラリーマン」和久は二つ返事でOK


ただ、紗莉に心臓移植の事まで話さない方が良かったのではと和久
これまであれだけ紗莉の事にデリケートだった沙良とは別人みたいだと言う和久に「私は別人なのかもしれない。これが本当の私なんだ」と沙良
肩の荷がすーっと降りたような感じでラクになって紗莉のことも冷静になって見られるようになったと沙良
紗莉の事を今まで自分の子供としか見ていなかったが、「娘」であり「女の子」だったんだと語る沙良


紗莉の病室で敢えて何も語らなくてもなんとなくわかり合い始めた沙良と紗莉
シャワーをかけながら突然笑い出す2人
ふざけて沙良の顔面にシャワーをぶっかけるようなこれまでなら絶対に沙良がしないようなことも
やっぱり沙良は変わった
それまでは「母親ロボット」みたいだったが、今はすっかり「人間」らしくなった


そしていよいよ「ぶらり鎌倉、元カノ謝罪旅行の日」がやって来る
ペーパードライバーの沙良の運転で命からがら鎌ちゃんまでたどり着いた2人
つい先日まで放送されていたNHK BSプレミアムドラマ「喰う寝るふたり住むふたり」でりつ子(小西真奈美)と
のんちゃん(金子ノブアキ)が住む部屋(集合住宅)と全く同じ場所がロケ現場で部屋の位置まで一緒(笑)
この集合住宅とこの部屋は他にも様々なドラマで撮影に使われているドラマ撮影専用物件みたいな感じですね


とにかくその部屋のインタホンを押すが美緒子は不在
しかしどこかで食事をとろうと歩いている途上でバッタリでくわすまるでドラマみたいな展開
実際、ドラマなんだけどさ・・・
沙良は挨拶だけしてその場をそそくさと去る
2人はカフェへ
なんとなく当たり障りのない会話が続く


美緒子は青年が脳腫瘍だと職場の人間の伝言ゲーム的に知っていたとの事
ただ不治の病で余命僅かということまでは知らない様子
「良く・・・なったのよね?」と問う美緒子
青年は「うん、手術も成功してね。今はなんともないよ」と嘘をつく
これは沙良が望んだ結末だったんだろうか・・・
でもなんとなくほのぼのしているしまして出産控えた身重の美緒子に「もうすぐ死ぬんだ」とは言えないよね・・・


沙良は場所が鎌倉だけにお参りにいそしみます
何事かお願いして帰ろうとするが、
何かを思い出したのか再び賽銭箱にコインを投入し再度何かをお願いする
すると突然立ちくらむ沙良
非常に思わせぶりなシーン


青年も美緒子とお別れへ
別れ際美緒子に「スケートに行ったこと覚えてる?」と問う青年
「え?」と問い返す美緒子
「いや・・・いいんだ」と返す青年
これは覚えていなかったんじゃなく質問が聞こえなかったんだと思うけど・・・


そして美緒子が「さようなら」と告げる
「またね」じゃなく「さようなら」という言葉・・・
遠く離れていく愛を教えてた・・・
当然だけど・・・
そして青年が返したとても深く・・・そしてとても悲しい「さようなら」という言葉
このたった一言でも深い悲しみを表現した堂本剛の素晴らしい演技力


夕焼けの鎌倉の海岸を歩く中山美穂・・・じゃなくて沙良
ただ歩くだけなのにいかにも一般人とは違う女優みたいにキマってるシーン
実際、女優なんだけどさ・・・
小高い防波堤の上からクラクションを鳴らす青年
なんか「ジェットコースター・ロマンス」のPVみたいな雰囲気
キミをさらいたい・・・いいだろう?って感じ?


夕焼けの湘南の海をバックに向かい合う2人
まるでドラマの1シーンみたい
実際、ドラマなんだけどさ・・・
しかし青年の表情は険しい
そして沙良もそうなることはわかっていたような雰囲気・・・


「あなたがオレを彼女に会わせたがった理由がわかった。別れ話をした時彼女は腫瘍の事を薄々知ってたはずだ。敢えてオレが言わない事もわかっていた。もしかしたらその時から今の夫を意識していたんだろうと・・・」と、ここまで言うと青年は「その通りだったよ満足か?綺麗な思い出なんて1つもない。それをわからせて満足か!?」と厳しい口調で怒鳴りつける
それにしてもこんな悲しい真実だったとは・・・
スケートの事もやっぱり聞こえてなかったんじゃなくて覚えてなかったってことなんだろうね・・・


それにしても会った事ない人間同士の事を何で沙良はそこまで見抜いていたんだ
沙良の千里眼も相当なレベルに発達しているようで・・・
ただ青年結構キレてますね~
紗莉の初恋の時「後にも先にも彼がこれほど怒ったことはなかった」って言ってたけど・・・
これも・・・同じくらい怒っちゃってるよね?


沙良は怒鳴られても全く動揺しないどころか微笑して「以前は“オレ”って言ってたのね、自分の事」と返す
前回は「僕」という一人称も使ってた青年
やはり「私」という一人称は死を達観するようになって敢えて使っていた自分を殺していた一人称だったのかも
そう考えると本当の自分を取り戻した沙良は青年にも本当の自分をさらけ出してほしかったのかもしれない
青年は等身大の荒々しい感情をむき出しにして怒りの表情で沙良に近づいていく・・・


ここで唐突にコンビニのシーンに変わる
なんで?
その続きが今回のストーリーの最大の場面だったはずなのになぜいきなりコンビニのシーンになるんだ・・・
店番を負かされた和久は真面目に店番なんてするわけもなくレジの奥に座り込んでおそらく商品のマンガを見てヘラヘラ笑ってます
そこにやってたのは和久お気に入り(?)の都築


何を言っても自分に興味を持とうとしない都築に対し和久は「オレは脳腫瘍で余命僅かなんだ」と青年の状態を引用して自分の事として告げる
都築は動揺するものの会計を済ませると自分の店の名刺を渡して「会いに来てね」と告げる
「男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる・・・か」とどこの受け売りかわからない胡散臭い言葉を口にしてほくそえむ和久
つーか嘘はダメでしょ嘘は(笑)
そりゃ営業成績最低になるわけだ
ある意味恋愛も営業だけどさ


武彦はあんなことがあっても紗莉の部屋に泊まり込みの付き添いは継続しているようで
奥のスペースで企画書を作成している和彦
眠る場所もソファーくらいしかなさそうだし昼間は営業本部長として多忙なのに体力あるなぁ
そして起きていた紗莉に声をかけられる
「おぅ、カチャカチャ(ノートPCのキータッチ音)うるせーか?」と問う武彦
それよりもタバコ吸おうとしてたけど院内は禁煙なんじゃ・・・?


紗莉は沙良が心臓移植の事を話してくれたおかげで今までより沙良を近くに感じられると話す
これまでは子供としてしか見てくれなかったけど、今度は対等な女同士として「女子ってこうなんだよ」ということを示してくれたんだと
「オレたちが付き合うことはクラス(or職場)のみんなにはナイショにしとこうぜ」と彼氏にいくら強く言われても女子って絶対友達に喋っちゃうんですよね~
青年も感じていた「話して良かったかもしれない」という部分はこのことだったようで


「ママと親友になれた」と紗莉
「女同士ねぇ・・・」と複雑な気持ちになって窓の外を見つめる武彦
心の旅って感じ??


すると海岸であの後何があったのか思いっきりすっ飛ばして翌日の紗莉の部屋で見舞いの場面に変わる
沙良は青年の持ってきた花を生けてくると退出
2人で話しだす青年と紗莉
よっく考えてみればここからはこの2人の会話は「父と娘」の会話にもなるんだよな・・・
「痛くないの?頭」と問う紗莉
「薬も飲んでるし、日常生活には支障がないんだ」と青年


紗莉は初めて青年と会った時の事を思い出すとその時の事を話す
そういえば青年は紗莉と対するときは最初から一人称は「私」ではなく「僕」でしたね
青年を物語の中の魔法使いに指名した時に少し変な顔をしたよねと紗莉
「よく覚えているね」と苦笑しながら「正直その言葉にドキッとしたんだ・・・運命を感じて」
紗莉も「うん・・・今はわかる・・・」と返して涙を流す


「泣かないで・・・オレは寧ろ嬉しいんだよ」と今度は「オレ」という一人称・・・ありのままの自分で話す青年
「幸せなんだ」と続ける青年
「怖く・・・ないの?」と泣きながら返す紗莉
「キミはオレに生きる意味を与えてくれた。そしてキミのママはオレに例えようのない安らぎをくれた。だから怖くないよ。だってもう・・・ひとりぼっちじゃない」と青年も涙を流しながら返す
涙ひとひら・・・


紗莉は新しい素敵なパパ(青年)に手を差し出す
青年は紗莉の手を握り自分の心臓に当てる
「高校まで陸上の長距離やってたんだ」と自分の心臓の強さを教えてあげる青年
「海辺の砂浜を走れるようになる?」と広末が見た未来の姿を語る紗莉
「あぁ」と笑顔を返す青年


そこに花を生けた沙良が部屋に戻ろうと歩いてくる
だけどそこでまた和久のシーンに変わってしまう
何で今回はさっきの海岸のシーンといいこれから意味ありげなシーンが始まりそうな時にいきなり場面切り替えちゃうんだ?
和久は武彦を連れて都築の店にやって来た


例によって和久は嫁の愚痴をひけらかす
しかし武彦は青年や紗莉の言葉を受けて以来ずっと考え込んでいるようでノリが悪い
しかも店の奥の方で他の客が胸ぐら掴まれてるのを見かけて頭のいい武彦は「何か」を察したようで
「そろそろ行くか」といきなり席を立とうとする武彦
和久は自分だけでも店に残りたがるが「いいや、お前も帰るんだ」と強い口調で武彦に命じられるともう従うしかない和久


「ええ~もうかえっちゃうの~」と腕を掴んで引き留める都築
「また来るからさ~」と和久
すると都築は「わかった」とふてくされた様子で(他の女もみんなふてくされてる)強い表情で会計の合図
こ・・・これは・・・
すると「いかにも」って感じの黒服が会計に現れ和久が「本部長、ここはオレが」と払おうとする


すると突然30万円を請求される予想通りの展開(笑)
今時ボッタクリバーなんてまだあるのか(笑)
当然水割り一杯ずつしかまだ飲んでない状態で30万なんてあるわきゃない
和久は「ふざっけんな!ボッタクリだろ!」と激昂
すると黒服が「おい!何か文句あんのかよ?財布出せよ?」と脅す


和久はもう完全にビビりまくってしまう
しかし武彦はさすが普段あんだけ傍若無人なだけあって全然ビビってない
「いいさ、今日は気分がいい」と確かに武彦ならキャッシュで30万くらい財布に入ってそうでそのまま財布ごと渡すがすぐに黒服をブン殴る
なるほど・・・確かにここはカッコイイ
武彦があんな唯我独尊で傲慢丸出しな性格でもモテるわけだ
どんなに悪人でも「強い男」って本能的に女子の心を刺激する何かがあるって言うからね
蓉子(青山倫子)が惚れこむのもムリはない


奥からやってきたチンピラ構成員も次々と片づける武彦
ケンカ慣れしてるのか武道経験があるのかわからないけどとにかく強い強い
演じてるのが長身イケメン吉田栄作ということもあってさらにカッコ良さ倍増
心の旅って感じ?
相手の攻撃を全く受けず自分の攻撃はみな一撃KO状態のまるでドラマみたいな無敵の強さを見せつけます
実際、ドラマなんだけどさ・・・


しかし最後の1人がアイスピックで武彦を刺し殺そうとしてくるかなり危険な展開
殺しまでするほどタチの悪い店のようで
それでも武彦は右手でアイスピックを防いでそのチンピラもブッ倒します
そのチンピラに「お前プラトニックって意味わかるか?」と問う武彦
「離せコラー!」とギャーギャー喚くだけのチンピラに「わかるはずねぇか」と武彦
そしてそいつの右腕をまるで猪木みたいなショルダーアームブリーカーでヘシ折っちまいます!
「オレもわかんねぇ」と吐き捨てる
めっちゃカッコいいシーンでしたがなんか報復されるような伏線を張られた感じもあるシーンでしたね


それにしても都築・・・
余命わずか(と思ってる)和久からもボッタくるとはどこまで酷いんだ・・・
こんな店で働いてたとかなんか同情の余地がなくなってくるなぁ


その頃店では沙良と青年が仲良く夜勤
青年はついに沙良の事を「沙良」と名前で呼ぶようになりタメ口になり一人称も「オレ」に定着しつつある
沙良は鎌倉で紗莉の命を助けてほしいとお祈りした時、それは青年の命が消えてしまうということでもあると気づき目まいがしたと泣き出す
「私どうしてこんなに怖いんだろう・・・紗莉の時よりずっと怖いの」とついに紗莉以上に青年を愛しているほど本当の自分を取り戻した沙良


子供が生まれると女性はそれまでの夫への愛は薄れ、子供に最大の愛情を注ぐようになりがちと言いますが、
沙良の場合はこれまですべての愛情を捧げて紗莉という器以上に大きな器(青年)を見つけた女性の愛情対象・逆転現象が起きているようです
インタビューなどでも40代主婦のほとんどが「夫に愛情を感じない」と答えていますよね


青年は「それって残酷かもしれないけど、そんな風にあなたが思う事さえ嬉しいんだ。あなたが・・・オレのことで苦しむのさえ幸せに思う」と沙良を抱きしめながらつぶやきます
「それなら・・・いいのね?」と沙良
青年は優しく沙良のひとひらの涙を手で拭いてあげます
そして店の中で深く抱き合う2人・・・


・・・ドラマなんだから突っこむのはヤボかもしれないけれど・・・でもやっぱり我慢できない(>_<)
あの~店の中ですよ?・・・客が来たらどうするつもりなんすか?・・・監視カメラあるから後日臼井が見たらバレますよ?


そんないろいろアレな夜ですが倉田の方でも何か異変が・・・
なんと青年の脳腫瘍が小さくなっているとのこと!
オペが可能なレベルまで腫瘍が小さくなってるらしい
つまり青年に生存の可能性がここにきて浮上してきた
これは予想もつかない展開が突然浮上しました!!


実は密かに青年が助かるという奇跡もあるのかなと最初は思ってたんだけど広末の見た未来でダメかなと
でもあれなんで死後の世界なのかはっきり明示されてないんだよね
単に現世の世界でのことかもしれないし・・・
それと3話ラストで沙良が言っていた「“後にも先にも”彼がこれほど怒った姿を見たことがありませんでした」という「過去(青年の死後)形」とも解釈できる表現とか・・・
「先」が「完結」しちゃってるってことは・・・やっぱりそうとしか・・・


そんなある意味衝撃な展開になってきたところでEDのストレンジャーが流れ、鎌倉海岸で唐突に切れたシーンの「その後」がやっとこさここで流されます
なるほどそーゆー手法ね・・・引っ張るなぁ(笑)
なんと二人は海岸で一晩中過ごしたようで
沙良が風邪ひいてたのはそれが原因なんだろうけど良く風邪だけで済んだな・・・
もうこの時期はそんな寒くはないだろうけど前回の青年も冷たくなってたのにラブホに行っただけで復活とか・・・


とにかくここで青年は武彦に言われていた「首実検」を敢行する
本当に愛しあってるなら首を締めても怖がったり逃げたりしないどころか微笑みを返してくると
実際沙良は逃げはしないが怖がってるとも言えるような驚いた表情
そして微笑みまでは返していない
でも青年はすぐにニッコリ笑って二人で笑い合う
本当の愛を理解しあったんだね


夜は海岸で火を焚いてなんとあのクールな青年がジェスチャーゲームをするシーンまで描かれる
これは・・・カニ?
そして沙良のひざまくらで眠る青年も描かれる
紗莉もこんな海岸を走れるようになりたいんでしょうねぇ
とにかくとても幸せそう(で寒そう)な2人が描かれ今回は終わり

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次週予告を見るとやはり青年が生き続ける事ができる可能性が出たようですね
今更「やっぱ生きれますよ」とか言われても死ぬこと前提でいろいろ動いちゃってるからいろいろ大変ですよね
死ぬつもりであれこれ片づけたら突然「やっぱ生きられる」と言われたら誰だって困るでしょう
でもやはり一番大切なのは自分の命という選択を取るのも無理はない・・・
まさか紗莉の為に自分の治療を拒絶して死を選ぶわけにもいかない
そもそも腫瘍が小さくなったってことは死の時期も大幅に遅れるということだろうし


美緒子にも「顔色いい」と言われたし
そもそも青年はまだ脳腫瘍の発作らしきものがほとんど出ていない
2話でシャワーを浴びるシーンで頭を洗っていて少し顔をゆがめたのと、
4話でやはりシャワーを浴びている時に転倒した時くらいか
あの転倒も脳腫瘍の発作なのかどうか明かされていない
「その時」って突然やってくるものなのかもしれないけどテツ(尾藤イサオ)のテントで絶望し泣き疲れ一晩冷たい体になっていてもすぐ復活したり妙に健康そうな青年
武彦もそんな健康そうな青年を見ていて「こいつは本当に死ぬのか?」と思ってあんなことを言ったんだろうか


しかも次回は久々のマーサおばさん(加賀まりこ)も登場
かつて本気で愛し合ったテツの死は知るべくもないだろうし、
まして青年とテツの関係だって知らないだろうし・・・
でも何かしらで言及されるのかな
このへんも興味深いと言えば興味深いんださ


この素晴らしいドラマも残り2話
青年は生きるのか・・・
これやっぱり武彦が今回の伏線で怨恨で刺されて死ぬとかいう展開もあるかもしれませんね
結局青年は死なない代わりに武彦が死ぬことになり心臓を娘に提供すると
腕までヘシ折っちゃったし「こんなことしてタダで・・・(済むと思ってんのか)」と脅されてましたからね
さすがに考えすぎかな(笑)


それにしても都築もそうだし美緒子も結構酷い性格ですね
あの最後の「さようなら」の時の笑顔もある意味残酷でした
それはそれで浅見れいなの素晴らしい表現力かもしれないし
それを返した堂本剛の「さようなら」も素晴らしい表現力だったし
嘘をつくとき瞬きをする癖が遠く離れていく愛を教えてた・・・って感じ?
とにかくたった一言のセリフに込めた様々な深い意味を感じられる今回のストーリーでした


そういえば青年が「ゲーム」で沙良に言いたくなった「お願い」とはなんだったんでしょうか
結局それ出ないまま終わってしまったけど・・・
それが海岸で一晩一緒に過ごす事だったのかな?


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ゆこ

ドラマ見逃しても、ここにくればバッチリ!ありがとうございます。文章も感想もとても好きです。これからも来ます!
by ゆこ (2014-06-30 19:07) 

ショウ

ゆこ様コメントありがとうございます^^
せっかくコメント頂いたのに1週間も気づかず申し訳ありません(>_<)
月曜から仕事が超過密スケジュールになってしまい久々ログインしました
恐れ多いお言葉を頂き大変うれしく思っています^^
明日の放送すごく楽しみですよね
これまで死ぬことが前提だった青年のその「前提」が崩れるかもしれない
和久がさっそく「今更それはないだろ」って突っかかってましたよね
前回見終わってから早く続きが見たくてうずうずしてる自分がいます(笑)
剛ファンなんで青年に助かってほしい気持ちもあれば、
かと言って紗莉はどうなるのかというのもあるしいろいろ今後の展開がすごく気になるドラマです

暖かいコメント本当にありがとうございました^^


by ショウ (2014-07-05 12:36) 

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