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半沢直樹 最終回 ネタバレ [半沢直樹]

半沢直樹 最終回 ネタバレ(あらすじ感想含む)
サブタイトルは「100倍返しなるか 最後に土下座するのは誰だ!〜衝撃の結末!! 友情か?裏切りか?」
池井戸潤原作による空前の大ヒットドラマとなった「半沢直樹」の「第1部」が今宵終了しました
池井戸潤原作の社会派ドラマは「空飛ぶタイヤ」、「下町ロケット」、そして今年の「七つの会議」を見ましたが、
この「半沢直樹」ではそれらの作品を超える重厚な作品に昇華した感じですね
社会派ドラマ原作者の顔みたいになった池井戸潤ですがスピードワゴンや安達祐実とは関係ありません(笑)


半沢直樹は近藤の裏切りを許しました
「生きていくことは大変だな」と仕事を抱えるこのドラマの視聴者の多くが共感できる言葉を吐く半沢
そして「生きていくには金も夢も必要だ」とこれも共感
「何で銀行マンになんてなっちまったんだ・・・」と呟く半沢
メガバンクの行員という就活中の学生からすれば喉から手足が出るほどのエイリアン状態な就職先であっても現実は辛いようで
まーこのドラマほど過激かつドロドロした世界じゃないでしょうが
それでもやっぱり大変な世界なんだなとつくづく感じました
大小多くの歯車が絡み合った日本経済の中の「巨大歯車」を回転させる苦労は並大抵のものではないでしょう


「こんなヨメさんがほしい」と男なら誰もが思う半沢花
夫を励まし、和ませ、そして重要情報まで提供する究極の「内助の功」
こんな妻を持つ事ができればどんな男も幸せになれるというものです
10年以上低視聴率女王の名をほしいままにしていた上戸彩
このドラマではその汚名を払拭しただけでなく「お嫁さんにしたいタレント」に上がりそうな勢いですね
やっぱり内助の功をもたらすことができる妻って「理想のヨメ」なんですよ
古くは「山内一豊と千代」「前田利家とまつ」「豊臣秀吉とねね(北政所)」などの例にもある通りです
夫の仕事を助けることができる妻って本当にすごい
ある意味「理想の女性像」とも言えますよね
半沢花の場合は夫を元気付けて勇気付けることができるだけでも得難い存在ではありますが


結局その「理想の妻」からもたらされた情報から大和田常務攻略の糸口を得た半沢
やはり大和田のアキレス腱は岸川でしたね
これは伏線張られていたから予想通りでした
それと小物感が結構際立っていましたからね
しかし娘の結婚相手が黒崎というのは驚きました・・・


この黒崎を演じる片岡愛之助という役者
歌舞伎界の住人でありあまりテレビドラマで見かけることはなかったですが、
この強烈な個性は他のドラマでも見てみたいと思わせる存在でしたね
個人的に結構ツボにハマった存在でした
なんとなく池田鉄洋に似た雰囲気がありますよね


また、内藤部長を演じる吉田鋼太郎も舞台中心の役者であまりテレビで見かけることはありませんでしたが、
7月まで放送されていた同じ池井戸潤原作の「七つの会議」で絶大な存在感を放っていましたね
あのドラマでは完全白髪でヒゲを生やしていてリリー・フランキーそっくりな風貌になっていましたが、
このドラマでは白髪ではなくちょっと太っているのは撮影時期の違いでしょうか
どちらかと言うと「七つの会議」でのキャラクターの方がクセがあって面白かったですがこの方も魅力的です


そしてついに大和田の不正を取締役会議で暴いた半沢
父・慎之助を殺された恨みから涙ながらに大和田に土下座を迫る半沢
慎之助を演じた笑福亭鶴瓶と伊勢島ホテル社長を演じた駿河太郎の親子ドラマ初共演(CMでは既にあり)も実現し、この父子は昨今かなりTBS寄りだなと思わせますが、
同じくTBSドラマ「南極大陸」で共演したばかりの堺雅人と香川照之の白熱した応酬でしたね


「南極大陸」では寧ろ香川照之が常識人の人格者で、堺雅人がクセのある気難しい役を演じる立場でしたが、
南極大陸での氷室役と「リーガル・ハイ」での古美門役、そしてこの半沢直樹と立て続けに評判を呼び、
順調すぎるほどステップアップ(元々順調でしたけど)していますね
ただこの半沢直樹というキャラクターはこの氷室と古美門を足して2か3で割ったような感じのキャラですね
特にキレてる時の演技や弁達者で駆け引き上手な部分などはかなり古美門っぽさが出ています


香川照之の土下座のシーンは屈辱に顔を歪め嗚咽を発し、足を震わせながらの熱演
まるでカイジの焼き土下座のようなシーンでした
これで半沢直樹の復讐劇は終了しハッピーエンドになるかと思われました・・・


数日後・・・花に昇格はもう決定的だから有給を取って家族で金沢旅行に行こうとせがまれる直樹
直樹もそのつもりで了承する
最終回なのに隆博ちゃんの登場はなし


その前に大和田の処分が下される
常務取締役の座は解かれたものの出向はなく単に取締役に降格するだけの「大甘処分」
岸川は出向になったからこれで「ムコ殿」である黒崎も容赦なく中央に金融庁検査発動待ったなしでは?


その処分に渡真利は大和田を地方に葬っても第二第三の大和田が現れ派閥争いが激化する「行内戦国時代」がやってくるだけだと中野渡頭取は判断したと解説
そして今回の大甘処分で大和田はもう一生中野渡頭取に頭が上がらなくなった
これで頭取の地位はますます安泰だと
結局「黒を白にしたのも中野渡頭取だ」と〆るミッチー


そして今度は半沢直樹への辞令です
なんと中野渡頭取直々の呼び出しということで相当な出世だろうと噂するミッチーとコンドー
周りの人間もガヤガヤと注目してもうこの時点で完全に「ネタ振り」臭がプンプンしてきました(笑)
案の定呼び出された半沢へ告げられたのはまさかの東京セントラル証券への出向指令
TBSによる続編決定宣言に等しい展開で最後は堺雅人の凄まじい眼光で終わり

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「ネタ振り」が露骨過ぎてちょっとゲンナリしましたが(笑)、まるで「島耕作」のような展開ですね
当然中野渡頭取には東京セントラル証券を立て直す必要性があるからの指令でしょうし、
それを実現する事で半沢直樹は取締役として中央に復帰するという流れになるのかもしれませんね


「リーガル・ハイ」のSP版で共演したばかりの堺雅人と北大路欣也ですが、
なんとなくこの両者には波長が合うような雰囲気をすごく感じて、
2人のシーンっていつも引き込まれるようなものを感じるんですよね
大和田とのシーンよりも頭取とのシーンの方が個人的にはいつもワクワクしながら見ていました
皆「名優」なんですけどね


空前の大ヒットを記録したこの半沢直樹
その視聴率は
1話 2013年7月7日放送 「やられたら倍返し! 悪い上司に立ち向かうニューヒーロー誕生!! 5億を取り戻せるか? 社宅での妻たちの戦い 出世か? 友情か?」 視聴率 19.4%

2話 2013年放送 「上司の濡れ衣を振り払え! 悪者に倍返し」 視聴率 21.8%

3話 2013年放送 「クソ上司に倍返し! 部下のピンチを救えるか!? 裏切り者も出現」 視聴率 22.9%

4話 2013年放送 「10倍返しなるか! 上司と部下の裏切り」 視聴率 27.6%

5話 2013年放送 「半沢が出向に…!? 生き残りをかけた戦」 視聴率 29.0%

6話 2013年放送 「5億から120億! 東京で、倍返しなるか 本店に異動した半沢は巨大な敵と戦う!!」 視聴率 29.0%

7話 2013年放送 「半沢が土下座する! 絶体絶命の大ピンチ」 視聴率 30.0%

8話 2013年放送 「強敵ライバル登場! 負ければ出向の危機」 視聴率 32.9%

9話 2013年放送 「最終決戦!〜出向をかけた金融庁検査!!」 視聴率 35.9%

最終話(10話) 2013年放送 「100倍返しなるか 最後に土下座するのは誰だ!〜衝撃の結末!! 友情か?裏切りか?」 視聴率 42.2%

全話平均 28.74%

上記のように回を追う毎に視聴率が常に上昇している理想的な数字を示しています
最終回の視聴率は42.2%
同じTBSの日曜劇場「ビューティフルライフ」の41.3%を抜きました
思えば「ビューティフル・ライフ」の主役であった木村拓哉と堺雅人がこれも同じTBS日曜劇場の「南極大陸」で共演していたのも何か運命めいたものを感じますね


とにかく昨今のドラマでこれだけ「金のなる木」なドラマはないわけで
TBSも続編作らずにはいられないでしょう
ただ、このドラマくらいに大きな視聴率を取ったドラマって続編作られることってほとんどないんですよね
続編を作ってまたこの数字やクオリティを維持できるのかどうか気になる所です
視聴率的には既に「ドラマとしての限界値」に近い高水準ですからこれ以上大きく上がることも考えにくいです


続編がいつくらいのタイミングでスタートするのかも重要でしょうね
あまり開きすぎると視聴者の熱が冷めてしまうでしょうし
でもどちらにしてもまた「半沢直樹」の続きが見れるのはとても嬉しいことです
堺雅人はすっかり視聴率俳優となり今後は引っ張りだこになりそうですね
菅野美穂との新婚生活を楽しむ余裕もないかもしれませんが(泣)


それにしてもTBSの日曜劇場は相変わらず強いですね
どんな作品でもある程度のヒットは既に約束されたようなものだし
でもここまでのヒットは「華麗なる一族」以来ですかね
思えば堺雅人や北大路欣也(もちろんキムタクも)は日曜劇場にキャスティングされる事が多いですね
「官僚たちの夏」でも共演済ですがあれだけは例外的に視聴率が取れませんでしたが個人的には好きでした


話題となったのは視聴率だけではない
「倍返し」は今年の流行語大賞の有力候補だろう
「いつやるの?今でしょ?」かもしれないけどね


半沢直樹 最終回(第10話) ネタバレ(あらすじ感想含む)は以上です
サブタイトルは「100倍返しなるか 最後に土下座するのは誰だ!〜衝撃の結末!! 友情か?裏切りか?」
長すぎます・・・
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kami-chan

ショウ様

お久しぶりです。
『半沢直樹』かなりハマっていました。
本物の俳優の演技ってさすがですよね。
でも、最後のシーン
次回に繋げるにしても、あともうひとねり、欲しかったです。
ばっさり切られた印象でした。

堺雅人さんは昨年のドラマ『大奥』から所作が魅力的な方だなと…
そして映画版『大奥』を映画館まで観に行ってしまいました。

その後、なんと菅野美穂さんと電撃結婚で驚きましたが
ドラマ『結婚しない』も観ていたせいか良かったなぁと思いましたよ。

前回のリーガル・ハイは観ていなかったので、今回は楽しみのドラマです。
(^。^)y-~

by kami-chan (2013-09-26 17:47) 

ショウ

kami-chanこんばんは^^
お久しぶりですね^^
「半沢直樹」を見てて確かに毎回面白いんだけど、
ここまで男臭いピリピリした緊張感の連続のドラマだと女子は辟易してしまうんじゃないかなと思って見ていましたけど、kami-chanがそれだけハマったなら女子でも楽しめるドラマだったということですね

確かに男性視聴者ばかりじゃあんな視聴率を出せるわけないですよね
kami-chanはかなりラブストーリ好きな典型的女子というイメージを勝手に抱いていたんで、この「半沢直樹」のような男社会のドラマも見るんだなぁと意外(?)な一面を感じました^^

リーガル・ハイもめちゃ面白いですよ~
ただほとんどの回で結末に白黒つけずどっちとも取れる終わり方なんで、
「グレーゾーン」が苦手だと物足りなさを感じる部分もあるかもですが、
その過程だけでも充分楽しめるドラマです
多分今まで見たことないほどハイテンションでコミカルな堺雅人が見れます

堺雅人ってすごく存在感のある役者だなと感じます
2年前の日曜劇場「南極大陸」で主役の木村拓哉と遜色ないほど存在感のある役を演じたあたりからどんどん主役級の輝きを放つようになってきた印象です
「役者らしい役者」ですよね^^

リチプアも続編がはっきり決まると良いですけどね~
相武紗季が半年とか海外に留学しているらしくて、
その帰国を待っているのかなとも思うんですけどね
徹と真琴が完全に結ばれた以上燿子の存在もあまり重要じゃなくなってきてはいるものの、やっぱりいないと寂しいもんですよね^^

ARATAもマウントレーニアのCMでしか見かけないし・・・
共演してる伊藤歩は「結婚しない」に玉木宏を慕う後輩役で出てましたね
そんな玉木宏も先日災難があったみたいですが・・・

コメントもらえて嬉しかったです^^
ありがとうございました
by ショウ (2013-09-26 21:20) 

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