SSブログ

七つの会議 2話 感想 [七つの会議]

七つの会議 第2話「二度と戻れない」 感想(あらすじネタバレ含む)
原作の池井戸潤先生は三菱自動車のリコール隠しを題材にした「空飛ぶタイヤ」という小説を描き、
これもWOWOWでドラマ化されていますが、
この「七つの会議も」かなり状況が酷似していて連想させられますね
つい先日までWOWOWで放送されていた「震える牛」に続く骨太な社会派ドラマになりそうです


「震える牛」でオックスマートが取引先のミートホープの食肉偽装に苦しめられたように、
このドラマでも東京建電は取引先のトーメイテックの「強度偽装」ネジに苦しめられる事になります


ミートホープもトーメイテックも「安さ」にこだわったあまり劣悪な商品を流した点も共通しています
そして事が発覚すれば経営を揺るがす問題になることも同じ
池井戸潤先生も相場英雄先生も題材のジャンルは異なっても描く構図に共通点が感じられて面白かったです


今回初登場の2人
東京建電代表取締役社長・宮野和広(長塚京三)
カスタマー室長・佐野健一郎(豊原功補)
この佐野(通称サノケン)がいい
個人的に豊原功補好きなんで余計魅力的に感じます


このサノケンは家電量販店の店員から東京建電に引き抜かれ、
口の上手さを武器に営業部で頭角を現し、
様々な部署の人間に取り入って人脈を構築する事で「社内政治家」と揶揄されている人物です


その行き過ぎた「政治交渉」が営業部長の北川誠(石橋凌)と製造部長の稲葉要(中村育二)の逆鱗に触れ、
カスタマー室(クレーム処理の部署で典型的左遷部署・・・と、言うより追い出し部屋)に飛ばされました


サノケンは北川と稲葉に恨みがあり、復讐心を抱いています
そしてパソコンチェアの背もたれ破損クレームからトーメイテックのネジ問題を嗅ぎつけます


トーメイテックのネジはパソコンチェアだけでなく、
国内外に流通している高速鉄道や旅客機のシートにも使用されている事が判明
事が公になれば三菱のような超大手企業とは違う一中小企業にすぎない東京建電はひとたまりもありません
北川や稲葉はそのことを知っていて隠蔽していたわけです
それを嗅ぎつけたサノケンは北川と稲葉を辞職に追い込み自分がまた会社の本流に戻る事を画策します


サノケンはそれを「オレの誇りの為」に実行すると宣言
原島(ヒガシ)は到底納得できません
そして事を知った宮野社長
北川と稲葉を社長室に呼び出します
クビを宣告するかと思えば隠蔽を指示


製造現場叩き上げで製品の品質に矜持を持つ宮野社長
その宮野社長が隠蔽を指示するという意外な展開で今回は終わりました


豊原功補の存在感
今回は寧ろ主役の原島を食ってしまうほどの存在感を見せ付けました
1話では彼が登場しなかったからいまいち面白味にかけましたが今回は最高でした
今後どのように彼が社内をかき乱すのか
すごく楽しみなようであり恐ろしいようであり・・・


存在感と言えば八角民夫を演じる吉田鋼太郎もイイ感じですね
リリー・フランキーと混同しがちな風貌ですが全くの別人です(笑)
部隊メインの本格派俳優さんですが、ドラマにもちょこちょこ出演はしていますね
あのアウトロー的な雰囲気はすごく惹きつけられますね
様々な謎を握っている情報通な上に「過去に人を殺した」とか・・・


ますます目が離せなくなるこのドラマ
次回も多いに期待しましょう
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。