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平清盛 明子 [平清盛]

平清盛の妻・明子について
NHK大河ドラマ「平清盛」の妻「明子」を加藤あいさんが演じています
そして第11話で疫病に感染し、命を落としました
この「明子」という女性は史実上はあまり明らかにされていません
父である高階基章が下級貴族ということと、
息子で清盛同様に歴史に名を残すほど有能だった重盛を産んだことくらいでしょう


ドラマの中で松山ケンイチ演じる清盛が明子の死を嘆く姿はすさまじいものがありました
泣き取り乱し、祈祷の効果がなかった祈祷師達を全員斬り殺そうとするほど取り乱しました


史実ではそこまで残っていませんが、重盛が父・清盛より先に早死にした際の清盛の落胆振りは相当で、
清盛は自身の後は重盛に平家を任すつもりだったほどなのです
結局・重盛の死が平家滅亡へと繋がったと言っても過言ではないかもしれません


それほど有能な重盛を産んだ明子
もう1人基盛を産んでいますが、基盛も24才で命を落としています
史実では理由がはっきりせず、病死とも溺死とも言われています


死因がはっきりしないのは明子も同様です
ドラマ内では疫病に感染しての病死のように描かれています
一口に「疫病」と言っても天然痘に赤痢にチフスにマラリアにコレラ・・・様々な病気が混在していた時代です
医学が未熟で、下水道などあるわけもない最悪の衛生環境が平安時代なのです
平安時代と言うと貴族やら源氏物語りやらで優美なイメージを抱きがちですが、現実は糞尿遺体だらけです


当然様々な最近やらウイルスが暴れていたわけです
当然、現代にも繋がる糖尿病や癌だってありました
そして当時は病気を発症してしまえば効果的な抗体もワクチンもなく、
医学も半分は祈祷師やら陰陽師の域を出ない非科学的なもので、
薬学の知識もまだまだこの時代は極めて未熟でした


そのような時代ですから、病気を発症すれば現代ではたいした事がない病気でも、
当時では死のリスクが戦った時代とも言えます
日本が島国だった為、ヨーロッパや中国などの医学や薬学の普及が十分でなかったのもあるでしょう


そんな中で明子は疫病を患い苦しむ民衆を抱き上げ水を飲ませたり介抱しているうちに感染してしまいました
心優しさが命取りになってしまうのも悲しい話です


ドラマでも描かれているように、当時の朝廷・貴族は腐敗し、権力争いに没頭し、
庶民の苦しみや疫病の蔓延など知らん顔
身分の高い自分達さえ幸せで快適に暮らせれば良いという考えで、
疫病が蔓延しやすい夏場は貴族たちは比叡山に避暑も兼ねて非難していたのが実情です
ドラマ内で清盛がそのような朝廷や貴族に不満を抱くのも当然なのです


明子の死後、清盛の後妻に座ったのが時子です
壇ノ浦で平家が滅亡し、幼き安徳天皇を抱き入水したあまりにも有名な最期を遂げた女性です
演じるのは加藤あいと堀越高等学校同期の深田恭子
彼女達の世代もいよいよ今年30歳です
どんな時子を演じるのでしょうか
これは個人的にもとても楽しみではあります
「フカキョン」のイメージのままあの壮絶な役をどう演じるのか
12月の壇ノ浦のシーンが待ち遠しいですね


以上、平清盛 明子についての更新でした
下水道のありがたさをこの機会に噛み締めましょう
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