SSブログ

平清盛 12話 感想 [平清盛]

平清盛 第12話「宿命の再会」の感想(あらすじネタバレあり)です
物語序盤のヒロインとして圧倒的美しさで存在感を放っていた待賢門院璋子(檀れい)がついに・・・
しかし最期の最期までその美しさは変わらず
「お人形さんのような」という表現がこれほどピッタリな女優もなかなかいないのでは
臨終になってようやく「人を愛する事」に気づく事ができた璋子
それがせめてもの救いかもしれません
本当にお疲れ様でした
毎週あなたの美しさに見惚れていました


まずは今回は僧兵達の強訴のシーンから始ります
鳥羽法皇(三上博史)は平氏に強訴の平定を命じます
武力と財力を駆使して強訴を「無血鎮静」させた平氏
この功績でいよいよ平忠盛(中井貴一)は武士として初めて公卿に取り立てられるかという事に
平氏一門はワクワクして鳥羽法皇の宣旨を待ちます


しかしその結果は未だ昇殿を認められない立場の役職でした
愕然とする一門
前回で妻・明子(加藤あい)を疫病で失った清盛は、
疫病も飢饉も止められない朝廷に憤慨し、
さらにその朝廷の為にいくら尽くしても何の見返りもない事に荒れ狂います


清盛に高階通憲(阿部サダヲ)が会いに来ます
ついに出家し、ようやく歴史上有名な「信西」の名となった通憲
不条理な世の中に愛想が尽きたというのが出家の理由
西行(藤木直人)の出家理由と被っている部分があります
それほど当時の世紀末的な雰囲気は陰鬱なものだったんでしょうね
清盛はそれを打破しようとあがいているわけです
現代も「末法の世」に近いかもしれませんが・・・


清盛の館には足しげく時子(深田恭子)が通い、清盛の息子達を可愛がります
母を失ったばかりの幼子達に母親代わりになってあげる心優しき時子
しかし琵琶を弾くと清盛は「止めてくれ」と止めてしまう
表向きは「下手糞だから」と言う清盛
本音は明子の琵琶の音色を耳に残しておきたいからだという切ない理由


そして時子の弟・時忠(森田剛/V6)が初登場
とにかく権力のある人物に取り入って人生安泰を目論む計算高い時忠
清盛に時子を後妻にもらってほしいと懇願します
時子が清盛を愛している事も指摘して
時子もそれは事実であり否定できません


出家した璋子の元に得子(松雪泰子)が会いにくる
出家した理由を尋ね「人を愛する事ができなかったから」と答えられると、
「全て奪ったつもりだが、結局奪う事はできなかった」と答える得子
今回はすっかり毒々しさが抜け、寧ろ情深い性格になっていた得子でした
丸くなったのかな


ついに璋子は病を患います
鳥羽法皇は狼狽して璋子の好きな水仙を探します
しかし季節はずれの為京にはどこにもない
鳥羽法皇は武士達に命じて水仙を探しに行かせます
清盛は当然反発
しかし弟の家盛(大東駿介)の説得もあり探しに行きます
いくら探しても見つからない水仙・・・


そこに源義朝(玉木宏)が東北から戻ってきました
鳥羽法皇が水仙を欲している事を知り、
東国の奥州にいる部下達に命じて水仙を探させていた義朝
東北の山中にはまだ咲き残っている水仙があり、
それを手にして鳥羽法皇に献上


鳥羽法皇はその水仙を持って璋子を見舞います
臨終の身となって璋子は鳥羽法皇への愛を告げて幸せの中で45才の若さで世を去ります
美人薄命とはよく言ったものです・・・


璋子の死に得子は今までの憎しみも忘れ、涙を流し冥福を祈る
この後、歴史的には保元の乱・平氏の乱と大きく関わる得子ですが、
今宵ばかりは静かにしおらしくありたいものです


義朝は鳥羽法皇から水仙の献上を褒められる
そして都に残って任務に就くよう求められる
清盛は義朝にはどうしても負けたくなく、
それは義朝も同じ
2人は源氏と平氏どちらが強いかで口論し揉み合いになる


館に戻ると清盛にまだイラつく義朝だったが、
由良姫と再会し、身分高き女官に使える彼女を「利用できる」と堂々と告げ、
自分の嫡男を産んでくれとあからさまな求愛をする
当然ブチ切れる由良姫だったが、
「好きな男の役に立つのが女の幸せ」と義朝に諭され、
愛してる気持ちは事実であり、
結局2人は抱き合い結婚する事になる
そして、ついに2人の間に嫡男が生まれる
源頼朝である


一方、清盛も義朝にイラつきながら館に戻る
するとまた来ている時子
清盛は時子にいきなり「もうお前でいい」とあまりにも失礼な求愛で結婚を求める
当然時子もブチ切れ清盛を突き放す
しかし清盛を愛している気持ちには逆らえずに、
結局清盛に駆け寄って抱きついてしまう
平盛国(上川隆也)に「これはおもしろき夫婦になりそう」と冷やかされ、
見つめ合って笑う清盛と時子
そして時子も平氏最期の(愚)将となる宗盛を身篭ります
今週はここまで


いよいよ戦乱の時代の雰囲気が漂ってきましたね
今回は義朝と清盛のめちゃくちゃな求婚が面白かったです(笑)
結局いつの世も女性はあんな感じでストレートだけど男らしいタイプに惚れるんでしょうかね
さすがにあの求婚は失礼だとしてもね
あれくらいストレートなのは良い事なのかもしれませんね


以上、平清盛 第12話「宿命の再会」の感想(あらすじネタバレあり)でした
来週は、武蔵坊弁慶が登場
演じるのは青木崇高です
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:テレビ

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。